ginentei60.jpg銀座周辺を巡る旅
around the Ginza

maru60.jpg八丁堀界隈の日常
Hacchobori vicinity

takahashi_tsukiji60.jpg築地情緒そして月島
Tsukiji,Tsukishima

yoshinozushi60.jpg東京日本橋界隈の徘徊
around Tokyo,Nihonbashi

imahan60.jpgとある人形町風情
Ningyocho

azuma60.jpgオヤジ新橋外堀通り
that's Shinbashi

rikkon60.jpg広尾から六本木から霞町
Hiroo between Roppongi

partenope60.jpg渋谷恵比寿中目エリア
Ebisu.Shibuya,Nakame.

legrottaceleste60.jpg青山赤坂うらおもて
Aoyama.Akasaka

inochinomizu60.jpg麻布プラチナ漫ろ歩き
Azabu.Shirokane

gingyo60.jpg身近洒落まち自由が丘
Jiyugaoka

derauchi60.jpg東急ローカルまいど
my lines Tokyu

nichinan60.jpg五反田品川大井町
Gotanda to Ohimachi

watetsu60.jpg大森蒲田川崎ライン
Ohmori to Kawasaki

norge60.jpg横浜おのぼりさん
all Yokohama

namikiyabu60.jpg浅草で道草
the Asakusa

daiki60.jpgアキバ上野湯島ゾーン
Akiba,Ueno.Yushima

kagiya60.jpgディープ荒川台東区
deep Arakawa,Taito

inonaka60.jpg深川両国河むこう
Fukagawa,Ryogoku

imoya60.jpg神田神保町靖国通り
Kanda,Jinbocho

cork60.jpg四谷神楽坂お堀沿い
Yotuya,Kagurazaka

ilpentito60.jpg代々木新宿馬場あたり
Yoyogi to BabaWaseda

aoba60.jpg西行き中央線方面
Chuo-Line

musashiya60.jpg東武三田線板橋区
Itabashi-ku

ushiwaka60.jpg豊島文京いけぶくろ
Toshima,Bunkyo,Bukuro

oaks60.jpg所沢じもちぃ西武線
Seibu-line,Tokorozawa

inari60.jpg沿線巡る小田急京王
Odakyu,Keio

ohshimaya60.jpgぐるっと関東ちょいと伊豆
Kanto area,Izu

enboca60.jpg軽井沢から甲信越
Karuizawa,Koshinetsu

yamamotoya60.jpg濃いぃぞ名古屋
Nagoyanagoya

yamamoto60.jpgなにわ大阪キタミナミ
naniwa Osaka

kiyamachi_samboa60.jpgはんなり京町修学旅行
The Kyoto

2298_60.jpg旅は陸奥国出羽国
Aomori,Mutsu&Dewa

2298_60.jpg南の島の楽園たち
Paradise Islands

2298_60.jpg独墺伊仏欧州諸国への旅
Trip to Europe


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ただいま鋭意、旧サイトより記事移築中です。
2005年03月まで遡って移築が済みました。
でもまだまだ3合目くらい。頑張れ自分(汗)。


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2011年11月アーカイブ

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口 おそば「更生庵」で ちょっと小振り牡蠣そば金曜日は茶そばの日

kouseian.jpg白い北海道犬がキャラクターの某キャリアの築地店でiPhoneやらiPadの手続きを終えた夜。
市場通りの信号に佇んでいると、通りの向こう側に「おそば」の文字を見つけました。
なんだかんだ遅くなっちゃったし、時季突入の牡蠣の蕎麦でも啜って帰ろうと、横断歩道を渡ります。


一年振りかなぁいや二年振りかもと考えながら、短い暖簾に首を傾ける。
ちょいと瓶麦酒なんかを置いたテーブルが幾つか、そこそこに賑やかです。


「巻繊(けんちん)そば」って、そう書くんだーと感心しつつ、
そのお隣の品書きから選ぶは勿論「牡蠣そば」。kouseian01.jpgiPadのリーフレットなんかを捲りながら出来上がりを待ちます。
注:09年12月価格、11年は1,100円也。


おばちゃんのが届けてくれた「牡蠣そば」のどんぶりには、kouseian02.jpg今年の出来をそのまま示すような、やや小振りの牡蠣の身。


その牡蠣の身と蕎麦を一緒に箸にして、ふーふーしては、ずずずと啜る。kouseian03.jpgkouseian04.jpg特別なことはなくても、なんだか沁みる汁と蕎麦。
あれ?でも以前から茶そばだったっけ?


なんとなくそう思って二年前のことを振り返ると、
その晩の「牡蠣そば」は茶そばではない。kouseian05.jpgいつから路線変更したのでしょうね。
それとも一定期間だけのことなのかな。
そんなことを考えながら啜り終えたどんぶりを引き上げるおばちゃんの背中越しに「茶そばの日」の貼紙がみつかりました。
どうやら毎週金曜日が茶そばの日のようです。


築地本願寺前信号角におそば「更生庵(こうせいあん)」。kouseian06.jpg亡くなったオヤジさんが田舎から出てきた時に、
自らを鼓舞するような意図で"更生の庵"をと名付けたものだそう。
田舎でのオヤジさんが不良だったとかワルだったとか、そんな話は訊いていません(笑)。



「更生庵」
中央区築地3-11-8 [Map] 03-3543-3491

column/03206

口 ホルモン「河童」で 名物てっちゃんおばちゃんサテバービー

kappa.jpg曾根崎署の裏手、多幸梅があったビルの脇から伸びるアーケードは、お初天神目掛けて南下します。
そのアーケードのちょうど中頃にあるのが、
お好み焼きの「千房」や居酒屋、焼鳥屋にショット・バー、アイリッシュパブにスナックまでが雑居する曾根崎センタービル。
地階への階段を覗くと、怪しげに誘う赤い看板。
今宵は、浪速の古のホルモン屋に忍び込みます。


思えば、周囲を電球で囲う看板のスタイルって今や、レトロですらある形式。kappa01.jpgkappa02.jpgkappa03.jpg階段の先の無機質な通路に古びた椅子が四脚。
その前で揺れる白い暖簾が示すは、ホルモン「河童」だ。


演歌の流れる昭和のままの店内。
おばちゃんに促されるままテーブルへ。kappa04.jpgまずはやっぱり麦酒のジョッキをいただきましょう。


壁に掛かるは、すっかり艶の出た額に収まった品札たち。
その下の貼紙には、河童名物「てっちゃん」にカルビならぬ「カルピ」。kappa05.jpg河童の串焼き「サテバービー」なる文字も読めます。


