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2005年03月まで遡って移築が済みました。
でもまだまだ3合目くらい。頑張れ自分(汗)。


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口中国家庭料理「大連」で 蒸餃子鍋貼児湯餃子に浅蜊水餃子の宴

tairen.jpg呑み仲間のひとりの生誕半世紀を弄ろうという宴がありました。
中華かタイ料理かという当人の希望を受けて、
幹事の労を執った姐さんが選んだのが、
行きつけの新橋「ネヂ」の大将もオススメだという、
大森の「大連」。
この面子でご近所城南エリアで呑むなんて、意外な展開がいい。
大森駅で集合です。


山王小学校の脇の道に差し掛かって思い出すのは、その先にある住宅地のフレンチ。
あ、そうか、あの時にその前を通った小さなお店が今夜の目的地、中華「大連」なんだね。


夜の営業開始前に到着してしまい、まだ休憩中のおばちゃんを急かすように店の二階へ。
早くエアコンが効いて欲しいなぁと額に汗を滲ませつつ、ビールで生誕半世紀を祝う乾杯を。
50にして天命を知る、なんて言葉はオトナになりたくない症候群の僕らにはとんと当て嵌まらない、かも(笑)。


さて、「ネヂ」大将のオススメもきっとつまりは、餃子のリコメンド。
全種類たのんだ中からまず届いたのが、「蒸し餃子」。tairen01.jpg湯掻くのと違って、皮に張りを湛えつつ、ぷりっとした食感も残そうとする感じ。
うん、いいね。


そして、代表選手「鍋貼児(焼餃子)」はといえば、この焼き目。tairen02.jpg羽根つきではないのだねと呟きつつ、かぷっと齧ると肉汁がじゅじゅんとして、八角由来と思われる香りがふふんとする。
特別なことはないけれど、その衒いない美味しさにふと大陸の安定感思ったりして。


tairen03.jpg
「水餃子」は、人数が揃った時の特別拵えの"浅蜊バージョン"。tairen04.jpg醤油タレもつけづにそのまま齧れば、なははは、浅蜊の風味がぶわんとして愉し旨し。


「湯餃子」というのは、つまりはワンタン風茹で餃子。tairen05.jpgきっとラーメンはこのスープでやってくるのだろうねと思いつつ、
そのスープたっぷりと餃子を一緒に啜る。
はふはふ、はふ。
スープ自体のデキは、まぁ、あれとして(笑)、醤油の利き具合が餃子啜るによく似合う。


半世紀の毎日にちょっぴり疲れた御仁にはと、姐さんが是非呑めとグラスに注いだのが、
鹿とオットセイと狼のイチモツ(!)のエキスと薬草の入った中国酒。tairen06.jpg薬膳の香りの強い紹興酒、という感じだけど、効きめは如何に(笑)。


あとはもう、思いつく儘にお皿を貪り、紹興酒(普通の)ボトルを重ねます。
tairen07.jpgtairen08.jpg
炒めて華開いた烏賊に、辛子炒めの茄子なんぞ。


〆にとお願いした塩焼そばがなかなかイケる。tairen09.jpg独特のやや平打ち麺がむにっとして、少々のスープをとろんと塩で纏った麺にちゃっかり旨みが乗っています。
うん、満足満腹。
愉しい宴をありがとう。


普段使いがよく似合う、餃子と中国家庭料理の店「大連(たいれん)」。tairen10.jpgtairen11.jpg三田の「大連」が両親の営む店らしい。

入口扉の硝子には、外側に「您好」、内側から「再見」。
冬には、50個以上要予約の「大根と牡蠣の餃子」をいただきに"您好"したいな。


口関連記事:
 餃子食堂「ネヂ」で 酒肴に真っ直ぐ焼餃子生餃子ハギ肝タコの子(10年06月)
 フランス料理「グランメール山王」 で鮭リエット桜ブランマンジェ(08年04月)


「大連」
大田区山王1-25-14[Map] 03-3776-7944

column/03021

口家庭料理割烹「園山」で 玉蜀黍雲丹米娘豚冬瓜夏蜆秋葵唐柿

sonoyama.jpg恵比寿某所の園山さん家。
気がつけば、彼女のおウチにお邪魔してから、
早くも一年ちょっとが過ぎてしまっていました。
既に勝手知ったるルートを巡って辿り着く飛び石のアプローチ。
きっと柔らかく温かく迎えてくれる。
そんな、不思議な安心感が蘇ります。


「どうも、こんばんは~」。
今回は、玄関入って左手の、厨房に正対するカウンター席。
園山さんや料理長をはじめとする女性スタッフが滑らかに立ち動いています。


sonoyama01.jpg
葉月の「園山」の口開きは、
モロヘイヤと豆乳の擂りながし。sonoyama02.jpg口腔をすっきりとさせながら、さあ食べるぞー気分をさらにぐぐんと引き上げてくれます。


sonoyama03.jpg
金魚な人参を載せた、おからと角切り長いものポテトサラダで、
くぴっとビールを干した後。
すっとテーブルに置かれたのが、トウモロコシとウニの冷たい茶碗蒸し。sonoyama04.jpg濁りのない玉蜀黍の甘さと雲丹の澄んだコク味が心地いい、であります。


およそ八寸の丸皿に盛り付けられてやってきた七種の前菜たち。sonoyama05.jpg俯瞰してみると、ウインクしているピエロのようにもみえる(笑)。
粟麩の胡麻だれ焼きに蛸の梅煮、茶巾にした南瓜に、
炙ったカマスを載せた寿司なぞ。
sonoyama06.jpgsonoyama07.jpgsonoyama08.jpg赤酢色鮮やかな酢飯に柑橘注す、カマスの脂が乙であります。


いただいた焼酎は、"園山オリジナル"と謳う熊本の「いも姉妹(しまい)」。
イモねーちゃんじゃないよ(笑)。


米の娘豚(こめのこぶた)という山形のブランド豚を塩煮して、
そこへトマトを添えて。sonoyama09.jpgまさに、とろんとした脂の甘さが不思議に軽い。


穴子と炊いた冬瓜の天ぷらは、桃のソースとバルサミコ醤油でいただきます。sonoyama10.jpg時季のものといえども、天婦羅に桃のソースをというのはどうかなぁと思いつつ、
カラッと揚がった衣に音たてる。
なるほどとセンスが光るのは、
桃のソースだけでなくバルサミコの酸味風味も添えているところ。
フルーティな甘さを嫌味なく引き立てて、
穴子の旨みにくっきりと輪郭を与えてくれているようです。


sonoyama11.jpg
味滲み沁みに柔らかく炊いた皮つき人参や半切のじゃが芋がどどんと存在感を示すのは、
前回もいただいた「園山」名物の肉じゃがだ。


すすっと軽くふた口でいただくのは、
夏蜆(シジミ)の出汁で炊いたという、秋葵(オクラ)と黒豆のご飯。
続くも、ご飯さらさらの冷汁かと思ったら、
胡瓜や茗荷のトッピングの下に白い麺が覗いてる!sonoyama13.jpgありそでなさそな、そんな冷汁仕立てのそうめんは、魚の出汁がしっかり丁寧に出ていて、味噌と胡麻の風味がこっくりとしながらも涼味満点。
sonoyama14.jpgいいなぁ、うまいなぁ。
ご飯入れたヤツももうひとくちだけ!と我儘を云って(笑)。


