それは、師走の日曜の昼下がり。
日本オイスター協会の会長さんからお誘いをいただいたイベント会場へとやってきました。
処は土橋の信号の近く、銀座コリドー街の一方の入口辺りといえばいいでしょか。
円柱形の建物を憶える静岡新聞の縁石に寄り掛かって、会場が開くのを待つ。
当の会場は、有名オイスターバーのひとつ、「MAIMON」銀座店であります。
マリンブルーが目を惹くブロックアイスざくざくのカウンターを横目にしながら二階フロアへ。
スタイリッシュかつ落ち着いた空間は、牡蠣好きさん達で満員御礼、満杯だ。
今回のイベントは、題して「"牡蠣+工藤シェフ連合軍" vs "サントリーワイン軍団"」。
なんだか対決モードに仕掛けようとする節もありますが(笑)、要は牡蠣とシャンパンの相性について改めてみんなで向き合ってみようよ!ってな趣旨なのです。
工藤シェフは、MAIMONの全店舗総料理長。
一方の、"サントリーワイン軍団"というのは、
あの「ローランペリエ」でお世話になったサントリーワインインターナショナルの方々。
振り返れば、新丸ビルの「四川豆花飯荘」のセミナーで初めて出逢った「ローラン・ペリエ」。
ウイリアム王子の結婚式の夜の晩餐会で皇太子御用達のシャンパンとして振る舞われたものとしても知られる「ローラン・ペリエ」を「玻璃 青山」のプールサイドや六本木「HYGGE」のカウンターで味わったことを想い出す。
その後、山本実樹子さんやlaraさんが、
六本木の小さなサロンで催したチャリティーコンサート。
チャリティーのちょっとした後押しにと、
コンサートの休憩時間に、軽ーく"牡蠣とシャンパン"を愉しんでもらおうと思い付いたのが、
オイスター協会とサントリーワインインターの方々を結びつけることになり、
今回のイベントのきっかけになりました。
それはさておき、早速いただく「ローラン・ペリエ」は、主力のブリュットL-P。
ああ、やっぱり、繊細にして酸と華やかさのバランスがいい、美味しいシャンパンだ。
さて、どこあたりの殻付き牡蠣がやってくるのかな?と待っていると、
牡蠣のお皿ではなく一枚のシートが配られました。
そこには、牡蠣の味わいの相関や分布を示す図表が示されている。
そして、司会進行のジャージ佐藤氏がこう宣ふ。
これから供するどの殻付き牡蠣が"シャンパンやワインに合う"のかを答えなさい!
謂わば、産地やブランドを伏せて味わう"利き牡蠣"的な。
こりゃ、美味しい旨いとヘラヘラ牡蠣やシャンパンをいただくのとはちょっと勝手が違ってきました(笑)。
華開くように盛り付けられた牡蠣には、AからFまでの記号が附されてる。
形の違い、大きさの違い、身の厚みの違いを眺めても、
それだけでひょいと産地が判るべくもなく。
いつもの檸檬スライスが添えてないのは、
シャンパンの酸が牡蠣に利く具合を確かめることを意図してる。
「ローラン・ペリエ」をいただいては、殻から外した牡蠣をつるんとして。
これはさらっとしながらちょっとしたクセがあるなぁとか、なかなか濃いぃコク味だなぁとか、
ミネラルな感じも強いよねとか、唸るように呟いたり目配せしてニヤついたり。
ウハハこれは濃厚だわぁと、カキタベ!委員長も愉しそう(笑)。
でもね、いただく順番で結構印象も変わるし、個体差もありそうな気がする。
段々自分の好みの牡蠣の味わいを確かめてるのか、シャンパンと相性のいいと思うものを選んでいるのか判らなくなってきた。
さっきのあれより、いまのこの濃厚さ、でもミルキー一直線なものよりバランスの良いのがいいけど、あれどれだっけ?みたいな(笑)。
手元にメモっていても、混濁してくる。
因みに殻付きで供された牡蠣のひとつは、
「MAIMON」オリジナルの「マイモン・ダイヤ」はこの時期福岡から。
そして、唐泊の「恵比須」、長崎はご存知「九十九島(くじゅうくしま)」、
飛んで北海道の汽水モノ「サロマ湖」。
「キリタベイ」はニュージーランド、「キャッツアイ」はタスマニアからやってきたヤツ。
「キリタベイ」、結構好みかも。
これも宮城の牡蠣のDNAを継いでいるンだぞ。
うーんと、結局、どの牡蠣が一番「ローラン・ペリエ」に合うのか分かんなくなっちゃった、
ゴメンナサイ(笑)。
ブリュットには、クリーミーさ控えめなヤツが合う気はするのだけどね。
でも、シートが示す、昆布ダシ(磯なアミノ酸的旨み)と海水(ミネラルな感じ)、貝柱・蛤(貝のエキスな感じ)と生クリーム(グリコーゲン的濃厚さ)といった位相の交わりは、殻付き牡蠣の味わいのバラエティを愉しむ時の指標になりそう。
どっちにしても、まだまだ修業が必要なのだ(笑)。
この日の"利き牡蠣"修業はそのくらいにして。
届いたのは、「恵比須」牡蠣のワイン蒸し。![]()
工藤シェフによるとこの蒸籠、サントリーの手摘みシャブリ「ウィリアムフェーブル」で蒸し上げたものだそう。
それをサントリー「甲州」でいただいたりなんかして。
次のお皿は、不思議な光景を運んできた。
カリッと揚げた牡蠣のフリットに小さなスポイトが幾つも刺さっているのです。![]()
そのスポイトには、
同じく国産ぶどうの「マスカット・ベリーA」を使ったポン酢が入っている。
それを垂らすのではなくて、
ちゅーっと身の中に注入して召し上がれ!という趣向。
でも、上手いこと注入できない......。
ジュレにしちゃう、なんて手もあったかもね。
それからは、ビュッフェスタイルのテーブルで、牡蠣料理の争奪戦!