一番最初にどうぞってなことで、河童名物「てっちゃん」から。
店の雰囲気にも良く似合う真ん丸顔のおばちゃんに焼き方指南を頂戴します。


kappa06.jpg
「もやし」や「キムチ」で麦酒をやっつけながら、鉄板の「てっちゃん」を見詰める。
鉄板の場所によって火の通りが違うので、ローテーションを考慮する。
じっくり焼いてひっくり返して、トータルの焼き時間10分ほど。kappa07.jpgkappa08.jpgよーく滲みた甘辛い味噌タレとよく焼きの香ばしさの奥からザ・ホルモンの滋味が弾ける。
これには麦酒よりも、焼酎だね。


おばちゃんにごちゃごちゃ云われるのを鬱陶しがる先輩とそれを面白がる自分(笑)。
初めてお邪魔したお店ですもの、一応耳を傾けたい。
大阪お上りさんにとっては、こてこて大阪弁が心地いいのであります。


「サテバービー」は、貼紙の説明通りの串焼き。kappa09.jpgバリのクタかウブド辺りの屋台にもありそうな、ちょっとエスニックな景色を漂わせた竹串の牛肉。
"サテ"はおそらくインドネシア料理辺りの"サテ"なんだろうけど、
さて"バービー"はなんのことだろね。


kappa10.jpg
「特上ハラミ」に「上ミノ」に「マメ」を盛り合わせ。
見た目からも鮮度を思う「マメ」は、つまりは腎臓のこと。
気になる臭みもなく、独特の食感が愉しめます。kappa11.jpgkappa12.jpgkappa13.jpg
食感、歯応えといえば、ミノの得意技でもある。
そして、豊潤に脂解けるハラミに文句はありません。


特撰と謳うは、骨付の「カルピ」。kappa14.jpgハラミもいいけどカルビもね。
というか、やっぱりカルビが焼肉の王様部位なのだとしみじみ想う瞬間がある。
ああ、焼き過ぎてはいけません。
おばちゃんが目を光らせてくれています(笑)。


創業来30余年という、曽根崎お初天神通りのホルモン「河童」。kappa15.jpg次に寄ったら今度は忘れずに、店名「河童」の由来を訊ねたい。
失礼ながら、おやじさんが河童的風貌だから?などと想像しちゃったけど(笑)。
そしてまた、おばちゃんのお世話にならなくちゃ。



「河童」
大阪市北区曽根崎2-10-15 曽根崎センタービル B1F [Map] 06-6314-0246

column/03205

口 中華ソバ「伊吹」で むほほほ煮干し中華ソバと限定煮干しソバ

ibuki.jpg宵闇の西武池袋線での帰り道。
ふたたび石神井公園の肉汁うどん「肉汁やZERO」に寄っちゃおうか、椎名町で居酒屋ラーメンしちゃおうかと思案する。
流れる景色を眺めながらふと、takapuがうまそな煮干し中華を平らげていたのを思い出す。
慌てて大泉学園に途中下車です。


念のためと電話してみると、夜の部は18時半頃からですが数杯で仕舞いになりそうですと。
ちょうどそんな頃に着くように駅北口を離れます。
白子川を渡り、くねくねと車の通りの多い道を往く。
中華そば「伊吹」は小泉橋と呼ぶ交叉点近くにありました。


開けようと手を掛けた引き戸には貼り紙。
本日の煮干し度、ちょこっとヘビー、エグミあり。
うんうん。
日によってどうしても振り幅のある煮干しスープに対する向き合い方が真っ直ぐ判るようで、
いい表現だよね。


ibuki01.jpg
開店早々だというのに、6脚のカウンターに空きはひとつ。
注文を聞かれるまで、調理の所作を眺めつ待ちましょう。


「中華ソバ」に「味玉」「のり」を添えてもらったどんぶり。
薬味は刻んだ玉葱です。ibuki02.jpg早くも膜を張り始めるスープを蓮華で掬って、まずはひと口。


む、むほほほほ!!
これは旨い!ibuki03.jpg濃度の加減が絶妙で、
乳化を思うクリーミーさの中に煮干しが育んだ旨味をがギュギュッと詰まってる。
煮干し出汁と動物系出汁のバランスがいいのだね。


うひゃ〜と感心しながら、細麺を啜ります。ibuki04.jpgあああ、ポキポキと粉の風味を伝えては嫋やかに歯に応える感じがいい。
好みの麺であります。
ibuki05.jpgそうとなれば自ずと、一心不乱に啜り食べることになる。
ご馳走さまときちんと手を合わせるのが食べ手の正しい向き合い方になる、
そんなどんぶりだ。


実は、注文したあとに気がついた貼り紙がありました。
そこには、なんとも気になるこんなフレーズが書いてある。ibuki06.jpg
夜の部限定「煮干しソバ」700円、中華ソバより煮干しがきいています。
エグミ、塩気も強いため本当に煮干しになれた方のみの注文でお願いします。
ね、気になるでしょ(笑)。



そんなこんなで、も一度辿る大泉学園北口の先。
この晩の煮干し度は、"ノーマルより上"。
またまた最後のひとつの椅子を得られました。

お願いするのはそう、夜の部限定「煮干ソバ」。
昼の部の杯数が多かったらしく、残りのスープを睨んでの注文だ。


なるほど、「中華ソバ」よりもスープの褐色が濃いような気がする。
またまたどれどれと蓮華で掬ったスープを啜る。ibuki07.jpgうむむ、煮干しのエグミや風味は嬉しいものの、如何せん塩辛過ぎる。


塩気強いですよーとあらかじめ断ってくれていて、
こんな塩辛くわざわざする訳がないと考えると、
煮干しを濃く濃く煮出すと旨味や独特の風味だけでなく、
塩分も凝集することになってしまうのだろね。ibuki08.jpg
ああ、難しや、煮干し出汁。
でも限定をいただいてみて、より一層ノーマル「中華ソバ」の完成度が煌めきました。


大泉学園の外れに何故か煮干しラーメンの新星、中華ソバ「伊吹」。ibuki09.jpg煮干しLOVEなヒトにしか判らない愉悦の世界がここにある。
青森の名店「長尾」にはそうそうお邪魔できない身となれば、
大泉学園がちょっと特別な駅に思えてきます。