デザートのプレートには、これも「園山」定番の黒豆豆乳プリン。sonoyama15.jpg黒豆は、園山さんの故郷、島根の黒豆を使っているそう。
繊細に滑らかなコクにしみじみ、そしてニッコリ。
添えたシフォンケーキは、玉蜀黍の。
オレンジビーツのソースを垂らした"ういろう"仕立ては、唐柿(トマト)だ。
あははは、幸せな満腹感にお腹を擦ります。


優しい満腹感で気持ちまでも満たしてくれる、
隠れ家家庭料理割烹、「園山」さん家。sonoyama16.jpg「ただいま!」と思わず口走ってしまうほどに、こっそり頻繁に通いたい(笑)。


口関連記事:
 家庭料理割烹「園山」で 愛の食材達蕗味噌へしこご飯黒豆プリン(09年05月)


「園山」 恵比寿 某所

column/03020

口自家製麺「伊藤」で 煮干し出汁中華そば自ずと想う親仁との比較

ito.jpg煮干出汁の中華そばに目覚めさせてくれたのが、
王子の先の商店街にある「伊藤」でした。
それ以来のことを思い起こせば、
浅草の「つし馬」や
「凪」のゴールデン街や西新宿、
そして遥か青森の「長尾」や「たかはし」「まるかい」のことまでもが脳裏に浮かびます。


そんな「伊藤」の息子さんが赤羽に店を開いたと知ったのは、
昨年(09年)の5月あたりのことであったでしょうか。
なのに、訪れる機会を得ることもなく、赤羽には足が向かずに過ごしてしまっていました。


池袋での所用を済ませて閃いたのが、そこから赤羽へと向かう埼京線ルート。
息子さんの店「伊藤」は、親仁さんの王子神谷の店よりは断然アクセスのいい、
赤羽駅ロータリーのすぐ近く。
わくわくしながら向かったものの、日曜日ということもあって、売り切れ仕舞い。
がっくりしながら、いっそ呑んじゃえとばかりにその足で「まるます家」へ(笑)。


ito01.jpgでもそれで、店の所在はしっかりと分かったのでと、
改めて足を運んだ赤羽駅前。
古い小料理屋を彷彿とさせる建物が「伊藤」の面構え。
入口はというと、正面の引き戸ではなく、その脇を身体を斜めにしながら入った一番奥の扉です。
扉の向こうに券売機。
なんだか沢山食べられそうな気分が背中を押して(笑)、
「肉そば大」と「スープ増し」のボタンをぽちとします。ito02.jpgたまたま席の空いたカウンターの風景も嘗ての居酒屋のカウンターを想わせます。


届いたどんぶりは、注文通りの麺の大盛りで、王子の店で見たと同じストレートな細麺がこんもりとしています。ito03.jpgすっかりスープから浮き上がっちゃっているのをみて、大盛りにしたのはやや失敗であったかもと、そんな考えを頭に擡げさせつつ、まずは蓮華でスープをひと啜り。


おお、ん、あれ?
断然旨いスープではある。ito04.jpgただ、あのストイックなまでに贅沢に煮干しの出汁の旨みと風味を強烈に利かせていた親仁さんのスープに比べてしまうと、どこか薄く弱い気がする。
最初のインパクトが齎す強い印象と比較してしまったせいなのかもしれない。
煮干しが当然持っている魚臭さを嫌うひとは少なくないけど、それに対処してその辺りを和らげた仕立てにしているかのよう。
使う煮干しの絶対量がおそらく必要なので、決して安くない煮干しの、原価としての課題もあるかもしれないなぁなどと思ったりもする。


とは云え、そんじょそこらの煮干しラーメンのスープと比べれば、やっぱり旨い。
早速、箸の先をそのこんもりした自家製麺へと伸ばして、スープをよく絡めるようにくるりとしてから一気に啜ります。
ああ、このぽきぽきとした歯応えと伝わる粉の風味がいい。ito05.jpg案の定、スープの量と麺の量とのバランスがよくないことになっちゃって、後半はちょっと和え麺を食べてるような、勿体ない事態となりました(笑)。
沢山食べたい自家製麺と沢山啜りたい煮干しスープではあるものの、一度に同じどんぶりに盛り込んじゃうのは、賢いいただき方ではないような感じ。
博多ラーメンではないけれど、替え玉に替えスープなんてできないかしらん(それなら二杯喰えって?)。


一週間後に再度、赤羽にお邪魔しました。
券売機で目にした「比内鶏そば」が気になっていたのです。
今回は、その「比内鶏そば」を中盛りでお願いします。ito06.jpg


スープに浮かんでいるのは、透き通るようにした玉葱の粗微塵切りでしょうか。ito07.jpgどれどれと啜るスープに対してやっぱり、どこどこと比内鶏由来の旨みを探してしまいます。
おそらく、スープ単体としていただく構えであれば、加減のいい上湯なのかもしれません。
でも、麺と一緒に食べさせるラーメンのスープとしては、少々ピントが甘いのじゃないかなぁと、そう思う。
ただ、そう思うのは、化調に慣らされ毒された食べ手の問題かもしれません。
もう二度三度と啜ることによって、見えてくるものがあるのかもしれませんね。


赤羽の自家製麺煮干し中華そば「伊藤」。ito08.jpg目指すは、父にして都内煮干し中華そばの雄であるところの、
王子神谷「伊藤」の味か。
はたまた、そのDNAをさらに進化させた自身の味か。
兄さんが営むという鴬谷の「遊」にも行ってみなくっちゃ。


□関連記事:
 中華そば屋「伊藤」で 質実なる潔さと大盛りつゆ増しへの欲求(09年04月)
 中華そば「つし馬」で 青森煮干の中華そばと特濃バリ煮干し旨し(09年11月)
 新宿煮干「凪」で 特煮干ラーメン煮干出汁の野趣とぶりぶり麺(09年04月)
 中華そば「長尾」で 限定ごくにぼ夢にまでみた煮干ラーメン系譜(09年10月)
 自家製麺「たかはし 中華そば店」で 羨望煮干し中華陶然を想う(10年01月)
 ラーメン「まるかい」で 煮干し醤油ラーメン澄んだ中の旨み風味(10年01月)



「伊藤」
北区赤羽1-2-4[Map] 03-3598-2992

column/03019

口築地仲卸・築地三代直営「地下の粋」で 夏の真牡蠣に岩牡蠣に

chikanoiki.jpg築地四丁目の交差点角。
マクドナルドの入ったビルが、
ご存知、いわゆる築地共栄会ビルです。
市場時間のすっかり過ぎた夕方となれば、
一階の店々はグリルシャッターを下ろして、
ひっそりとした表情をしています。
そんなフロアの一角で活気を帯び始めるのが、
築地三代目直営「魚や粋」。
なかなか間が悪くて、その活気の仲間に入れていないのだけど、今夕はその「魚の粋」を飛び越えて、「魚の粋」スピンアウトのオイスターバー、「地下の粋」へと潜入しました。