塩ダレをいただいた牡蠣フライや牡蠣のパエリア風などなど。![]()
![]()
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「ローラン・ペリエ」の絶品ロゼ、もっと吞みたかったなぁ(笑)。
コリドー街に印象的なブルーライトで誘う、Oyster Bar「MAIMON」銀座。
イベントへの会場提供と工藤シェフはじめスタッフ面々の尽力に多謝多謝。
そして"サントリーワイン軍団"のワインエキスパートの方々にはまたまたお世話になりました。
会長、ジャージ佐藤氏、お疲れさまでした。
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Nuovo Chinese「玻璃 青山」で 水辺の中華とローラン・ペリエと(11年07月)
BAR「HYGGE」で燻製牡蠣とオイルサーディンとローラン・ペリエと(11年07月)
「MAIMON」GINZA
中央区銀座8-3先 銀座コリドー街 西土橋ビル[Map] 03-3569-7733
http://www.secret-table.com/brand/maimon/
銀座で牡蠣料理のお店として思い浮かべるのは、
今やカキフライの店としても有名な「三州屋」銀座か、
そう云えば移転後はまだお邪魔できていない「銀座 かなわ」か。
そして、幾つかのオイスターバーよりも先に想起するのが、演繦料理「銀座 楸」なのです。
「九州じゃんがら」や油そばの「東京油組総本店 銀座組」の前を通って、
ご無沙汰の階段を二階へと上がる。
やや暗がりの中にスポットを落とした店内。
カウンターの中程に居場所を得て、うきうきと(笑)、メニューを開きます。
やっぱりまずは、カキフライ!
「赤穂 牡蛎フライのせカレー」をいただきましょう。
ゆらゆらっ湯気を上げて誘う、牡蠣フライと黒いカレーと。
黒いカレーをソース代わりに早速、牡蠣フライに齧り付きます。
兵庫は赤穂からやってきた牡蠣の滋味をぴっちりと包んだ衣からじゅんと旨み弾ける。![]()
仄かな苦みに似た香ばしさを含んだこっくりとそしてさらっとしたカレーと硬めに炊いたライス。
牡蠣フライの滋養一閃に深みあるカレーがより奥行きを与えてくれます。
いいねいいねと一気喰いしてしまいます(笑)。
間を置かずまた、「九州じゃんがら」の並びへと。
同じ椅子に腰掛けて今度は、「牡蛎入りカレー」をお願います。
「牡蛎クリームコロッケ」をひとつ、トッピングしてもらいましょう。
煮崩れることなんかなく、端正な表情で鎮座する牡蠣の身。
そっとその下のライスと一緒にスプーンの上に載せ、かぷっと口へ。
フライのそれとは違う、真っ直ぐな牡蠣の風味が解けて黒いカレーのさらっとしたコク味と渾然となって、旨い。![]()
クリームコロッケを齧るとこれまたびっくり。
中に仕込んだ牡蠣がその魅力を主張すると同時にチーズの濃厚な旨みが一気に解放されて、ハッとする。
「牡蛎クリームコロッケカレー」にもう一個、牡蛎クリームコロッケをトッピング、なんて手もあるなんて思ったりして(笑)。
そう云えば、「牡蛎とチーズのグラタン風カレー」は再開しないのかな。
階段の脇には、黒板が据え付けてあって、
そこにはこんな風にメッセージがある。
「牡蛎を食して、元気になろう!」。
Oyster Restaurant & Wine、演繦料理「銀座 楸(ひさぎ)」。
"牡蠣料理"と標記せず、余り見慣れない"演繦料理"と謳うあたりからも拘りを思います。
夜に、そして麻布のお店にも行ってみなくっちゃ。
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大衆酒場「三州屋」で 夜のかきフライ風格の表情弾ける魅力(10年10月)
らあめん「九州じゃんがら」銀座で 赤いじゃんがらとお帰りなさい(11年03月)
「楸」銀座本店
中央区銀座6-12-16 片桐ビルⅡ2F [Map] 03-3289-1390 http://kaki-hisagi.com/
嘗て7丁目にあった「じゃんがら」の銀座店。
秋葉原の本店、そのあとできた原宿店と並んで、ちょくちょくお世話になっていた。
表側から入ってコの字のカウンターの奥に陣取り、満席の店内を離れるときは、店裏手のビル通用口側から店を出る、というパターンが多かったっけ。
そんな銀座店が一時閉店すると知ったのは、たしか07年の桜咲く頃でありました。
ビル取り壊しによる移転のための休業と聞いて、
なるほど随分草臥れたビルだったものなぁと納得したことを想い出す。
遠からず近所に開店してくれるのだろうと、
駐車場になった取り壊し後の敷地を眺めたりしたものでした。
ところが、物件探しが難航しているのか、なかなか開店の吉報が聞けず終いのまま月日が流れて3年あまり。
ロレンスさんの記事で、10年七夕の再開店を知りました。
ところは、三原通りの木挽橋信号近く。
そういえば、何度か寄ってた神田のお店に閉店の貼り紙があったのは、スタッフが銀座店へ移行するという事情もあってのことかなと思いながら、久々の暖簾を潜ります。
いつもの定番、「じゃんがらみそ全部入り」あたりかなぁとレジに正対するも、今まであまり触手の動かなかったメニューに目を奪われました。
あのこってり「ぼんしゃん」の辛い版「からぼん」。
久々なのだけど、そんなのもいいかもと威勢のいい兄さんにそう告げます。
浅め小振りの「ぼんしゃん」どんぶりに、表面張力を活かしたかのようになみなみとしたスープは赤々として、みるからにトロミを想わせます。
溢さないように気をつけながら麺を引き揚げると、たっぷりとその細麺に纏う赤いスープ。
とぷとぷっと口元を滑らせながら味わう深い旨みと柔らかくもパンチのある辛み。
いいね、うん。
日を改めて、もうひとつの辛いじゃんがらをいただきに参上しました。