口 関連記事:
  肉汁うどん「肉汁やZERO」で 肉汁つけ武蔵野うどんの延長線上(11年10月)
  中華そば「長尾」で 限定ごくにぼ夢にまでみた煮干ラーメン系譜(09年10月)



「伊吹」
練馬区西大泉1-2-10 [Map] 03-3924-9530

column/03204

口 創作料理「ジャックポット恵比寿」で 貴重三陸牡蠣とガンガン焼き

jpebisu.jpg11月23日は"牡蠣の日"のため全国的に祝日です。
古くはその年の収穫に感謝する宮中祭祀のひとつ、新嘗祭を執り行う日。
そんな所縁の日を漁協の上部団体、全国漁業協同組合連合会が、"牡蠣の日"と定めたのであります。
もっとも、勤労感謝の日としても全国的に知られていますが(笑)。
それは、「勤労を尊び、生産を祝い、国民互いに感謝し合う」日に、栄養分豊富な牡蠣を多くの人に食べていただき、日頃の勤労の疲れを癒してほしいという趣旨から。
この日を機に、冬場の牡蠣の流通が本格化するのが例年のことなのです。


そんな牡蠣の日、つまりはオイスター・デイも今年は特別。
日本オイスター協会主催の名付けて「プレミアムオイスターデイ〜牡蠣の日ガンガン牡蠣喰らい」にやってきました。


会場は、汐留店でもお世話になった「ジャックポット」の恵比寿店。jpebisu01.jpg恵比寿駅からも間近な、「ぶた家 本店」と同じビルの一角へと向かうといつもはジャージ姿の協会仕掛人が紋付羽織袴姿で迎えてくれる。
牡蠣のプレミアムな日に相応しい礼装に一礼を。


40名ほどと聞く牡蠣応援隊で満席の店内は、L型レイアウト。
手に手にグラス。
その角辺りから発する乾杯の音頭で、幕開けです。


jpebisu02.jpg
前菜の大皿の中に、何気なく牡蠣の剥き身が添えてある。
それが実は、この日の話題のひとつ。
お皿の隅に載った小振りな牡蠣は、今回の津波を乗り越えた三陸牡蠣のマリネなのだ。jpebisu03.jpg「復興カキ」の斎藤さんから提供の牡蠣をさっとブイヨンでボイルして、
風味をしっかり残したマリネ。
来季以降の復活を願って、貴重な三陸の牡蠣を有難くいただきましょう。


jpebisu04.jpg
続いてやってくるのはやっぱり、殻付き牡蠣たちのステンレス大皿。
三重県の浦村、兵庫・室津産に長崎の華漣(かれん)と呼ぶもの。jpebisu05.jpg檸檬スライスにその身が隠れちゃってるよーなどと笑いながら、
それぞれの滋味の表情の違いを愉しみます。


もうひとつの大皿には、お、クマモトでは?と思わせる丸く小さな牡蠣が載る。jpebisu06.jpgjpebisu09.jpgそれは南オーストラリアの牡蠣、日本初上陸の「コンフィベイ・プレミアム」。
通称オーストラリア・クマモトとされるところがよく判る。


もうひとつが、福岡県の糸島という海域からやってきた、「濃厚みるくかき」。jpebisu08.jpgjpebisu07.jpg岩牡蠣の持つような量感迫る濃厚さではなく、
牡蠣の身の滋味がくっきりと濃密に届くよな牡蠣だ。
うむ、美味い。




生牡蠣たちをしみじみ味わっているところに一斗缶を半分にしたような、
煎餅やあられが入っていそうな四角い缶を手にしたジャックポットの佐藤さん。jpebisu10.jpg小さなコンロに火を灯し、
ちょっとズラした蓋の脇から湯気が上がったらそれから2分半待つべしと。


指南の通り手元のタイマーで時間を計り、熱々と思しき蓋をズラす。
立ち昇る湯気の向こうに居並ぶ牡蠣の殻。jpebisu11.jpg用意されていた軍手を嵌めるのももどかしく、熱々の牡蠣を手元にひとつ確保。


先の丸いオ イスターナイフを殻の隙間に挿し込んで抉る。
ぐふっと開くとまたまた立ち昇る湯気。
そこには殻の中で湯気の熱気を浴びてちょっぴり縮みながら旨味をその身に閉じ込めた牡蠣の身が待ち構えてくれています。jpebisu12.jpgがんがん焼きの缶々に収めた牡蠣は、
広島の廿日市のものと長崎の五島列島のもの。


一体幾ついただいたでしょう。
缶の底に潜ませたムール貝が勿体なくも、そのまま差し替えた缶、三つか、四つか。jpebisu13.jpg嘗て「新川河岸」で沢山いただいた時のように炭火で焼いた牡蠣も醍醐味十分であったけど、こうして蒸し焼くことで素直に集約したよな滋味旨味をどう例えればいいのだろう。
海の恵みにただただ感謝の瞬間です。


牡蠣の日にプレミアムなひと時を提供してくれた「ジャックポット」恵比寿店。jpebisu14.jpg「ジャックポット」は、過日お邪魔した汐留店や品川店、新宿店などそれぞれの表情を持つオイスターバーなのだけど、どふゆふ訳かここ恵比寿店は、和洋中織り交ぜた創作料理居酒屋になっている。
あ、そっか、恵比寿で牡蠣を喰らいたきゃ、「かき小屋」恵比寿に突撃すればいいのだね。


口 関連記事:
  Oyster Bar「Jack Pot」汐留で かき会議三陸の牡蠣をいただく(11年06月)
  居酒屋「新川河岸」で 厚岸の焼き牡蠣食べ放題時季到来一身に(08年10月)
  炭火焼き・ぶた料理「ぶた家」本店で くろどん炭火の豚はむはむ(06年09月)



「ジャックポット」恵比寿店
渋谷区恵比寿西1-13-2 サンキビル1F [Map] 03-3476-5560

column/03203

口 讃岐饂飩「根の津」で 小粋酒肴と肉つけ麺と釜めんたいバター

nenotsu.jpg根津駅降り立つ不忍通り。
いつぞやお邪魔したバー「根津BAR」の路地をちらっと覗いて、もうちょと往くと根津神社の信号に下になる。
信号を渡って右手の裏道に入り込めば、魚菜「根津 呼友」がある辺り。
左手に足を伸ばせば津軽料理の「みじゃげど」だ。
その信号を根津神社、本郷通り方向へと忍び込むと、どこか凛とした表情で佇む讃岐饂飩の店「根の津」が見つかります。


nenotsu01.jpg暖簾を払って、重いような軽いような不思議な手応えの引き戸を開くとそこは、
小じんまり具合が心地良さそうな空間。
入れ込みの六人掛けのテーブルの隅に場所を得て、お品書きを眺めます。