開店の17時ちょっと前に店前で待ち合わせ。
勝手を知らない仲間たちは、ビルの有料トイレを避けて、トイレを探して随分遠くまで行ってしまったらしい。すんません(笑)。
開店を待つ目線に急かせられてのことではないだろうけど、慌しく準備が済んだ店先で人数を聞かれ、中央の荷車的テーブルへ。


chikanoiki01.jpgビールをちょろっとスタイニー瓶でいただいて、早速生牡蠣をいただきます!
この日の品書きにある限りでも12箇所の産地の名が並んでいて、どうしていいやら悩んでしまう。
思いつきでまず、京都の「舞鶴」、北海道の「昆布森」を一人ひとつづつ。chikanoiki02.jpg


檸檬をちゅんと搾って、ちゅるんといくミネラルと澄んだ磯風味。
嗚呼、生牡蠣の醍醐味よ。chikanoiki03.jpgぷっくりして、濃いぃ味わいの一派、「舞鶴」。


一方の「昆布森」は、どこかまだ若々しいような清澄さに磯エキスが包まれているような感じ。chikanoiki04.jpg「昆布森」ってどこかで聞いたことあるようなぁと腕組みして思い出したのが、
恵比寿の居酒屋「和」。
冬のシーズンに売り切れで食べ損なったのが、「昆布森」だったんだ。


そこであれれ?と品書きをよく読むと、「真牡蠣」と書いてある。
そうなの?とカウンターの兄さんに訊ねると、宮城の「気仙沼」は実は今頃(その日は7月末頃)が旬の時季で、「昆布森」は走りだという。そして厚岸などの方へと巡っていくと。
恥ずかしながら真牡蠣は冬だけのものと思い込んでいたので、ちょー吃驚。
10月に入って解禁されて市場に出回るものというスリコミをされている方も多いのではないかしらん。
産卵しない牡蠣、ともいわれる、三倍体牡蠣でのことなのかなぁ。


なぁんにも知らないよなぁと頭をポリポリしながら、
今度は、熊本「天草」(岩牡蠣)をいただいてみる。chikanoiki05.jpgそれは、丸くころんとして、どこかあの「クマモト」を彷彿とさせるようなフォルムの牡蠣。
種が復活しているのでしょうか。


オイスターバー「地下の粋」では勿論、生牡蠣以外にもあれこれ牡蠣メニューがある。
例えば、「釜石」を使った「真ガキのパテ」。chikanoiki06.jpg世のパテ好き&牡蠣愛好家には、ありそでなさそな待望の前菜、ワインの友であります。
なので、さっきから呑んでいたおすすめ白ワインのボトルをお代わりすることに(笑)。


chikanoiki07.jpg
割とミネラルな白ワインには、
「舞鶴」をつかった「岩ガキのオイル漬け」もよく似合う。
檸檬をほんの少々搾って、晒した玉葱と一緒にね。


「トマトチーズ焼きと並んやっぱり気になるのが、「牡蠣の西京味噌バター焼」。
西京味噌と牡蠣の相性悪かろうはずもなく。chikanoiki09.jpgchikanoiki08.jpg香ばしくした味噌の風味が堪らなく、
そこへ弾ける牡蠣の汁が輪を掛けて堪らなくします。


仕上げに「天然魚介出汁のスープカレー」に走るのもまた一興なれど、
今夜は再び生牡蠣で〆たりしてみたい。
ハッポーの箱には、ごろごろと大振りの牡蠣が出番を待っていて、
その中のひとつ、三重「鳥羽」を指名しました。
「特大」と示されているように、
デカイ殻にでででんと収まった牡蠣はもうグロテスクでさえある。
chikanoiki10.jpgchikanoiki11.jpg
さすがに包丁を入れてないとしんどいけど、
それをニコニコしながら頬張る絵面って、どうよ(笑)。
うううむ、じつに濃密濃厚な味わいであります。


築地仲卸・築地三代の店「魚の粋」からスピンアウトした、
市場のオイスターバー「地下の粋」。chikanoiki12.jpgできれば、揚げモノなんかもして欲しい。
そう、フライなんかを是非に、ね(笑)。


□関連記事:
 酒亭「和」で 和和和十四代とニクい酒肴スルメイカ肝あえ焼き(08年11月)



「地下の粋」
中央区築地4-7-5 築地KYビルB1[Map] 03-6228-4442

column/03018

口焼肉「本牧亭」で マルチョウA5カルビハツ厚切り地元人気焼肉店

honmokutei.jpg池上線でとことこ往く長原駅近くの商店街。
その一角にずっと気になっている焼肉店がありました。
町場の焼肉店とは少々違うオーラみたいなものをどことなく感じさせて、硝子越しに覗く店内はいつも意外と混んでいる。
どうやら原則要予約らしく、ひとり焼肉するのはちょっとなんだなぁとその前を通り過ぎるばかりだったのが、焼肉「本牧亭」です。


予約を入れて臨んだ「本牧亭」のテーブル。
目ぼしいテーブルが埋まっていることでも人気のほどが窺えます。
足元にぼっこりと四角いスチールの箱があるのは、排煙のダクトが通っているから。
壁を背にして座ると、それを跨いで座るようになっちゃうけど、煙に捲かれないためとあらば、ね。


honmokutei01.jpg「ナムル」をいただいて、まずはジョッキをぐいとする。
「本牧亭」の本日のおすすめは、ホワイトボードに書いてある。
ビストロでは、黒板にチョークが定番だけど、焼肉店では黒赤青の水性ペンがカジュアルでいい。
☆☆☆と書いてあるのかなと思いつつよく見たら、細長く「☆和牛」と書いてあるところも微笑ましい(笑)。


honmokutei03.jpg
ホルモンあれこれの中から選んだのが、「マルチョウ」。
焼き網に載せると、みるみるコロンと丸まって、
もういいよと云ってくる。honmokutei04.jpgはふはふそっと口に含めば、コラーゲンちっくな脂がしゅるしゅると溶けて消える。


「A5牝カルビ」は、ザ・焼き肉として王道の安定感。honmokutei05.jpghonmokutei06.jpg脂の甘さと迸る旨みに、むほほと思わず笑顔になるね。


焼き肉店では定番の「JINRO」を氷水レモンでちゅるちゅる舐める。honmokutei12.jpgこれも最近では定番かもねと「センマイ刺し」もコリコリとそのアテにして。


honmokutei07.jpg
ああ、厚切りタンといえば月島「凛」を思い出すけど、
これは「ハツ厚切り」だ。honmokutei08.jpgレバーよろしく、塩胡麻油に浸していただけば、
むにっとした独特の歯応えが愉し旨し。


ほかにもあれこれいただいて、「JINRO」を空けずして、いい気分(笑)。
honmokutei09.jpg「本牧亭」では、棒アイスを笊に沢山用意していて、
それを最後の口直しにいただける。
ガムもいいけど、その前にアイスをどうぞという愛想がいいね。



もう満腹でほろ酔いで、〆の麺類には至らなかったので、日を改めて訪れて。
「本牧亭」には、麺類が6種類ほどある。
太・細それぞれの「冷麺」に「温麺」「ビビン麺」。
「ユッケジャンラーメン」に「カルビラーメン」。
その中から筆頭人気だという「テールラーメン」をお願いしました。