それは「レッドじゃんがら」。
場合によってはこっちの方が辛かったりするのかしらん、
などと心配(笑)しながら、レジに向かいます。
如何にも赤かった「からぼん」と違って、
そういえば赤味が注している、という感じのどんぶり湖面。
マイルド「じゃんがら」にトマトベースの辛味アンを投入するという仕立てらしい。
「太陽のトマト麺」は辛いのだったけかなぁと考えつつ、蓮華のスープを啜ります。
へー、そんなに辛くない。
辛味が加減よく味わいの輪郭をつくりながら、
トマトの酸味の方が活躍してくれる感じ。
調子に乗って細麺を啜って気がつくと、スープの色が赤くなっていている。
いや、結構~辛い(笑)。
でも、女性受けのいいメニューなのかもね。
そして、やっぱり定番も外せない、と「じゃんがらみそ角玉」。
安定と信頼の味わいに、足繁く通っていた頃のわくわく感を想い出して、懐かしさに遠くを見渡す気分になる。
ずっとそこにあって欲しいものです。
3年強のインターバルを経た後の、復活嬉しい「九州じゃんがら」銀座店。
(11年01月の外観)
従前からの独特な筆致のイラストがここでも明るく朗らかに迎えてくれる。
お帰りなさい。
浮かぶ雲には、「じゃんがら」を生んだ「ブルカン塾」の表記もあるね。
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九州とんこつ「じゃんがら」銀座店で かくたまみそ揺るぎなきNO,1(02年10月)
「九州じゃんがら」銀座店
中央区銀座6-12-17 銀座片桐ビル1F[Map] 03-3572-3025
デュープレックス銀座タワー5/13。
建物名の最後についた不思議な採番は、
どうやら丁目番地を示すものらしい。
三原橋交差点に面してすっくと屹立する佇まいは、
歌舞伎座が取り壊された今では、
界隈のちょっとしたランドマークになっています。
ソソる肉が喰いたい、そう想った時には、
このビルのエレベーターの10Fボタンをポチとする。
混雑してなきゃいいのだけど、
と心配になる「天壇」へとまっしぐら。
出足の良かった所為か、まだなんとか窓際のカウンター席に空きがある。
席に着いたら早速、席を離れて(笑)、バイキングのテーブルへ。

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チヂミ数種やスジ煮込み、ナムルあれこれ、チャプチエにサラダたちが並んでいます。
お皿にとって席に戻ると、既に「天壇カルビランチ」が準備万端。
さぁ、いただきましょう。
ロースターに載せた肉を横目にしながらチヂミやナムルをいただく。
焼き過ぎないように、手にしたトングでさっとカルビを挟んでタレの小皿へ。
恥ずかしながらちょっと気が急いたように口に運びます。
なはははは、やっぱり旨い。
脂が甘く解けて、嫌味のない旨みが口腔に迸ってはすっと消える。
焼肉の本懐は赤身にあるだなんて今は決して思えない(笑)。
そのままでも十分イケる肉をさらに昇華させてくれているのが、「天壇」特製のつけダレ。
それは、コンソメ色したタレのベースは牛骨から摂ったフォン。
折角もみダレが利いたお肉を汁の類に浸けてしまうなんて、NGでしょって思うところを裏切るように巧いこと肉の魅力をもう一段高いところへ誘ってくれるンだ。
天井に張ったミラーパネルに逆さまに映る交差点の様子を眺めながら、
食後のコーヒーを啜ります。![]()
そんなランチも魅惑の「天壇」の、夜の部へお邪魔しました。
やっぱり、麦酒を生を!と云ってしまうステレオタイプに自省しつつ、でもいいじゃん!と開き直ってグラスを傾けます。
月島「凛」を思い出しながらお願いしたのは、「厚切りタン」。
器には、十分厚切りの、丁寧にひと皮剥いたような印象のタンが鎮座。
「凛」の牛タンの厚さそのものには到底及ばないけど、まぁ兎に角厚けりゃいい、ってもんでもないしね。
そこへ、それなりによーく焼かないと噛み切れなくなります、と店長の的確なアドバイス。
焼きが足りずに噛み切れなかった「凛」での失敗が蘇ります(汗)。
そこそこしっかり両面を焼いた厚切りのタン に薬味をのっけて、いざ。
むほほほほー。
すっと噛み切れる柔らかな歯応えの後から、真っ直ぐな旨みが訴える。
確かに薄切りでは味わえない、魅力の領域なのですね。
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「ハイボール」をお願いすると、
そのグラスには「山崎 京都ハイボール」の花札マーク。
そうだ、そもそも「天壇」は、肉の都、京都・祇園、南座の裏手に本店を構える店だものな。
続くお肉は、「天壇」が看板メニューと謳うロースを使った「ミルフィーユロース」。
もみタレに浮かんだサシの入った肉は、
例えば単なるしゃぶしゃぶ肉とも、機械でスライスした肉とも違うご様子。
一枚焼きますね、と加減をみて炙るように焼いてくれた店長は、
その肉をくるくるんとして、例のつけタレに浸してくれます。
だはははははー。
こいつぁー、旨いや、文句なし(笑)。
しゃぶしゃぶ肉をただ焼いたんじゃ、こんな風に美味しいシグナルが脳裏を駆け巡ることはきっとない。
ズルい、とだけ申し上げておきましょう。
そろそろお出ししましょうか、ということでやってきたのが、茶碗蒸しに始まる四品の器。
「天壇」の厨房の面々が、ひかり味噌謹製の「有機味噌」と旬を迎えようとしている筍とを駆使したレシピを考案してくれたのです。
「ひかり味噌」というのは、
長野の諏訪に本社工場を構える味噌メーカーで業界三位だそう。
自然のおいしさを堪能できる有機JAS認定の味噌で、スーパーマーケットの陳列棚でも
㊒マークを白抜きした青や赤のパッケージなどの「ひかり味噌」ブランドが見つかるそうだ。
ご存知でした?