そんな気分で、久し振りの芋の「山ねこ」。
水割りにしてもらって、肴を所望します。


ビールにも似合いそうな「根の津風キツネ焼き」。nenotsu02.jpgnenotsu03.jpg納豆と豆腐にベーコンを巾着にして焼いたもの。
パリパリクシュっと囓ると、
お揚げの芳ばしさと納豆の風味が交叉して、美味い。
ベーコンの塩っ気もいい感じです。


「蛸バジル」かなんかで、水割り「山ねこ」もグラスを呑み干したところで、
お願いしていたうどんの準備にかかってもらいます。nenotsu04.jpg


お願いしていたのは、「肉つけ麺」。nenotsu05.jpgnenotsu06.jpgnenotsu07.jpgどうも武蔵野うどんの習慣が染み付いていて、
そんなことになりがちな自分が微笑ましく(笑)。
三つ葉を浮かべたつけ汁には、
バラ肉のみならず、刻んだ茄子なんかも仕込まれています。


そしてなにより、うどんの艶やかさが美しい。nenotsu08.jpg「エン座」のうどんの艶かしさが印象深いけど、どっこいこちらのうどんも負けてない。
生命反応があるかのように滑らかにちゅるんと口許を滑る。
バラ肉の脂のコクにも負けない粉の風味が直球で届く感じ。
いいね。


そんなこんなで裏を返すようにふたたび根津神社の参道辺り。
nenotsu10.jpg偶然同じ席に案内されて、今度は黒糖の「朝日」を所望。
ツンと粋な辛さが鼻を抜ける、安曇野産「葉わさびおひたし」でチュルチュルと。


これまた麦酒にも合いそうだなぁと「煮干しの天ぷら」。nenotsu09.jpg硬い歯触りをちょっと覚悟していたら然にあらず。
さくっと柔らかな調子で、口に含む旨味と風味はまさに煮干しのそれであります。


さて、「おうどんを」と声を掛けて届いたのは、
「根の津」のスペシャリテの釜あげうどん、「釜めんたいバター」。
トッピングは大葉に海苔に明太子。nenotsu11.jpgあつあつのうちにエイヤとばかりに掻き回す。
立ち昇る湯気に明太子に海苔の匂いが混じります。


nenotsu12.jpg
しっかりと明太子のソースを纏って、艶やかさとはまた違う妖艶な表情になる。
うんうん、明太子スパ とは 非なる食べ口の。nenotsu13.jpg
バターの風味をもっと利かせようとするとクドくなっちゃうかなぁなどと考えつつ、
またズルズズと啜る。
終盤戦になったら粉チーズなんて振ってみたりするのも一手であります。


根津神社の参道の讃岐饂飩の店の名は「根の津」。nenotsu14.jpg小粋な蕎麦屋に通じるようなささやかな昂揚感を想わせる、
意外と稀有な存在のうどん店なのかもしれません。
釜揚げうどん「釜竹」と此方「根の津」。
根津界隈にうどんの佳店が並ぶのにはなにか訳でもあるのでしょうか。


口 関連記事:
  バー「根津BAR」で 酩酊グレンモーレンジはマデイラフィニッシュ(10年04月)
  魚菜「根津 呼友」で真鯛かぶと煮酒盗長芋ばくらい〆の白子雑炊(10年04月)
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  釜揚げうどん専門店「根津 釜竹」で 妖艶熱々うどんにむほほほぉ(07年01月)




「根の津」
東京都文京区根津1-23-16 [Map] 03-3822-9015

column/03202

口 洋食「スワチカ」で かきフライしょうが焼きスワチカはカレー粉の

suwachika.jpg五反田駅から大崎広小路交叉点に向かって、
目黒川を渡る。
通りの右手を往くと、
ビルの一角に何気なく佇む洋食の店がある。
店先のスタンドには、とんかつやメンチかつなどの揚げ物系の定食とカレーライス。
一間半ほどの間口には勿論、カウンターのみ。
店の名「スワチカ」とはどんな意味なのでしょう。


ドアを開けると、女将さんの少々甲高い声が迎え、
その脇でオヤジさんがニンとした表情で迎えてくれます。suwachika01.jpgsuwachika02.jpgまずは、久し振りに「しょうが焼き定食」をお願いしましょう。


やや肉厚にカットしたロース肉を使い込んだフライパン載せる。
タレを整えたらもう余り火に晒さない方がいいのでしょう。suwachika03.jpgsuwachika04.jpg
もういっちょ生姜風味の強いのが好みではあるけれど、
ナルホドな安定感を思わせるお皿。
Gingerちんの評価はどうかな。


suwachika05.jpg
揚げ物あれこれの中では、季節ものの「イワシフライ」なんかも悪くない。
でもガラス戸に「かきフライ始めました」と貼られちゃー、黙って見過ごす訳にはいきません(笑)。suwachika06.jpg


揚げ立て香ばしき衣に混じる幾許かの磯の香り。suwachika07.jpgsuwachika08.jpg
囓るその身はやや細身ながら、びゅっと拡がる旨味エキス。
10月早々から二度三度といただいていると、
その日その日で牡蠣の身や揚げ温度が微妙に違う。
例えば、鰤へと成長する過程のイナダを微笑ましくいただいているような、
そんな気分であったりもして。
檸檬を搾っただけでもいいけれど、お手製タルタルなんか添えてくれるとさらに嬉しいな。


「スワチカ」では、注文を受けてから挽肉を丸め出す「メンチかつ」にも耳目が集まるものの、
どうやらその本懐は「カレー」にあるらしい。
然らばと、「メンチカレーライス」をいただいてみます。suwachika09.jpgsuwachika10.jpg
角肉の肉片の向こうに赤褐色のソースとやや小振りのメンチカツ。
意外やスパイシーで酸味を利かせたカレーだ。
コクとキレの塩梅がよくて、ハヤシソースのようでもある。
なんだか一家言ありそうな、実は相当な手間をかけていそうな気もする個性的なカレーです。