まずはとレンゲを啜ると、しっかり煮出したテールスープから広がるしみじみした旨みとさらりとしたコクがいい。honmokutei10.jpg麺がおよそ一般的な業務用麺なのが惜しいけど、
焼き肉店としては仕方がないことだよね。
ちょこちょこ通って、他の麺類も試したい。
冬になったらの「カキと豆腐のチゲ」や「自家製蔘鷄湯」もいいね。


改めてみる店内の壁には沢山の色紙が貼ってある。
スポーツ選手の名前が多い傾向があって、女子ゴルファーの知った名やレスラーらしき名前もちらほら。
あれはきっと「把瑠都」だなぁなんて眺めていたら、力士ふたりが入ってきた。
最近引退した元大関が気さくな様子で大将と話しています。


東急ローカルの小さな商店街にある、地元の人気店、焼肉「本牧亭」。honmokutei11.jpgなぜに「本牧亭」と名乗っているのかと訊くと、以前のオーナーから店名ごと店を引き継いだので、その趣旨は判らないという。
ファサードがモダンに綺麗になったのは、そんな契機だったのかもしれません。
やっぱり、横浜・本牧となんらかの関係があると考えるのが順当なところかな。
上野の講談寄席「本牧亭」の関係者だったりして。


□関連記事:
 焼肉「凛」で 超厚切り上タン塩焼きとんとろ巻ロースに満腹至極(06年07月)



「本牧亭」
大田区上池台1-10-7 コアビル1F[Map] 03-3727-4129

column/03017

口Bistro&Bar「Un Carnet」で ブランダード昼10食の回数券

uncarnet.jpgそれは確か、まだ空気涼しげな5月下旬の頃。
八丁堀に事務所を構えるカメラマン氏とたまには呑もうと界隈をうろうろしたことがありました。
酒屋だった場所がレストランバーに転じた「レトノ」を冷やかしたり、まだ真新しい暖簾が初々しい「中州餃子」の店先を覗いたりなんかしながら続ける徘徊。
と、たん「助六」脇の路地、「鈴木米店」とカレー「プラクリティ」との間にバーガンディ色のファサードが出現しているのが見つかりました。
あぁ、この隙間に飲食店ができるなんて(笑)。


開店を祝う胡蝶蘭を横目に扉の中へ。uncarnet01.jpg間口はその両開きの扉のサイズと同じ。
そう、両腕を広げたくらいのね。


小さなテーブルの脇をそのまま奥へと進むと、
突き当たりがカウンターになっていて、その向こうがおそらくキッチン。
左手L字にスペースがあって、そこにもテーブルがいくつか。uncarnet02.jpgカウンター回りの幕板には、焼印の入ったワイン木箱の板が張り込んであるね。


uncarnet03.jpg白のグラスをいただいて、「ブランダード」。
豚のリエットもレバーのパテも好物だけど、
鯛、鱸なんかの白身魚のペーストもまたいい。uncarnet04.jpg滑らかな口当たりの中に、旨みがじっくり凝縮してる。
微塵切りしたオリーブのアクセントも利いてます。


「魚介のキッシュ」は、uncarnet05.jpg細やかなオニオンと帆立やエビなんかの魚介と玉子とが幾重にも繊細に織りなして、旨い。


メニューでみつけるとどうしても注文みたくなってしまう「牛ハチの巣煮込み」。uncarnet06.jpgハチノスの滋味がほどよく滲んで、さらさらとそしてコクあるソースの魅力。
勿論、ハチノスに臭みなんてない。
ひよこ豆のほっこりがいい合いの手になっています。
あれ?結局何杯呑んじゃった(笑)?


「ここって以前はなにがありましたっけ?」と訊ねたら、
「ハンコ屋さんだったみたいですよ」とシェフ。
そうか、ハンコ屋さんがかつてあったような、そんな気がします。



暫くすると、ランチが始まっていました。
店頭の黒板には、「ご用意数10食」とある。
つまりは、日替わりであろうその10食だけのランチタイムなのであります。


uncarnet07.jpg
例えば、酷暑に酸味が嬉し涼しいスープ「ガスパチョ」に始まって、
「牛バラ肉赤ワイン煮」のプレート。uncarnet08.jpgほろほろと崩れては、ぎゅっと閉じ込めた旨みを素直に伝える牛のバラ。
きりっとメリハリに利いたワインソースに、バターライスがまたよく似合うのだ。


uncarnet09.jpg
例えば、
夜にもいただいた「ブランダード」に甘酸っぱいトマトを添えて。
「ワタリガニのクリームスパゲティ」の濃すぎないまったり仕立てに感じ入ります。
uncarnet10.jpguncarnet11.jpg
「豚ロースのグリル エシャロットビネガーソース」なんて時もある。
ロースといっても脂控えめのお肉にエシャロットのやや甘さにビネガーの酸味が優しく利いている。
全体に酸味づかいの塩梅がよいのだね。


八丁堀の路地で狭い間口のバーガンディ、
Bistro&Bar「Un Carnet(アン カルネ)」。uncarnet12.jpgシェフ曰く、「Un Carnet」は手帳という意味と合わせて、
回数券という意味も持つ。
「回数券を持つかのように繰り返し通ってほしい」という気持ちを"Un Carnet"に込めているそうです。


□関係記事:
たん「助六」で たんは焼かずにしゃぶに佳し唐揚げつくねに角煮(09年05月)
おこめやカフェ「八丁堀 鈴木米店」で まぐろユッケご飯優し旨し(10年002月)
インド・ネパール創作料理「プラクリティ」でカレーセットのコク旨味(09年06月)




「Un Carnet」
中央区八丁堀3-20-8[Map] 03-3551-1233

column/03016

口Bar「Neon Fish」で ミニチュアボトル棚に再会MIDORIソーダと

neonfish.jpgかつての大井阪急裏手の雑居ビルの隅あった、
Relaxation Bar「Neon Fish」。
ビル解体の立ち退きのためか、
その移転を知ったのは08年10月のことでした。
折角移転のお知らせをいただいていたのに、気になりつつも不義理してしまって、気がつけば1年半以上が過ぎてしまっていました。


移転先は、東小路のもっと先。
ワイン食堂「ポットリー」やとんかつ「丸八」支店のある線路沿いの道と立ち呑み「肉のまえかわ」のあるとすずらん通りとを結ぶ静かな裏道。neonfish01.jpgおそらくこの辺り、と足を進めると、
以前の店でもイメージカラーだったブルーが小さな灯りで見つかりました。


カウンター下の足元もそのブルーが照らしてる。
そして、この店を象徴するもののひとつ、
あのミニチュアボトルの棚がちゃんと壁一面を飾っています。neonfish02.jpgなんだかそれが嬉しいのよね(笑)。


冒頭から西瓜やサクランボといったフルーツのお皿を受け取ったところで、カウンターの一角が空いたので、ミニチュアでない、正規のバックバーを見据えるカウンターへと移ります。