木の芽を彩りに頂いた、筍のスライスが浮かぶ茶碗蒸し。
匙からつるんと口元から吸い込むと、ふわっと味噌の風味のする。
お出汁と玉子の掛け算を愉しむ茶碗蒸しを味噌の風味が包む感じ。
少しだけ味噌を控えめにしたらば、
三位のバランスが揃って、より小粋だったかもしれません。
カリッと唐揚げにした筍にも、ふむふむ、味噌の風味がよく似合う。
カレー粉や胡椒などのスパイスや大蒜・生姜といった香味野菜を利かすのとはまた違う。
ほんのりと品よく、でもしっかりと風味を挿すような真似もできるのも調味料としての味噌の使い勝手のよさなのかもね。
味噌と揚げ物の相性についてそんなことを考えながら、もうひとつの揚げ物を覗き込みます。
筍とバラ肉の重なりが魅惑的な歯触りを予感させる。
何もつけずにそのまま、せーのと齧る。
うほほほほー。
予想に違わぬ筍のシャクっとした歯触りにサクっとした衣。
そこへ豚の脂の甘みとどんぴしゃの加減で味噌の風味が一体となる。
うんうん、うん。
例えば、トンカツ屋や洋食屋で残念な光景に出くわすことがある。
揚げ物が塩辛かろうが、サックサクの衣であろうが、兎に角取り合えずとんかつソースやウスターをどっぷりと廻しかけて、ソース味一色にしちゃってる御仁のテーブル。
本人の嗜好だから他人がとやかく云うことでもないのかもしれないけれど、そんなひとにこそおススメしたいのがこの、「たけのこのミルフィーユ味噌カツ」だ。
レシピをいただいたので、週末あたりにLe's cook、いかがでしょ。
ご想像通り、ビールのお供にもよろしからずや。
あ、ひかり味噌では、「一品入魂!」と呼ぶサイトで味噌を楽しむレシピを紹介しているそうですよ。
別に名古屋の味噌カツを否定している訳じゃないのヨと呟きながら(笑)、
筍ご飯を口に含んだら思わずニヤリ。
決して過ぎない、塩梅のいい味噌風味が味蕾をふわっと撫でてゆく。
味噌仕立ての筍ごはんというのもあり、だね。
以上の「ひかり味噌」を使った「天壇」考案の四品は、いまのところメニューにないのでひょっこり「天壇」を訪ねても、食べられない。
うーむ、それは残念だ(笑)。
そうそう、「天壇」のグランドメニューには、
「チゲ味噌汁」という"味噌"メニューがある。
石焼きグツグツ熱々のピリ辛スープの味噌汁は、魚介あれこれに豆腐や肉に野菜たちと具沢山だゾ。
京都・祇園発の焼肉の名門、「天壇」銀座店。![]()
三原橋の上空から眺める銀座の風景を借景に、
焼き肉、そして本格韓国料理が堪能できる。
そして今日、仕立てよく和食もこなすと知りました(笑)。
帰り際に「アメちゃんです」と薄荷の飴を渡してくれる瞬間に、京都のお店であることを想うのです。
「天壇」銀座店
中央区銀座5-13-19 DUPLEX GINZA TOWER 5/13 10F [Map]
http://www.tendan.co.jp/
もつ鍋水炊き「博多慶州」の並び。
路上には、さぬきうどんのランチを誘う木製A看板。
そう、角に提げた大きな提灯が目印なのが、
立呑みうどん酒場の「銀三」です。
入口の面する路地には、東京ラーメン「ラ・ヌイユ」。
そして、今は亡き「味助」の看板が寂しく映ります。
ふふんと薫る出汁の匂い。
通りに面した硝子戸は、いつでも開放できるような設えで、
全体に木目で囲んだ昭和な酒場テイストでデザインされています。![]()
ブロックを積んだままのキッチンに裸のモルタル。
狙って安い普請のテーブルに丸椅子。
季節が温まれば、オープンエアな酒場へと表情を変えるのでしょう。
![]()
まずはやっぱり、黒板いちおしの「肉うどん」を。
カウンターで出来上がりを受け取り、空いている席へと運びます。
寸胴でくたくたに煮込まれていたバラ肉とたっぷりが嬉しい刻み海苔を一緒にしてうどんを掴み上げ、一気に啜る。
うんうん、妙に強いコシを訴えるでもなく適度なプルプリで、滑らかな喉越しが悪くない。
このくらいのうどんならば、おウチ冷凍うどんでも叶うもの、と思うなかれ(笑)。
濃くひいた出汁による、やや甘く仕立てた汁がそのうどんをしっかと支えてくれています。
「肉汁」と聞いて、肉料理じゃなくて、「武蔵野うどん」を想い浮かべるへそ曲り(笑)が、次にいただいたのが「肉汁つけめん」。
お膳を受け取ってまず意外だったのが、つけ汁の色。
デフォルトぴり辛仕様なのですねー。
陽射しを受けてつやつやと煌めくうどん。
それを如何にも辛そうな色合いのツユに浸して、いただきます。
![]()
くたくたお肉と一緒に啜れば、それは見た目ほどには辛くない。
辛さの中に含む甘さは、必然ながら「肉うどん」の出汁と同じ甘さ。
啜り終わったところで、卓上に用意されているポットのいりこ出汁でスープ割り。
改めて旨みが開いたようで、ほっとするのが妙な感じ(笑)。
昼はうどんあれこれ啜り、夜は串天あれこれで一杯の、
立ち呑みうどん酒場「銀三」。
ちょっと暑かった日の夕暮に、
開け放った戸口のあたりで串天片手にジョッキ傾けるのがイメージか。
もしかして銀座三丁目にあるから?と訊いたらば、
ハイそれで「銀三」です(笑)。
口 関連記事:
東京ラーメン「ラ・ヌイユ」で ねぎラーメンwithチャーシューにぎり(05年03月)
「銀三」
中央区銀座3-14-7 鷲尾ビル1F[Map] 03-6226-5870
処は銀座八丁目。
そうはいっても昭和通りも近い、
三井ガーデンホテルの裏手辺り。
日比谷寄りの中央通り~電通通り界隈と違って、ひと通り少なく、夜道を誘うネオンの煌めきもありません。
その一角の雑居ビル。
通路の脇に地下へと降りる階段があって、
その壁の上に暗がりを照らすサインがあります。
雨垂れが馴染んだそのサインが示すのは、
「MONDE BAR」の在り処です。
ビルの前でくにちゃんを待っていると、タクシーがその前にすっと停まる。
降りてきた御仁は、トレンチにソフト帽を決めた井出達。
濃いめのモスグリーンにみえる中折れ帽は、ボルサリーノか。