揚げ物系の洋食とカレーの店、五反田「スワチカ」。suwachika11.jpg「スワチカ」の名前の由来を訊ねたら、それはカレー粉の名前だという。
今はもう販売されていないカレー粉"スワチカ"。
「スワチカ」は当初、カレー専門店だったのです。


口 関連記事:
  食事の店「スワチカ」で にこやかな笑顔とかきフライ10席の店(06年10月)




「スワチカ」
品川区西五反田1-27-6 [Map] 03-3490-2914

column/03201

口 Café「Dallmayr」で シュパーゲル瑞々しく弾ける旨みと風味

dallmyr.jpgミュンヘンで時間があるならぜひ寄ってみて。
そう聞いていたのは、
街の中心地、マリエン広場のすぐ近く。
仕掛け時計でも有名な新市庁舎の脇をレジデンツ方向へ。
右手に見えてくる鮮やかな山吹色のテントが1700年創業という高級食材店「Dallmayr」。
さて、お食事処はどちらでしょう。


建物に向かって右手からアプローチするのがどうやら所謂レストラン。dallmyr01.jpgdallmyr02.jpg真ん中辺りの階段からアプローチする二階がカフェになっています。


燦々と西陽を浴びて眩いカフェには、ゆったりとした時間が流れてる。
dallmyr03.jpgまさにその時季ど真ん中(5月)のことゆえ、狙いは勿論あの食材。
別紙のメニューのタイトルは、Spargelkarteです。


陽射しに誘われて、プロセッコのグラスをいただいて。dallmyr04.jpgひとり昼下がりにゆっくりと此処にいるのがちょっと不思議な感じ(笑)。


お待ちかねのお皿が届きました。dallmyr05.jpgはしたなくも本数を数えて、七本のホワイトアスパラ。
器一杯にたっぷりと用意してくれたオランデーズソースが嬉しいな。


瑞々しいジュースの中に弾けんばかりに含む旨味と独特の風味。dallmyr07.jpgdallmyr08.jpgソースを載せてまた一本、また一本と一気呵成に食べてしまう。
妙に旨そうにシュパーゲルを喰らうアジア人がいるなぁと思われたかもしれません(笑)。


dallmyr09.jpg
コーヒーの香りに包まれて、空港へと向かうまでのひと時を過ごします。
「Dallmayr」のコーヒー、日本では髙島屋で取り扱いしているらしい。


老舗デリカテッセンが供するゆったりカフェ「Dallmayr(ダルマイヤー)」。dallmyr10.jpgバイエルン王朝御用達として世界に知られ、きっとその歴史が信頼を裏付けてる。
今度は夕暮れ時のレストランへ、また山吹色のファサードを目指したいな。



「Dallmayr」
Dienerstraße 14-15,Downtown Munich [Map] 098-21350
http://www.dallmayr.de/

column/03200

口 七重の味の店「めじろ」で 特上醤油煮干味変更複層旨味の一杯

mejiro00.jpg都庁に用事があって出掛けた帰り道。
大江戸線でアプローチすることもあって、
いつも代々木で乗り換える。
するとパブロフの犬のように足が向く店がある。
小田急線の開かずの踏切のちょと手前。
美容会館なる建物前の横断歩道を渡って真っ直ぐ。
そう、皆さんご存知のらーめん店「めじろ」なのです。


券売機の前に立つといっつも一瞬迷うものの、まずに目に留まるのが「煮干味」の文字。
これは煮干出汁のスープということではなくて、"味変更アイテム"なのだ。

mejiro02.jpg
塩で煮干し、というのもいいかもなぁと考えながらも、王道を往こうと結局「特上醤油らーめん」+「煮干味」という組み合わせに落ち着くのです。


トッピングは、炙ったチャーシューと炙ったひと口ポーク、
焦がし葱にだし玉、海苔三枚。mejiro03.jpgその隙間から覗くスープは濃度しっかりにしてキレのいいのを知っている。
そのスープに恭しく蓮華を沈めて、ずいっと啜る。


ああ、そうそう、輪郭のくっきりした旨みと濁りのないコク。
焦がした葱の香ばしさに煮干しの馨しき風味。mejiro04.jpg複層的な旨味の纏め上げる、塩分の利かせ具合と脂の含み具合が絶妙なのです。


ちょっと慌てるように箸の先をそのスープに突っ込んで引き上げる麺は自家製の。mejiro05.jpg粉の風味を活かしつつ、つるんんとした口触りを表現していて、
そのクセしっかりとスープを纏わせる。
うん、美味しいらーめんです。



またまた都庁からの帰り道。
たまにはと、「特上醤油つけ麺」に挑んでみました。
やっぱり「煮干味」で味変更です(笑)。

壁際に積まれた日清製粉の丸特ナンバーワンの袋をながめながら受け取るどんぶり。mejiro06.jpgmejiro07.jpgつけ麺の麺は、らーめんのそれとは違うやや平打ち。
なるほどぴろぴろっとした口元を滑りつつ、芯のある旨味を運んでくれる。
どちらかと云えば、らーめんの魅力に軍配だけど、
つけ麺はつけ麺でいいね、いいね。


複層的ならーめんの美味しさを安定感をもって愉しめる、七重の味の店「めじろ」。mejiro08.jpg今度の都庁からの帰り道には、塩で煮干し、に挑もうと思います。


口 関連記事:
  七重の味の店「めじろ」で らーめん美味しさひたひたしみじみ(06年04月)



「めじろ」代々木本店
渋谷区代々木1-58-7-106 [Map]03-3299-8050 http://www.mejiro24.com/

column/03199

口 Bar「Amami」で バーの景色Blackadderとスモークドオイスター

amami.jpg高架を走る池上線大崎広小路駅。
山手通り沿いには、背脂ちゃっちゃの「平太周」やその斜向かいのつけそば「麺彩房」。
でも、大崎で暮らしていた頃にちょこちょこ訪れていたのは、駅のすぐ脇の路地。
ホーム真下のバー「Amami」でありました。


それは確か、昨年の末頃のことだったでしょか。
久し振りに止まり木のひとになろうと件の路地を訪れると、なんと別の店になっている!
ああ、知らないうちにそうなってしまったか、結構それなりに繁盛していたのになぁとガックリ右肩を落として路地を離れたことがありました。