何気なく、ラムベースのカクテルがいいかなぁとお願いしたのが、
その代表格たる「ダイキリ」。neonfish03.jpgそういえば、なんで「ダイキリ」と呼ぶんだっけと改めて調べると、ダイキリというキューバの鉱山の技師がひと時でも猛暑から逃れようと作ったのが始まり。
ラムのドライさとライムの香気。
なるほど、そう思うと、そっと添えた口元から伝った滴は、背中あたりに掻いていた汗を忘れさせてくれるものだったような気がしてきます。


neonfish04.jpgセミドライのトマトを愉しみつつ、もう一杯を思案しているうちに、
バックバーの隅に「MIDORI」のボトルが目に留まる。
リキュールを指定しての、ことに「MIDORI」でカクテルをという注文はおよそないようで、そうとなれば是非にと所望する。
シンプルにソーダで割ってもらうのがいいでしょう。


黄緑色にグラデーションするロンググラスがなかなか綺麗。neonfish05.jpgすっきりと呑めて包み込むようにしてくれるメロンフフレーバーに癒されます。


neonfish07.jpg

今も変わらず、木金土曜日のみ営業のバー「Neon Fish」。neonfish06.jpgマスターの気さくな感じも変わっていない。
そして、知るひとぞ知る感じもあった移転前と比べて、
よりオープンな空気で賑わうようになっています。


□関連記事:
 Relaxation Bar「Neon Fish」でリキュール樅の木ハニーハブ(07年12月)
 ワイン食堂「ポットリー」で カキボールに再会廣田のカキフライ(10年03月)
 とんかつ「丸八」支店で オーロラソースのカキフライ生姜焼もいい(09年11月)



「Neon Fish」
品川区東大井5-1-8-102[Map] 03-5461-0384 http://www.neon-fish.com/

column/03015

口STEAK「EL-AMIGO」で リブロースふとニンニクに二郎を思う

elamigo.jpg環七沿いの長原駅入口信号辺りの歩道には、
数本のサボテンが生えています。
気付かずに通り過ぎちゃうひとには勿論判らないけど、そこだけちょっぴりメキシカンな空気が流れているのです。
その空気の発信源が「エル・アミーゴ」。
ステーキとテックス・メックス料理のお店です。


elamigo02.jpgステーキを焼く煙がほんの少々白い景色にしている店内は、
どこか西部劇的でもある。
馬車の車輪が照明となり、刳り抜いた白い壁の棚にはサボテンの鉢。elamigo01.jpgギターを掻き鳴らすソンブレロ被ったおふたりが、いらっしゃい。


どうせなら、メキシコのビールがいいなと所望したのが、「テカテ」。
それは、缶ビールのまま、縁に塩を盛って、レモンを載せてやってきました。elamigo03.jpgつまりは、お手軽スノースタイル。
どれどれとレモンを落とさないように缶を傾ける。
んんん、とってもライトで薄いお味(笑)。


elamigo04.jpg肉ばっかりだけでなく、
まずはサラダもいただかなくちゃと「メキシカンサラダ」。
もう、これでもかとばかりにコーンたっぷりのサラダであります。
メニューには、1970年オープン以来の人気サラダ、とある。
えええ?「エル・アミーゴ」って、創業来40年の老舗ってことなのでしょうか。


そして、ミディアムでお願いしていたリブロースのステーキ300gが、
鉄板をジュージューいわせて到着しました。厚さはそうないものの、広げた大きさはなかなか。


メニューに示された美味しいいただき方のお作法は、まずバターを鉄板と肉の間に挿し込んで溶かし、テーブルに用意されたステーキ醤油を熱い鉄板の回りに廻しかけて焦がす。
そして、お好みで黒胡椒やおろしニンニクを投入してね、とある。elamigo06.jpgご指南の通り、ちょっと焦げた醤油の風味と溶かしバターでいただく。
ぶ厚いステーキを食むような醍醐味とは趣が違うけど、
脂を含む赤身肉をわしっと喰らう感じは勿論悪くない。


やっぱりニンニクのお世話にならなくちゃと、
細かに擂った特製おろしにんにくを肉片に載せる。elamigo07.jpgんんんんん、やっぱりニンニクってスゴイ。
フィーチャーした途端、
自らの強烈な旨みで肉の旨みや脂の甘さを巻き込んで高ぶらせる。
ふと、「二郎」の魅力の芯にはこれがあるンだったな、
なんて改めて思ったりして。


そうそう、「エル・アミーゴ」のステーキには、
他にも色々なトッピングが用意されています。
ハラペーニョ、チーズ、トマトスライスにオニオンスライス。
elamigo08.jpgelamigo09.jpg
面白がってアボカドソースも試してみたけど、ニンニクの直球にはやはり敵わない。
でも、チーズやサルサソースはきっとありだよね。


elamigo10.jpgハンバーグにも種類があって、
控えめ格安200gの「ハンバーグ」に250gの「チーズハンバーグ」、
そして400gの「ジャンボハンバーグ」。
ぎっしり詰まった挽肉から溢れる肉汁がデミソースと混じり合って、ね。


細かいことは考えず、ただ肉を喰らいたい時がよく似合う、
環七長原のステーキ&テックス・メックス「エル・アミーゴ」。elamigo11.jpg
elamigo12.jpgelamigo13.jpgelamigo14.jpgWebサイトには1975年の開店とあって、メニューの記載とは誤差があるけど、いずれにしても30数余年続いているステーキハウスだということになる。
ステーキの店がメキシコ料理の店がそう多くはなかったであろう開店の往時には、
それなりにスノッブ心を擽るような存在の店だったのかもしれませんね。


「EL-AMIGO」
大田区北馬込1-1-5[Map] 03-3776-1977 http://el-amigo.jp/

column/03014

口銀座木挽町・うどん「太常」で 青果卸転じて九条葱にカレーうどん

daitsune.jpgそれは、梅雨の走りの頃だったか。
海水魚水槽のあれこれでお世話になっている、
「パウパウアクアガーデン」からの帰り道。
例によって路地の散策でもしようと、
ほんの少し遠回りしたことがありました。
すると、昭和通りから一本裏の小路にうどん屋さんの提灯を発見。
そういえば、ロレンスさんがお昼してたなと思い出す。
ちょっと寄っていきましょう。


うどん「太常」は、幅の広い硝子の引き戸を開け放って、開放感たっぷりの装い。
daitsune01.jpg左手に厨房があって、その手前にうどんを湯掻く釜が湯気を上げていて。
店の奥に目をやると、「製麺所」と標した、さらに硝子戸で仕切ったうどん打ち場がある。
紛れもない自家製麺なのであります。


一杯だけ呑んで、うどんを啜りたいなぁとお品書きを捲るとそこには、
daitsune02.jpgあちこちの野菜を使った真っ直ぐメニューが並んでる。
「北海道ゴロっとポテトサラダ」あたりをお供に、いまやすっかり定番となった「角ハイ」のジョッキをいただくことにしようかな。daitsune03.jpg


のんびりと呑み終えたところに迎えたのが、
「九条葱うどん」あつあつのどんぶりです。daitsune04.jpgどんぶり一面に小口切りした葱、ネギ、ねぎ。


その葱たちを掻き分けるようにして引っ張り上げたうどんは、讃岐仕様か。daitsune05.jpgタピオカ的な靱性ではなくて、強すぎない塩梅のいいコシつきが、
するすると喉の先へと収めさせる感じ。
たっぷりの葱の、ちょっと青い辛さを一緒に、一気喰いしてしまうのであります。