そのまま、ビルの階段を地下へと降りてゆく後ろ姿を目で追います。
その姿が消えた階段の踊り場の壁には、「MONDE BAR」のエンブレム。
昨日一昨日からの店ではない風格が色濃く滲んで、いい。
ネクタイを少し絞ってから、ゆっくりと扉を開きます。
店内でまず目を惹くのが、
フロア中央に鎮座するブラックジャック用のテーブルとそのフェルトの緑色。
そして、その上に置かれたかすみ草のふくらみだ。
カウンターに正対して腰を下ろした椅子は、
バーの椅子にしてはおよそ珍しい片肘置きのスツール。
そして、泰然とした笑顔で迎えてくれたのが、master長谷川さんです。
まずは、ちょっぴり変わったハイボールをと、
スペイサイドのシングルモルト「Glenfiddich(グレンフィディック)」12年でハイボール。
いつもの角ハイボールに対して、ぐっとコクのある仕立て。
でも後口に残る香りはフルーティで円いものだ。
「MONDE BAR」では、お酒は勿論のこと、
酒肴や食事メニューの彩りが憎らしい(笑)。
バーにして、自家製の品が幾つかあって、その筆頭が「自家製ハム」。
マスタードソースをたらりとしていただけば、微かな薫香と一緒に黒豚の脂の甘さをすっきりと愉しめる逸品です。
「自家製ハム」は、沖縄の黒豚を使っているそうで、
四谷「北島亭」の自家製ハムをひとくち食べたのがその契機。
「北島亭」で二日の修行。
でもたった二日指導を受けただけでは、思うように出来上がる訳もなく、
それから一年ほど試行錯誤が続いたそう。
そして今ではもう、北島亭では作ってないらしい。
一部の店には卸していて、その隠れた人気からネットで商売したらどうかと云うひともいるけど、そもそもそんなに量は作れない、とはご尤もなお話だね。
![]()
続いていただくグラスは、
「Balvenie(バルヴェニー)」15年をトゥワイスアップで。
バルヴェニーの蒸溜所は、 「グレンフィディック」と同じ敷地内にあるという姉妹蒸溜所。
年次以上にも思わせる熟成感がどこかとろんとした香りで迫ります。
隣り合っている蒸溜所でも、テイストが違うのが面白い。
こんな洒落た味あるバーだもの、撮影に使われたことがないのかなぁと訊ねると、
女優・高橋惠子のスチールのロケ現場になったことがあるとマスター。
その場に立ち会ったマスターは、その艶やかさにどぎまぎして、
ホントに居ていいのかととっても戸惑ったそう(笑)。
らーめん店主も一目置きそうなのが、黒板メニュー「名古屋コーチン味付玉子」。
白身までもがとろんとしたコクがあって、
バーのカウンターにもよく似合う上等なる玉子料理だ。
終業時間を設けていない「MOMDE BAR」では、
最後の客の最高滞在時間記録は、翌昼の11:30ですよーと笑う長谷川さん。
日付が変わる頃から訪れる客筋や飲食店関係者たちは、夜中にがっつりを所望することが多いのか、「自家製ハム」以外にもお肉メニューが充実し切っているも特筆なところ。
「カツサンド」は、バーでは割と定番ながら、ここでは「白金豚のカツサンド」。
甘く軽い豚の脂と旨みをソースの風味が引き立てて、プランタン地下のビゴの店で焼いたパンの香ばしさと渾然となる、その美味しさといったら。
うんうん、やっぱり、ズルい。
そして、肉業界の専門家がそれがここにあることをまず疑うというのが、
「菊紋神戸牛ステーキ」。
黒毛和牛の品種「きく」は、ご推察の通り、宮内庁御用達モノのレアな逸品らしい。
子牛登記証明には、
指紋ならぬ鼻紋(牛の個体を証明するための鼻の地紋)まで押してある。
ああ、何故いただかなかったのでしょう(笑)。
もう一杯は、くにちゃんと一緒に「AUCHENTOSHAN(オーヘントッシャン)」を。
片や、ローランドを代表するモルト。
3回蒸留がローランド地方の伝統で、名門らしくその伝統をしっかと守った滴は、
なるほどどこか甘く昇華したような風情で誘う。
そういえばくにちゃんは、スコットランドの著名蒸溜所とならんで、
この「オーヘントッシャン」の当地蒸溜所にも訪れている。
それもまた、いいなぁズルイなぁ行きたいなぁ(笑)。
マスター長谷川さんも勿論、彼の地を訪れていて、
ほかのスタッフともお揃いのベストの柄はセントアンドリュース家のタータンだそう。
そこへ、ふわんとカレーの匂いが漂ってきた。
添えたバゲットをハムの骨でとったという「スープカレー」をいただけば、
なんだかすっと一区切り。
まだまだ呑めそうな気になります(笑)。
ここで、おずおずと、よろしければと、
長谷川さんに一本の丸いボトルを差し出しました。
それは、ザルツブルクで仕込んできた「モーツァルト」のクリアなボトル。
大変失礼ながらも、長谷川さんだったら、「MONDE BAR」だったら、
この「Dry」をどんなカクテルに仕立ててくれるかお願いしてみたかったのです。
この、クリアな色をしてるのにチョコレートのフレーバー!っていうサプライズを活かしたいよね、と長谷川さん。
まさに、仰る通りです。
例えば、こふいふのはどうだろうと、グラスにコワントローを1ダッシュ、2ダッシュ。
そしてそのグラスをカウンターの上にそっと寝かせて、リンス。
そこへ「Dry」を注ぎ、オレンジでピール。
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鼻先を寄せれば、オレンジなトップノート。
そのままグラスを傾ければ、なるほど、ビターなオレンジとカカオの好相性だ。
こんなのはどうでしょうと、近々「MONDE BAR」を巣立つという山根さんが冷えたミキシンググラスにGordon's Ginを注ぎます。
そして、ベルモットの代わりに「Dry」を注いで、ステア。
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そう、つまりは、これぞ「チョコレート・マティーニ」。