ところが、ひょんなことからそれが移転であったことを知る。
大崎広小路駅の真下のからも目と鼻の先。
中原街道を挟んで向かい側に移っていたのです。
ああ、よかった良かった(笑)。


ご無沙汰してましてとドアを開く。
そこにはほんのちょっぴりふっくらしたマスターの顔がある。amami01.jpgamami03.jpgamami04.jpgamami05.jpgamami02.jpg
以前より広くなった店内は、壁に向かうカウンターやボックス席もある。
きっと、マスターが思い描いていたオーセンティックなバーの景色が表現できたのじゃないかなぁ。
いい感じにゆったりになりましたねーと話し掛けながら、カウンター奥に止まり木します。


まずは、バックバーで目に留まった「midori」を使ったカクテルを。amami06.jpgマスター西島さんのアイデアは、「midori」にカリブのココナッツリキュール「マリブmalibu」を合わせるというもの。
ミルクも添えてのシェイクです。
うんうん、「midori」とココナッツフレーバー、さらっとふくよかに似合うのですね。


もう一杯と茶色い陶器なボトルの「Schlichte Steinhäger」。amami07.jpgamami08.jpgドイツからのお客さんとグラスを合わせて、Prost!
とろんとしてきりっとして、甘くドライなジンだ。



別の夜。
自由が丘「和旬」からの二軒目にと大崎広小路。
満員御礼のカウンターゆえ、ひとまず背中合わせのカウンター。
バックバーからカツっとシングルモルトを選びましょう。


選んだのは、「Blackadder 1998 Raw cask」。
Caol ilaで醸したモルトをBlackadderがボトリング。amami09.jpgラベルに記された、No added color,No chill filtrationがありのままのカスクのフレーバーを活かす意図を明快に示しています。


そんな滴には、「スモークドオイスター」がいいでしょう。amami10.jpgしっとりと濃密に凝縮した旨みに燻香が塩梅よく。


もう一杯だけと、「Hart Brothers」。amami11.jpgamami12.jpgインディペンデントなボトラーが繰り出してくれた、
SpringbankのCask Strength。
「うずらの卵の燻製」もよく似合います。


処は、山手通りと中原街道の交叉点辺り。
オーセンティックにして、ハートウォームなバー「Amami」。amami13.jpgsince2000、一年ちょっと前に移転して。
蒸溜所を訪れたかと錯覚するよなファサードが、マスター、憎いです。



「Amami」
品川区西五反田8-2-5 ファインズ西五反田1F [Map] 03-3493-8216

column/03198

口 洋食「グリル小宝」で香ばしき衣牡蠣の滋味カキフライやってます

kodakara.jpgすっかり夜の帳の降りた京都・東山。
白川沿いの暗い夜道を抜けていくと、
急に開けた感じの界隈に出る。
右に視線を振ると、朱塗りの橋の欄干が見えてくる。
その先を見上げれば、
そこには大きな鳥居の偉容に臨みます。


夜の曇天を薄っすらと照らすのは、どこの灯りでしょう。kodakara01.jpg平安神宮の大鳥居の右手には、京都市美術館が佇んでいます。


そのまま鳥居を潜って、岡崎通りの方へと抜けてゆく。
左手に平安神宮の杜を見ながら往けば、今宵の寄り道の目的地が見えてきます。


ひっそりとした界隈とは対象的に、「グリル小宝」の店内はなかなかの賑わい。
観光ちっくなテーブルに地元の方々らしきテーブルも混じります。


隅のテーブルに腰掛ければ、目に飛び込む「カキフライ、やってます。」の文字。kodakara02.jpgそうとなれば、お願いしない訳にはいかないでしょう(笑)。


メニューには、「カキフライ(冬季限定)Oyster katu」とある。
そうかそういや"katu"なのかもね、と微笑ましく思いつつ、
でも"fried"でいいんじゃないかなぁとも素朴に思う。


ビールの小瓶をやっつけていると、お待たせしましたと御兄さん。kodakara03.jpg単品1,600円のお値段に恥じないお皿のボリューム感。
たっぷりたっぷり添えたタルタルソースが嬉しいな。


しっかり色付いた衣の表情をまず愛でる。kodakara04.jpgkodakara05.jpgkodakara06.jpg
タルタルの方へ視線を回り込ませれば、溢れ出す溶岩流のよう。
左手には付け合わせナポリタンが潜んでいます。


檸檬をさっと絞り、かぷっとかじって、ああ、旨い。kodakara07.jpg衣の香ばしさと牡蠣のミルクの滋味が一瞬間の裡に渾然と昇華する。
その美味しさを十分確認し愉しんだら、
件のタルタルソースをたっぷり載せていただきましょう。


京都で夙に知られた洋食の一軒、「グリル小宝(こだから)」。kodakara08.jpgkodakara09.jpgお隣のテーブルに見た量感たっぷりの「オムライス」や「ヤキメシ」。
「カレーライス」「マカロニグラタン」に「カツサンド」「ビーフシチュー」などなど定番の逸品も試してみたい。
1,400円の「ハムエッグ」って一体どんな?と思いつつ、一番気なるのは「エビジクセル」。
"ジクセル"ってなんだろう?
そんなことを考えながら、平安神宮を背にするのでありました。



「グリル小宝」
京都市左京区岡崎北御所町46 [Map] 075-771-5893

column/03197

口 Humburger「BROZERS'」で ロットバーガー軽妙バンズ弾ける旨み

brozers.jpgふとハンバーガーが食べたくなって人形町。
甘酒横丁から路地へ折れ込んで、浜町公園方向へ。
途中で見つかる「BROZERS'」の紅いファサードは、
デリバリー&テイクアウトの専門店。
ずっと以前にここの前に佇んで、ここはイートインできないのだろうかと腕組み悩みつつ、覗き込んだことを思い出します(笑)。


そのままさらに進んで、緑道に出たところが目的地。brozers01.jpgここでもくっきり、紅いファサードが迎えてくれます。


brozers02.jpgおひとりさまは、カウンターで紅いランチメニューを覗く。
日替わりを含めて、13種類のハンバーガー。
「ベーコンバーガー」をいただきましょう。


キノコの傘のような表情のバンズを頂いて、何気に高さを魅せる光景。brozers03.jpgハンバーグというとどうもコーラをサイドオーダーしてしまいます。


脂滴るパテの上でカリっと香ばしそうなベーコンが顔を出す。
バーガーペーパーでどうぞとおねえさん。
用意されている袋にそっと差し込んで、
ちょっと上下に潰すようにしながら大口開けて齧りつきます。brozers04.jpgbrozers05.jpgbrozers06.jpgなははは。
思わず笑ってしまう感じに旨い。
パテの肉々しい旨みの弾けと軽やかなバンズの取り合わせが鉄板なのでありますね。