日を替えて、同じ「九条葱うどん」の冷やしをいただてみました。
やや辛めの仕立てたつけ汁には勿論、たっぷりの九条葱。daitsune06.jpgやはり冷たいうどんだと、麺のしなやかな魅力がより判る。
妙に気合いの入り過ぎたノリじゃなく、歯切れのよい、"いつも"な感じに好感です。


daitsune08.jpg
お昼どきにも出掛けてみての、「カレーうどん」。
カウンターに並んだ天ぷらからアスパラとアボカドを選んでトッピング。daitsune07.jpg


とろみのつよいカレーつゆは、辛いというよりはどこか甘ささえもあるよな仕立て。
ちょっと粉っぽいのが気になるものの、これはこれで悪くない。
daitsune09.jpgdaitsune10.jpg
量感のあるうどんにしっかと纏って、口元にも滴りかける。
予想通りに旨いアスパラの天ぷらに対して、
アボカドの天ぷらはとっても不思議な食べ口。
そう、不思議、とだけ云っておきましょう(笑)。


開店後しばらくは、昼だけの営業だったという、
木挽町のうどん「太常(だいつね)」。daitsune11.jpg「太常」といのはどういう意味で?と訊けば、
今も建物の二階にある青果卸の社名が「だいつね」だそう。
神田多町の青果卸の五代目が、家業を息子に譲り、どうしてもやりたかったうどんの店を銀座のビルのガレージを改装して実現してしまった、ということらしい。
daitsune13.jpgちなみに壁に掛かっている水彩画は、
その青果卸「神田太常」の往時の様子を犬をキャラクターに描いたものだそう。
なるほど、店先に果物や野菜が並び売られているのは、
そういう背景があってのことなのですね。



「太常」
中央区銀座7-15-17 だいつねビル1階[Map] 03-3541-2227

column/03013

口手打そば「段葛 こ寿々」で だし巻きで麦酒ざるそばとこ寿々そば

kosuzu.jpgとっても久し振りに鎌倉へ。
江ノ電に乗るのも果たしていつ以来のことか、
思い出せません。
海の見える場所はやっぱりいいよなぁと後ろ髪を引かれつつ、降り立った鎌倉駅。
鎌倉を訪ねたのは、鶴岡八幡宮の先にあるティーサロン「歐林洞」で催される村田ライブを味わうためなのでした。


その前にちょっと腹拵えしなくっちゃ、
ということで寄ったのが手打そばの「段葛 こ寿々」。
八幡宮の参道、若宮大路沿いに建つ小粋な木造家屋。
kosuzu01.jpg脇には柳の枝が揺れ、店先では蓮の葉が迎えてくれます。
暑さから逃れるように暖簾を払うと、
中途半端な時間であるのに店内は満席状態。
注文を済ませてしばし、わらび餅のケース前で待機です。


kosuzu03.jpg
乾いた喉を潤したいと麦酒を所望。
肴に「だし巻き」と「わさび芋」をいただきましょう。kosuzu02.jpg繊細に巻いた出汁巻きの湯気の辺りに大根おろしをちょんとのせて。
ふわりと優しい味わいに旨みが滲んで、はふほふ。


kosuzu04.jpgもうちょっと呑みたいと、「鎌倉ビール」を注文んでみました。
緑色を配色したラベルの「鎌倉ビール月」は、赤褐色のアルトタイプ。
地ビールはこんな印象になるんだよねと、でも微笑ましく。
ペールエールの「星」、ブラウンエールの「花」というのもあるようです。


そろそろおそばをと声を掛けて、お願いしていた「ざるそば」の到着です。kosuzu05.jpgなんだかお店の佇まいにもよく似合う、気風のいい景色の笊であります。


玄そばを自家製粉しての手打ち蕎麦は、意外なほどの本気度。kosuzu06.jpg緩みのないきりっとした、凝縮感のあるそばが心地よく口元を喉を滑ってゆく。
うん、いいね。


kosuzu13.jpg
遅いお昼にはもう少しいただきたいのだけど、
「こ寿々」には大盛りがない。
然らばもうひと品と「こ寿々そば」。kosuzu07.jpgたっぷりの刻み海苔、たっぷりの三つ葉で涼やかに、
大根おろしに載せた柑橘がアクセント。
つゆを廻しかけ、少々掻き混ぜいただきます。


三つ葉の香気に海苔の風味、そこへ揚げ玉の油が滲んでいい感じ。
kosuzu08.jpgkosuzu09.jpg
ここでも勿論、ぎゅっと紡いだ蕎麦の気風が活きています。


kosuzu11.jpg
おひとり、実に柔らかで気持ちのいい接客をする女性がいて、
彼女ひとりの存在が店の格を随分と上げている。
あくまで丁寧なのに説得力のある接客というのは、
お店のイメージを大きく引き立てるものなんだなぁと思った次第。




鎌倉で蕎麦店といえばきっと必ず名の挙がる、
手打そば「段葛 こ寿々(だんかずら こすず)」。kosuzu16.jpg「段葛」とは、お店の目の前を走る、三の鳥居へと向かう参道の中央部、
車道より一段高い歩道のことを指すらしい。
店近くの小路の名前を店の名に冠するスタイルは定番のこと。
kosuzu12.jpgでも「段葛」というのは、なぜだか雅でちょっと粋な響きがあるよね。
では、「こ寿々」は何かと訊ねたら、あまり明快にはお応えいただけなかったけど、どうやらお店のオーナーのお名前を捩ったものらしい。
箸袋に鈴ふたつのイラストがあることからそれは、小鈴さんなのであろうと推測してみたりする。
わらび餅も人気みたいです。



「段葛 こ寿々」を後にして、鶴岡八幡宮をご参拝。
そのまま本宮から左に抜けて、鎌倉街道を北鎌倉方向へ。
辿り着いた村田ライブの会場「歐林洞」は、なかなか典雅なティーサロン。kosuzu15.jpg会場の色を汲んで「クラシックで行こう!」と題したライブは、
久々の友成好宏とのセッション。
すっかり夏色の村っちゃんのボーカル&ギターはもちろん、
間近で聴く友成のピアノにもぐっときた、夏の宵でありました。



「段葛 こ寿々」
鎌倉市小町2-13-4[Map] 0467-25-6210

column/03012

口包子餃子「スヰートポーヅ」で 素朴に旨い餃子天津包子水餃子

suitopozu.jpgところは書籍街、神田神保町。
喫茶「さぼうる」「さぼうるⅡ」のある路地より一本皇居寄りの鈴蘭通り。
狭い間口の額に印象的な黄色い看板を掲げているのが、「スヰートポーヅ」。
「包子餃子」の4文字が、やや暗がりの夜の通りに浮かんでいます。


真ん中の通路の両側にテーブルが並びそこへ懐かしきパイプ椅子が寄り添う。
お品書きには、大中小皿の「餃子」に「水餃子」「天津包子」。
コップのビールをまずはぐーっと干して、あとは小皿の塩豆をあてにちびりちびりしながら焼き上がりを待つことにします。