見映えからもジン×ベルモットと思わせておいて、ジン×カカオの味わいに驚かす感じ。
いいね、いいね。
食事もしっかりの「MONDE BAR」では、〆系のメニューも当然のようにラインナップ。
トマトソースのペンネやペペロンチーニもいいけど、特筆すべきは「さぬきうどん」。
この呑ん兵衛心の判り具合は伊達じゃない。
思い付きとは違う、毎日毎夜を積み重ねてきたからこその器と思う。
きっと深夜のとろろ昆布に泣いたひともいるに違いありません(笑)。
奥の壁に掲げた額には、「主水」と画いた書がある。
"主水(もんど)"="酒の主は水"。
華厳宗東大寺の長老、故清水公照(こうしょう)さんが続いて標したのは、「花開蝶来」。
「主水 花開蝶来」。
モンドが花のように咲いていれば、お客様が蝶のように来てくださる、の意だ。
銀座八丁目のオーセンティック・バー「MONDE BAR」のオープンは、
1985年9月26日のこと。![]()
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25周年を過ぎても銀座ではまだ真ん中くらいですよ、と微笑む「MONDE BAR」マスターの長谷川さんは、トレンチとソフト帽で決めていた御仁そのひとだ。
ン、のつく店がいい。
名前が長いのは、ダメ。
マ行の音は、柔らかい。
世界(モンド)のお酒がある店。
そんな発想から名づけられた「MONDE BAR」。
バーを加熱したらみなさんはどんなモンド、世界を作るか。
エンブレムがフラスコを描いているのは、そんなことも語っています。
アトレ品川の「MONDE BAR」にも近く行ってみよっと。
口 関連サイト:
SUNTORY BAR-NAVI くにの"この店に行きたい" モンドバー 銀座
「MONDE BAR」
中央区銀座8-11-12正金ビルB1[Map] 03-3574-7004
振り返れば今年の4月の閉場をもって休館し、
解体の始まった歌舞伎座。
歌舞伎座の解体とともに、
何軒かの飲食店がその場からなくなりました。
残念ながら、幕間に典雅なお膳やお弁当をいただくことは終ぞできなかったのだけど、新館にあったベトナム料理「チョウ ベトナム」や塩ラーメンの「本丸亭」、間際の一時出店していた「玉ゐ」など。
お世話になったお店もありました。
そして、あの行列が懐かしい一軒が、その名もそのまま、「歌舞伎そば」ですね。
建築現場の仮囲いを定式幕の三色縦縞で飾る木挽町通りを進み、仮囲いに沿って左の路地に折れ、昼は牛丼の「雄」の前を通り過ぎる。
つまりは、かつての歌舞伎座の裏手に廻れば、移転した「歌舞伎そば」に出会えるのです。
小料理屋の居抜き、なのでしょうか。
そんな佇まいがもうすっかり板についた風情だなぁと思いつつ、小さな暖簾をぱらりと払う。
狭い通路を往けば、きっとあそこにあったものと同じ券売機。
やっぱり、「ざるかき揚げそば」の大盛りをいただきたい。
かき揚げダブルにしちゃいましょう(笑)。
オバチャンにチケットを渡して、カウンターに着けば忽ち、あの場所の空気が彷彿とする。
一番それを感じるのは、大笊からから個々の笊へ小分けするときの、オヤジさんの膝を使ったリズミカルな動き。
従前より一種の芸の域に達しているなぁと思っていた所作があの頃のまま、ここにあります。
こんもり盛ってくれた茹で立て〆立てのそばに、キレのいい辛汁が旨い。![]()
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およそ揚げ立てを四つ割りした掻き揚げを汁に浸してガリっといけばもう、
能書きなんかいりません。
ああ、「歌舞伎そば」のそば、だ。
コップに刻まれた「歌舞伎座」の文字をすっと眺めてからお冷を飲み干すのが、満足なお昼の仕上げです。
あの場所のあの雰囲気を色濃く残して今もある、歌舞伎座の銘店「歌舞伎そば」。
13年春の完成の新しい歌舞伎座にはきっと、「歌舞伎そば」がある。
そこでもまた、オヤジさんのリズミカルな膝使いを拝みたいな。
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ステーキ「雄」で お昼の唯一メニュー牛丼物足りなさの行方(08年09月)
年内最後の日記です。
皆さま、良い年をお迎えくださいませ。
「歌舞伎そば」
中央区銀座4-12-2 [Map] 03-3543-4510
二丁目のレストラン「KAIRADA」にお邪魔したこの晩夏。
そうだ、そうか、そのうち参じようと思っていた「Pont du Gard Express」は、ここであったかと合点する。
ひるどきは「ポールのカレー」として営業して、夜はお気軽ワインバーとして営業するという昼夜二毛作でも話題になってたもんな。
のむちゃんは既に、昼夜両方突撃済。
まずはお昼のカレー専門店モードから体感してみましょう。
改めて眺める「ポールのカレー」は、狭い間口。
両手広げれば届いてしまいそうな、所謂一間間口だ。
折れ戸を引き開けて、どこでもどうぞとカウンターの奥へと進みます。
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「ポールのカレー」メニューは、つごう8種類。
その中でも「スタミナごっつカレー」と「グリーンカレー」がオススメなのが、メニューの書きっぷりからも窺えます。
それならばということで、「スタミナごっつカレー」を。
すると、12時までの「はやトク!キャンペーン」中なので、
トッピングとか1品サービスできますとオネエサン。
「カレーによく合うおみそ汁」という手もあるみたいだけど、
カレーに味噌汁は合わないと思い込んでいる派の自分。
赤出汁の味噌汁=カレーによく合う味噌汁、という図式は気になりつつも、
ソーセージ2本サービスで。
どーんとステンレスのカレー皿がやってきた。
なみなみと注がれたカレーソースの上に煮込んだバラ肉がわらわらと載っている。