「BROZERS'」スペシャリテのひとつにも挑みたいと、夜の人形町。brozers07.jpg今度はテーブル席で、まずはRoot Beerと迷いつGUINNESSのグラス。
お願いしたのは、「ロットバーガーLot Burger」だ。


当然ながら、「ベーコンバーガー」よりもさらに嵩を増した「ロットバーガー」。brozers08.jpg
brozers09.jpgbrozers10.jpgbrozers11.jpg
これだとますますバーガーペーパーのお世話にならざるをえません。
はみ出ないように気をつけながらガブっと齧る。
旨味たっぷりのパテにBBQソースが滲む。
オーストリアのアーチーズ直伝のハンバーガーをブラザーズ流にアレンジ、とメニューにあるけど、どの辺りが直伝でどの辺りがブラザーズ流なのだろね。
でもでも、旨い。
所々に現れるパイナップルに酢豚の在り方を想ったりして(笑)。


人形町の人気グルメバーガーショップ「BROZERS'(ブラザーズ)」は、紅いファサード。brozers13.jpgそれはそのまま、兄弟で始めたから「BROZERS'」。
webサイトには、「BROZERS'の"Z"は、アルファベット最後の文字。最後までやり通すという誓いを込めて」とある。
掲げる名前に信念や深い想いが表現されているお店って、やっぱりいいね。


「BROZERS'」
中央区日本橋人形町2-28-5 [Map] 03-3639-5201 http://brozers.co.jp/

column/03196

口 もつ酒場「ニューなかみ家」で レバテキ塩ホルモンソウルマッコリ

nakamiya.jpg新幹線搭乗前に「MONDE BAR」を訪ねて以来の品川・港南口。
思えばこのところ、駅ビルの品川アトレをくるっと冷やかすとか、再開発ビル群の一角へ研修のため足を向けたことがあるくらい。
気になりつつも、居酒屋「路地裏」や韓国料理「とうがらし」、コショウそばの「天華」のある路地へ闖入することが最近ない。


そんなことを考えながら、港南口のデッキから旧海岸通り方向を望みます。nakamiya01.jpg港南口を背にして真っ直ぐ進んだ先が今宵の目的地。
海岸通りのちょっと手前。
右手に見つかるA看板にあるは、「ニューなかみ家」。
"なかみ"ってなんだろね(笑)。


広過ぎず狭過ぎず、の店内。
半個室もありますよ、ってなことで、右奥のコーナーに陣取りました。
ふと壁を見ればそこには例のグンちゃんがニッコリと。nakamiya02.jpgそう、今度は食肉市場を擁する品川港南口へとソウルマッコリを呑みにやってきたのです。


nakamiya03.jpgお品書きの裏表を眺めると、
そのどれもがソウルマッコリに似合いそうなものばかり。
おねえさんに一番人気で売切れちゃいそう、なんてはどれ?と訊ねると、
「やっぱり、レバテキですね!」とこれまたニッコリ。
ソウルマッコリのカラフェと一緒にお願いします。


ステーキと呼ぶくらいだからまぁ、それなりに厚かったりするンだろねと思っていると、
やってきたのは鉄板に載ったゴロンと丸いヤツ。nakamiya04.jpgおおおと声を上げつつ熱々のところをひと齧り。
おお、臭みなんか勿論なくて、レアに火の入ったレバーの魅力は、
ちょっと新鮮な驚きを思わせる。
こんな風に提供できる、鮮度のいいレバーを恒常的に仕込めるから故の人気メニューなのであります。
そんな「レバテキ」に「ソウルマッコリ」がどんぴしゃり。
ぷち炭酸&乳酸甘すっきりの味わいがふしぎなほど馴染むのだ。


これぞ女子必携(?)か、
如何にもコラーゲンちっくなふるふるじゅるじゅるを纏ったナンコツのあたり。nakamiya05.jpgマスタードと一緒にこれまた鮮度を思わせるナンコツジェルを口に含んでは、
グンちゃんの笑顔を拝みつつ、「ソウルマッコリ」のグラスを傾ける。
女子会はきっとこんな感じから始まるのかな。
翌朝のkimimatsuさんは、いつも以上にお肌つるつるになったことでしょう(笑)。


油さんに、唐揚げならぬ竜田揚げあるよと「とりの竜田揚げ」。nakamiya06.jpg葱タレたっぷり。
ジューシーなそして香り高い竜田揚げに、「ソウルマッコリ」がその脂をそっと洗うよに。


nakamiya07.jpg
どうもするっと呑めてしまうのは、意外と低いアルコール度数からかなと思いつつ、カラフェをやめて、「ソウルマッコリ」をボトルでお願いしてしまいます。nakamiya08.jpgラベルに、PRO業務用専用って書いてあるのは、旧バージョンのボトル。
鉄板焼き「ホルモン塩味」と一緒にいただく前に、中身が均一になるようにぐるぐるっと傾けてからグラスに注ぎます。


所謂もつ煮込みがないのが残念も、然らばと「牛テール煮込み」。nakamiya09.jpgこれまたコラーゲンちっくなふるふるを含んだ尻尾あたりのトロトロお肉。
それは、圧力鍋で煮込むんやろなと信じる柔らかさだ。


レモン醤油でいただく「豚ハラミ」なんかも片付けて、中華タレ「子袋」と「ソウルマッコリ」。nakamiya11.jpg
いままでホルモンなラインナップには焼酎の仲間に頼りがちだったけど、
よりすんなりとマッチするアイテムをみつけました。


品川港南口で新鮮ホルモンなラインナップで迫る、 もつ酒場「ニューなかみ家(なかみや)」。nakamiya12.jpg今度は冬の寒い晩に、「もつなべ」で「ソウルマッコリ」がぶがぶってのもいいかもね。


banner_makkoli_tokyo.jpg今宵は、サントリーの企画、
「東京でマッコリが飲める 居酒屋特集」
でお邪魔しました。



口 関連記事:
  Bar「MONDE BAR」品川で ポテサラサンドと夏の昼間のモヒート(11年09月)
  韓国家庭料理「とうがらし」品川店 でスンデタラチムトックポッキ(07年06月)
  四川料理 味自慢「天華」 で胡椒わさわさ名物コショウそば(06年04月)