届いた焼き餃子の中皿は、棒状にも見える餃子が12片。suitopozu01.jpg


箸にしてじっと拝む「スヰートポーヅ」の「餃子」の特徴は、
左右の口が開いていること。suitopozu02.jpgふたつ折にした両側の縁を切れ目なく重ねて一体に綴じるのではなくて、
明らかに口を開けておくのがスタイルらしい。
そして、脂を滴らせたり、大蒜を強く匂わせたりするようなことのない、
素朴な美味しさだ。


やっぱり、「水餃子」と「天津包子」も気になるぞと注文もうとすると、
もう既に売り切れ御免状態だとオカアサン。
ならばとふたたび出掛けたおひる時。
目当てのふた品は、お昼のピークをちょっと外した13時からのご提供。
その時間まで、「餃子(小)」をお供に麦酒で過ごす。suitopozu03.jpgああ、通りの陽炎と餃子の焼目と麦酒壜。


そろそろ持ってきますね、ってことでまずいただいたのが、「天津包子」。suitopozu04.jpgsuitopozu05.jpg所謂、肉饅の小振りなヤツという姿の包子(ポーヅ)を手に、
かぷりと齧りつく。
蒸かし立てだけれど、妙にあっつ熱ではなくて、
軽くほふほふとする感じ。
ふっくらもっちりした厚手の皮の中から零れるのは、
椎茸や筍の真っ直ぐな旨み。
当初からの作り方を守っているのだろうと思わせる、
素朴さがやっぱりいい。


そしてお待ち兼ねの「水餃子」。suitopozu06.jpg手前の汁椀にお湯を切って移してから食べてねとオネエサン。
ツルツルしつつも、崩れてしまうような気配のないしっかりしたフォルムの餃子をご指南の通り、湯を切るように蓮華で掬って汁椀に移す。


そして、つるんと逃げないように気をつけながら、
タレ皿にちょんちょんと浸し、口へ。
むほほ、やや厚手の皮が旨い。suitopozu07.jpg乙な仕立ての「すいとん」をいただいているような気分が一瞬過ったりする。
卓上に用意されている練り芥子の風味を添えてもまたよろし。


昭和11年から営むという天津風餃子専門店「スヰートポーヅ」。suitopozu09.jpgsuitopozu08.jpg品書きの裏に記した「スヰートポーヅいろいろ」によると、
満州・大連で創業し、帰国後、食堂「満州」の名で終戦まで営業、昭和30年に大連時代の店名で再開したのだという。
その大連時代の店名が「スヰートポーヅ」。
「スヰートポーヅ」は「おいしい包子(ポーヅ)」という意味。
箸袋には「是味多包子」とあるね。



「スヰートポーヅ」
千代田区神田神保町1-13-2[Map] 03-3295-4084

column/03011

口青森料理・割烹「なか村」で 田酒呑る素焼みずしゃこほや亀の手

nakamura.jpgもう暫くは当地青森にいるのだろうと思っていたtakapuが、渋々東京に戻ってきました。
振り返ればそれは、雪の師走。
弘前の郷土料理「しまや」や県庁近くの居酒屋「樽」、そして「長尾」をはじめとする煮干しらーめんラインナップに案内してくれたtakapuと一献したいと都内の青森料理のお店を改めて物色してみます。
出来れば、まだtakapuが訪れたことのない青森料理の店が都内にないものか。
西新橋のあの店も小舟町のあの店もそもそもtakapuの守備範囲。
神楽坂のあの店も神田のあの店も、既に訪れているらしい。
かといって、なんちゃってな青森料理の店では、なんだしね。


と、意外と身近なところに真っ直ぐと"青森料理"を掲げる店がありました。
処はご存知、品川区のディープゾーン、大井町。
ディープゾーンの本丸、東小路界隈とはちょっと離れて、
駅東口はきゅりあんの裏手。
ゴルフ練習場に向かって信号を渡り、郵便局の脇を行く。nakamura01.jpgこんな路地があったのね、と口走りながら進むと、数軒ある飲食店の灯りの中に「青森料理」の文字が見えてきました。


青森料理・割烹「なか村」は、基本、カウンターのお店。
ねぶたの意匠がそここに鏤められています。nakamura02.jpgカウンターの他に小さめのテーブルがあるだけなので、最大グループ5名さままで。
然らばとそのテーブルをtakapu、のむのむさん等と囲みました。


ビールで乾杯しつつまず迎えたのが、「温泉豆もやし」。nakamura03.jpgつまりはご存知、大鰐温泉もやし。
さっと湯掻いたしゃきしゃくの歯触りがいいね。


大きく広げた貝殻形のお皿に配した刺身のラインナップも渋い。nakamura04.jpg
nakamura05.jpgnakamura06.jpg
nakamura07.jpgnakamura08.jpg
活つぶ貝にその肝、ほっき貝、活水たこ、鰯。
それぞれの貝に含む、澄んだ滋味と食感、磯の香り、
そして水蛸のほの甘さにしみじみ。


女性に人気があります!なんて謳い文句のグラタンちっくな貝のお皿が、
「素焼(もとやき)」の帆立、たこ、いかミックスバージョンだ。nakamura09.jpgあくまで優しい味わいなのに、
帆立のヒモや烏賊あたりから出た旨みがしっかり滲む。
このままドンブリにのっけて掻っ喰らっちゃってもいいし、
勿論お酒にもいいよなぁ。


ということで、日本酒を所望する。
数ある青森のお酒の中で、一番に思い浮かぶのはやっぱり、「田酒」。
ここ「なか村」でも、メインのお酒は「田酒」、特別純米だ。


つつつーとしながら、「みずおひたし」に箸を伸ばす。nakamura10.jpg「まるごと青森」には、本名を「ウワバミソウ」という山菜だとあるね。
細手の蕗のような、瑞々しい歯触りが心地いい。


続いて、つつつーとしながら受け取ったお皿には、件の「亀の手」。nakamura11.jpgnakamura12.jpg爪の根元あたりからぽっきりとして、その中を咥えて齧る。
干物にしてからそれを戻して、旨みが凝縮した貝のような、そんな滋味がする。
うん、亀の手は久し振りだ。


お代わりした「田酒」をふたたび、つつつつーとしていると、
お待ちかね!とばかりに女将さんが届けてくれたのが、「天然ほや」。nakamura13.jpgしっかりぶつぶつがあるのが天然モノの証なんだよ、と女将さん。
芬々と香る磯の風味にどっぷりと浸る食べ口。
鮮度が落ちればあっという間に濁ってしまいそうな、
だからこそ新鮮さを想わせる、乙な酒肴であります。


「とげくり蟹」ってどんなカニ?ってことでお迎えした蟹は、意外な具沢山。nakamura14.jpgほじほじしているそばから身が零れてくる。
むほほほと穿っては、お猪口でつつつと受けて立つ。


もう何事も気にせずお願いしちゃう?
ってことで一同の合意を得ましてお願いしたのが、「にんにく焼」。nakamura15.jpgホイル焼きしたコロンと大粒な大蒜の産地は勿論、青森は田子。
田子と書いて「たっこ」と読むんだよ、と偉そうに講釈を垂れてみる(笑)。
焦げ目香ばしく、ほくほくスルンと食べれちゃうね。