その向こうには、こんもりとキャベツの千切りが一緒盛り。
サービスのソーセージはすっかり埋もれてしまっています。
まず嬉しかったのが、
カウンターに用意されているマヨネーズ・ドレッシング。
お気に召すままたっぷりと千切りキャベツに注ぎ込む。
マヨラーでなくてもうんまい、キャベツ喰いの瞬間です。
スタミナごっつ、というくらいだから、ニンニク利いちゃったりしているのかなぁ。![]()
そんな危惧とバラ肉をのっけてスプーンを動かすと、
それが以外やそうでもない。
しつこくなくもコクしっかり、野菜の旨みもうるうるのカレーに、
バラ肉をたっぷしのっけたところが、スタミナこっつなのかな。
食後の満腹感はごっつ確かなものでした。
日を変えて、今度はおススメその2の「グリーンカレー」で。
グリーンカレーにお味噌汁?とも考えて、茹で玉子をトッピング。
あ、「グリーンカレー」は、キャベツの千切りが別盛りだね。
どれどれと啜ったカレーは、尖がった本格タイ料理のそれとは違って、
青唐辛子の風味が軽やかに広がるマイルド仕立て。
辛さ控えめで、甘くすらある。
うん、なるほど。
お気軽ワインバー「Pont du Gard Express」のお昼どきは、「ポールのカレー」。
元気で気の利いたスタッフたちの様子は、夜にもきっと、心地いい。
「カレースパゲッチ」は、もうやってないのかな。
口関連記事:
RESTAURANT「KAIRADA」で マデイラの鶉バジルのソルベ(10年09月)
ビストロ「GARE DE LYON」 で感心定番前菜イベリコとポンフリ(08年05月)
「ポールのカレー」
中央区銀座2-14-7銀座OMビル1F[Map] 03-6228-4449
http://www.paul.co.jp/
牡蠣の時季がくれば俄然脳裡に浮かぶ店。
tapakuやのむちゃんがこの冬を占うようにスタートダッシュに逸る気持ちがよく判る。
どうしてここのカキフライは旨いのだろうと、
素朴かつ深いぃ疑問を抱いてしまう。
それはもう素材の良さと仕立ての妙でしかないのだけれど、それでも不思議と旨いのだ。
そんなこんなで仲間を誘って、三州屋の二階へと闖入しました。
そう案内していても、案の定、一丁目店の方まで行ってしまうヒト、複数名(笑)。
並木通り路上の看板がなかったら、この路地奥の銘店に辿り着けないヒトもでてきそうだね。
二階の座敷は襖で二間に区切ってある。
詰め込むようなことをせず、一列ごとに座卓の確保をしてくれるようです。
そこへオバチャンたちが入れ替わり注文を訊き、配膳してくれます。
乾杯もそこそこに「かきフライ」のオーダーをふた皿。
ああ、なんだろう、何気ないのに風格すら感じるフライの表情。
なにもつけずにそのままを齧る。
ご多分に漏れず、絶好調の身ではないのに、ひと口噛めばそんなことを意に介さないような魅力が弾ける。
そして、じっと眼を閉じる(笑)。
うへへ、やっぱり「三州屋」の「かきフライ」は、いいね、いい。
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お燗のお銚子はというとそれは、「白鶴」辛口一級酒一本槍。
そこへ、こちらもお昼の定番のひとつ「鳥豆腐」。
澄んで出汁十分な汁に浮かぶ脂が味わいをふくよかに。
春菊の苦みがオツですなぁ。
サイドオーダーした「鳥豆腐」を堪能しながら、これでつつーっと日本酒やっつけたいなぁと昼どきに悶々としているオジサマが一体幾人いることか。
名残りの「さんま塩焼き」は、当然のごとくぱりぱりの表皮の香ばしさと身の甘さとワタのほの苦み。
また来年もよろしくね。
赤い眼が綺麗に食べてねと誘う「のどくろ一夜干」をほじほじしては、
「白鶴」をくぴくぴ。![]()
「ぶりあら煮」の鰤の身をほじほじして、出汁の利いた汁に解いて口にして、
また「白鶴」のお燗をくぴくぴ。
あは、都合何本お願いしちゃった?オバチャン。
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このあと、ふたたび「かきフライ」をふた皿お願いしたことは、
内緒ということで(笑)。
「から付きかき酢」「かき塩焼」に「かき豆腐」「かき鍋」「かきちり」はまた今度。
銀座2丁目、ひるによるにと人気の大衆酒場「三州屋」銀座店。
世の「かきフライ」の枢軸、と呼ぶひともいるとかいないとか。
ちょっと路地には潜るけど、
天下の銀座並木通りにあって、お代が優しいのも心意気。
「三州屋」銀座店
中央区銀座2-3-4[Map] 03-3564-2758
思い返せば、ここに初めてお邪魔したのは、
ベルビア館の地階で一時期展開していた「カレーうどん革新ラボ」に潜入した日のことでした。
なにも夜にカレーうどんを何杯も啜るであろう日のお昼にカレーうどん食べなくてもいいものをと自分を嗤ったものでありました(笑)。
然るべく京町屋を意識したであろう黒塗りのファサード。
店の角には大きな提灯を掲げて、京うどん、そして、カレーうどんを謳い、誘う。
何気なく見上げる瓦の上で見守っているのは、鍾軌さんか。
店内の調度も黒が基調。
地階にも客席があるようだけど、
そのまま真っ直ぐ進んだカウンターに落ち着きます。
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お願いしていたのは、「肉ぎつねカレーうどんセット」。
あるじのカレーうどんは、なるほど葛っぽいとろみのカレー汁にお揚げや九条葱がたっぷりと浮かんでいます。
和出汁しっかりのとろみに意外とエッジを利かせた辛味がいい。
幅広に刻んだお揚げは、北野天満宮前の豆腐屋とようけ屋山本のお揚げさんだ。
そして、うどんそのものも讃岐のそれや武蔵野のそれとは明らかに違うもの。
つるつるとした艶めかしさが印象的で、噛めば一瞬のもちっとを歯切れよく残してくれる。