「ニューなかみ家」
港区港南2-4-14[Map] 03-3471-3656

column/03195

口 そば処「狭山そば」で ホームで立ち食い天玉そばずっとそのまま

sayamasoba.jpg所沢では毎年、その名もそのまま「ところざわまつり」という山車祭りが行われています。
山車を牽くお祭りは、4年に一度くらいの頻度だった気がするのだけれど、今は毎年のことになっているそう。
10基の山車の曳行と重松流と呼ばれる祭囃子。
旧町を貫く銀座通りを埋める屋台村になんとサンバカーニバルまでもが繰り出すらしい。


いつも近くの公民館から聞こえていたお囃子が、山車の上から調子よく。sayamasoba01.jpgひょっとこ面の舞も堂に入っています。


銀座通りの屋台のどこかでちょっと何かをいただいちゃおうかと通りに出てびっくり。
想定外のひとの多さに、怖気づく(笑)。
そそくさと通りを離れて、駅へと向かいます。


それにはちょっとした理由もあって、久し振りに所沢の駅そばを啜りたいと思ったから。sayamasoba02.jpgいつからそこにあるのでしょう。
川越へと向かうホームの真ん中辺り。
跨線橋へと登る階段と階段の下に立ち食いそば処「狭山そば」。


果たして自身何杯目になるかなぁ。
ここに来たらやっぱりと、思わず口をついて出るのは「天玉そば!」。sayamasoba03.jpgsayamasoba04.jpg出汁の香りと掻き揚げの油の匂いが交雑して、食いっ気を誘います。
両手にしたどんぶりをちょっと傾けて、ちゅるっと汁を啜る。
特段上等な仕立てでも勿論ないのだけれど、ずっと変わらぬ味わいにノスタルジックな安寧を思うのです。


掻き揚げの脇から箸の先を突っ込んで、
玉子の黄身を揺らしながら引き上げるそば。sayamasoba05.jpgだからどうということもないものの、
きっと恐らく市内のどこかの製麺所で作っているのだと勝手に思い込んでいる。
挽きぐるみの風情を一抹漂わせつつ、素朴に粉の風味で啜らせる。
ああ、こうでした、こうだった。


時には、「きんぴら天」でうどんをいただく手もある。sayamasoba06.jpg最近は、「春菊天」なんてのが新登場しているのだなぁと頭上の品書きを見上げては、
きんぴら天を箸先で解す。
武蔵野うどんの土地なのに、うどんそのものはちょっと愛想がない感じ。
ここ「狭山そば」では、その名の通りおそばの方がおススメだ。


古びたホームで沢山のお腹を満たしてきた、所沢駅「狭山そば」。sayamasoba07.jpg電車が到着する度に、どんぶり手にする背中が並ぶ。
大改修工事中の駅だけど、この一角はずっとずっとそのままであって欲しい、
そんな光景です。



「狭山そば」所沢店
所沢市日吉町1-11 西武池袋線ホーム [Map] 04-2925-8552

column/03195

口 中華そば「伊藤」浅草で 中華そば煮干出汁の魅力と難しさを想う

asakusaito.jpgラーメン業界で知るひとぞ知るイラストレーターといえば、ラ部青木健さん。
その青木さんがある日こんな風に呟いた。
通り過ぎるのは、「ここラーメン屋さんかなぁ」「違うっぽいよ」の声ばかり。
いいえ、ここは有名ラーメン店の支店ですよ!
そこで思い浮かべるのは、
王子神谷の煮干中華そば「伊藤」だ。
看板もなく、無愛想なアルミの引き戸に包まれたファサードなのだものな~。


でも、青木さんは「支店ですよ!」と云っている。
ってことは、赤羽の店で呟いているのかと思えば、然にあらず。
つまりは、王子神谷でも赤羽でもない処に彼の中華そば「伊藤」が出来たってことなのです。


おおおそれは、という勢いで早速、浅草に足を運ぶ。
場所は、賑やかな雷門~仲見世方面とは違う、駒形二丁目江戸通り沿い。
「駒形どぜう」の斜め向かいといえば、イメージし易いかもしれません。


10席ちょっとの小さな空間。
入口に置かれた券売機で、まずはシンプルに「中華そば 中」。asakusaito01.jpg「伊藤」の原点の表出は、質実なる普通盛り「中華そば」600円にあるのだけどね、と呟きながら受け取るどんぶり。


如何にも煮干出汁由来の色合いのスープにストレート細麺が泳いでる。asakusaito02.jpg蓮華のスープに近寄ると、より鼻先を擽る煮干の香りがより強まる。
ズッと啜るスープ。
王子神谷での初めての出会いの感激には及ぶものではないけれど、ああ、いいね。



10日と空けず、浅草で道草。
今度はちょっと奮発して、「肉そば」+「スープ増し」。asakusaito03.jpg質実なる「伊藤」の中華そばとは若干ノリが違ってくるものの、ニボニボスープをたっぷり愉しみたいものね。


ただ、この晩のスープは、エグミが強い。asakusaito04.jpg煮干くさいのは全くもって厭ではないし、むしろ歓迎してさえいる。
ニボニボ銀鱗ハードバージョンとしてニヤニヤと愉しめる。
でも、ちょっとなにかの加減でバランスを欠くと、折角の煮干の旨みをただただ真っ直ぐに味わう状況からズレるのかもとも思う。
そんな繊細な難しさがあるからこそ、感激もあるのだね。


中華そば「伊藤」といえばやっぱりこの、
加水の少ないポキポキッとしたストレート麺。asakusaito05.jpg粉の風味が素朴に伝わる、美味しい自家製麺だ。


質実なる煮干し中華そばの系譜、「伊藤」の浅草の店。asakusaito06.jpgぜひに是非に、よりストイックにより繊細にスープの仕込み仕上げに入魂して欲しい。
そして、もしもこれ以上支店が増えるようであればそれは、何をか云わんや、とも思います。


口 関連記事:
  中華そば屋「伊藤」で 質実なる潔さと大盛りつゆ増しへの欲求(09年04月)
  自家製麺「伊藤」で 煮干し出汁中華そば自ずと想う親仁との比較(10年08月)



「伊藤」浅草店
東京都台東区駒形2-6-9 [Map] 03-6802-8226

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