またまた「田酒」をつつつつーとしているところへ登場したのは、
大きな爪の持ち主。nakamura16.jpgnakamura17.jpgnakamura18.jpgtakapuが両の爪を持ってうりゃうりゃと弄る、「活しゃこボイル」。
殻を外して身に解すと、小さな玉子を抱えているのが見つかる。
これがカツブシってヤツ?
寿司ダネとしてツメを塗った姿で対面することが多い蝦蛄だけど、こうしてボイルしたままをいただくと、素直な甘さが愉しめていいね。


そして、「田酒」のアテにはぴったりで一番ズルイでしょうの「げそわた焼き」。nakamura19.jpgまったりと烏賊ワタの滋味旨みを弾けさせつつ、それでいてクドくない。
んんんんーと唸って、また、つつつつつーとお猪口を傾けます。


青森の「じゃっぱ」で思い出すのは、「青森屋台村」の居酒屋「やなせ」。
おろした魚の残り、頭や内臓、あらを出汁にし具にした「じゃっぱ汁」。
ここでもその「じゃっぱ汁」がいただこうというのかというと然にあらず。
出汁のしっかり出た汁の残りまでもさらに上手に平らげちまおうという魂胆の「じゃっぱ煮こごり」だ。nakamura20.jpg凝縮した旨みがぷるんとした食感でいただけるという面白さに、
またまた「田酒」をつつつ(笑)。


nakamura21.jpg
それじゃぁ「じゃっぱ」つながりで〆ますかということで、
「じゃっぱ巻き」。
青森の食材を具にした太巻きなのだけど、捨てちまうような、じゃっぱな具材たちではありません。


大将の津軽弁を聴きながら、酔うほどに。
今まさに当地の片隅で呑んでいるような錯覚に浸らせてくれる、
青森料理・割烹「なか村」。nakamura22.jpg大将は、青森駅前の古川の出身だそう。
古川市場の仲間が、新鮮で場合によっては入手の難しい青森食材を直送してくれることで実現している「なか村」の青森世界。
今度は、ちょっとシバれる寒い頃にお邪魔して、
燗の「田酒」と青森の酒肴たちで温まりたいなぁ。


□関連記事:
 郷土料理「しまや」でゴロ味噌和え津軽そば若生にぎりと女将さん(10年01月)
 すし居酒屋「樽」で 鮭児しじみ汁三厩鮪青森誇る魚介田酒を供に(10年01月)
 中華そば「長尾」で 限定ごくにぼ夢にまでみた煮干ラーメン系譜(09年10月)
 海鮮居酒屋「やなせ」で 白子の揚げ出しに旨み湛えるじゃっぱ汁(10年01月)



「なか村」
品川区東大井6-5-6[Map] 03-3450-2498
http://aomori1-web.hp.infoseek.co.jp/

column/03010

口薪窯ピザ「en boca」で 野沢菜大葉ピザいちじくとベリーのピザ

enboca.jpgあろうことか気がつけば二年振りとなってしまった、代々木上原。
東口へと抜ける通路は、いまだに降りたシャッターが多いのねンと思いながら、駅前商店街の通りへ。
前回は遠回りしちゃったんだよなぁと呟きつつ、裏手の住宅街へと抜けて行く。
記憶の中の光景を辿りながら、
確かこの辺りの右側にと立ち止まったところが「エンボカ」の前でした。
意外と覚えているものです(笑)。


ちょっと懐かしいコンクリート打ちっぱなしの内観。enboca01.jpgそこのテーブルに少々お待たせしちゃったのは、
ご一緒にとお声掛けしたヒロキエさん
enboca02.jpgこちらの定番ベルギービールを手に乾杯します。
グラスの中身は、
「グリセット ブランジェ」というホワイトビールの樽生だ。


「エンボカ」は薪窯を生かしたピザの店ではあるのだけれど、
そのピザ窯で焼いた旬の野菜も魅力のひとつ。
「そら豆」「新玉ねぎ」「皮付きヤングコーン」「枝付き枝豆」などとある旬野菜のラインナップから、ちょっと面白そうな「竹の子」を選んでみました。enboca03.jpg長角皿に載ってやってきたのは、ずんぐりした所謂竹の子とは別のもの。
ホールのおねえさんは、「姫竹」と呼ばれる竹の子だと説明してくれたけど、
これはつまりは青森でいうところの「ネマガリダケ」だよね、takapu?
焦げていて硬いひと廻りを外して、中の柔らかめのところをいただきます。
ふむふむ。


それってどんなだろ?と想像を巡らしつつお迎えした「ズッキーニそうめん」の器には、想像以上にカラフルに涼しげな湖面。enboca04.jpgそうか、そうだ、黄色いズッキーニもあるンだもんねと、氷と一緒に浮かぶ素麺状を掬い上げて、用意されたツユに浸す。
如何にもそうめんぽく啜るってー訳にはいかないけど、しゃきしゃきとした野菜をちゅちゅちゅといただく不思議な口触りが面白い。
ツユには柚子がばっちり利いてるね。


さてさて、前回の「エンボカ」のピザで一番印象深かったのは、野沢菜のピザ。
今宵もやっぱりいただいてしまいます。
ハーフ&ハーフの相方は、大葉に務めていただきましょう。


野沢菜漬に胡麻豆腐を含めた胡麻の風味たっぷりの胡麻ソースが、
妙妙にして乙な取り合わせだと改めて思わせる。enboca05.jpgツブ粒で表情を添えているのは、荏胡麻の実らしい。
ふっくらもっちりしたコルチョーネも「エンボカ」らしい縁取りだ。


大葉サイドは、大葉の苦みがちょっと大人の装い。enboca06.jpgモッツアレラのコクがその苦みを包み込んで、これまた乙な仕立てになってます。


んん?生ハムのにぎり寿司とな?
ということでお願いしたお皿には、薄くスライスしたパルマの生ハムで全身を覆った赤い稲荷寿司的物体が鎮座。enboca07.jpgえい!とばかりに齧りつけば、バルサミコちっくな風味に柚子胡椒のキレと生ハムのやや塩っけが折り重なって、摩訶不思議な食べ口だ。


「エンボカ」ではやっぱり、デザートピザもいただかねばなりません。enboca09.jpg前回の「いちご」も印象的でしたが、時季の違う今回選んだのは、
「イチジク」に「ブルーベリー」。
enboca10.jpg
火が入ってちょっととろんとしたイチジクのあっさりとした甘さと生地の相性が乙ならば、香気濃密に紅い滴を洩らすブルーベリーにはそっと支えて脇役に徹する生地もまたニクい。


薪窯で焼くピザと旬菜、
そして生樽ベルギービールが人気の「en boca(エンボカ)」東京。enboca11.jpg軽井沢で出逢ってからもう5年も経ってしまったのかとちょっと遠い目。
久し振りに軽井沢にも行きたくなっちゃったな。


□関連記事:
 釜焼ピザ「en boca」 で想定外の満足ピザ口から口へああ旨い(05年07月)
 薪釜ピザ「en boca」東京でふきのとうピザいちごピザもう堪らン(08年04月)



「en boca」東京
渋谷区元代々木16-16[Map] 03-5452-1699 http://www.enboca.jp/

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