「ヽや」のうどんは、関東の粉だてどうしてもコシがでてしまうということもあって、関西の粉を指定して都内の某製麺所で打っているそう。
コシよりも口触り、のど越しに重きを置いたうどんが京のうどんなのだ。
京のうどんと云えば、
こっちもいただいておかなくちゃと目指した品書きは「九条ねぎうどん」。
京都から直送の九条葱と土生姜のおろし。
九条葱のうどんで思い出すのはやっぱり、祇園裏通りの「萬屋」さん。
「萬屋」さんでの九条葱は、筒状に刻んで、葱の甘さを引き出すためか、ちょっと炊いた感じの仕立てだったけど、ここ「ヽや」の九条葱は、半ば薬味的な葱の使い方にも映る。
時季の事情もあるかもしれないし、こふいふのもまた悪くないぞと、シャクシャクずずず。
ああ、でも暫くしてその葱がシナっとしてきて、甘さを増してきます。
京うどんの店「ヽや」では、実は何故か、水曜日と金曜日限定で「中華そば」も供しています。
ということで、夜の京橋へ。
閉店間際の最後の一杯の「中華そば」。
雅に端正な表情で、はんなりした風情をどことなく含ませる。
しみじみするお出汁のコクに細麺がよく似合う。
"京風らーめん"なんてラーメンは、京都にはないと知っているけど、こういう面構えのどんぶりを京都発祥を謳うお店が出すと、また勘違いしてしまうヒトが頻出するのではないかと心配になるなぁ。
中華そばの麺は、打ち方指定して関西から送らせてるンだって。
京うどんとおばんざいのお店「ヽや(ちょぼや)」。
"おちょぼ口"の"ちょぼ"でもある、"小さな"を意味する京ことばを店名に冠したのは、おばんざいにも通じる、"ちょっとづつ美味しいものを"という想いから。
もう少しおばんざいメニューが充実していれば、ちょぼっと軽く晩酌に寄ろうか、なんてヒトが増えそうな気がします。
口関連記事:
専門スポット「カレーうどん革新ラボ」で カレーうどんあれやこれや(10年06月)
祇をん「萬屋」で ねぎうどんえびな青々九条ねぎのシャク甘さ(09年08月)
「ヽや」
中央区京橋1-14-1中山ビル1F[Map] 003-3563-4560
http://www.chobo-ya.com/
今はちょっと遠くなっちゃったみたいだけど、
のむちゃんのランチテリトリーにすっぽり収まっていたレストランの一軒「KAIRADA」。
木挽町通りの筋をずっと京橋方向へ向かって、マロニエ通りの先左手に赤いサインが見えてくる。
何度も店の前を通っているはずなのに、どうもその存在が認識できていなかったのだけど、改めてその前まで来てみると、あ、そうそうと膝を打つよな勝手な既視感があったりして(笑)。
Dinner Menuは、プリフィクスのAかB。
そして、シェフおかませフルコースのC。
魚か肉か悩んで、肉料理と決めて、カワユく、コースのAとします。
小皿にそっと置かれたのは、可愛いピクルスたち。
それをカリっとしては、グラスのBeerをすーっとすいっと呑み干します。
グラスの白に早速切り替えて、一緒盛りしたオードブルあれこれに正対します。![]()
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ホタテのテリーヌ、サーモンのマリネ、グリエールチーズのタルト、鶏肉のガランティーヌや野菜たち。
ガランティーヌというのは、鶏肉や子牛肉なんかの冷製料理で、肉で詰め物を巻いて円筒形に整えてから煮るか蒸し焼きにしたもの云うらしい。
オードブルで時折見かける、輪切りにしてコイン状になったヤツもその仲間なんだね。
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ガスパッチョの涼味に現を抜かしていたら、そろそろメインがやってくる気配。
ならばと赤のグラスに切り替えて、当のお皿を受け取ります。
お願いしていたのは、「うずらのファルシィ マディラ酒ソース」。
網脂に包んだ風のつるんとした照りの向こうを覗き込んで、その断面を窺うと、挽肉主体の詰め物がぎっしりと顔を出して、ナイフの動きを急かせます。
ジビエの気配も漂わせつつ、鶉の身が放つ滋味を真っ直ぐに愉しませてくれる。
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マデイラ酒のやや甘く、独特の風味のソースがその滋味を引き立て、味わいの輪郭を浮かび上がらせています。
うん、いいね。
デザートの盛り合わせには、
パイナップルのタルトやキウイ、白桃のコンポート。
そして、印象深いのが翡翠色したバジルのソルベ。
フレッシュなバジルの香気が鮮やかに広がって、ああ、爽やかに。
厨房の下がり壁のところに、これまた印象的な木板が掲げられています。
コキアージュを象ったシンボルに二行半の文。
落ち着いたところで厨房から離れて、雑談に応じてくれたシェフに訊けば、そこにはこう刻まれているそう。
「ひともの自然、すべてのものに感謝せよ。」
裏銀座に灯りを燈し、丸二年を迎えようとしているRESTAURANT「KAIRADA」。
店名の「KAIRADA」ってどんな意味なのだろうと思えば大概、フレンチだもんきっとフランス語でいうところのなにかなのでしょと考えるところ。
でも、そうではなくって、それはとっても真っ直ぐで素直な由来です。
だって、有楽町「アピシウス」、神田・六本木の「パ・マル」を経て独立したシェフのお名前が"皆良田"なンだもの。
予約・段取りしてくれたしずりんさん、久々ご一緒のabuyasuさんも、ありがとー。
「KAIRADA」
中央区銀座2-14-6第2松岡ビル1F[Map] 03-3248-3355
http://mm.visia.jp/kairada/
それは、梅雨の走りの頃だったか。
海水魚水槽のあれこれでお世話になっている、
「パウパウアクアガーデン」からの帰り道。
例によって路地の散策でもしようと、
ほんの少し遠回りしたことがありました。
すると、昭和通りから一本裏の小路にうどん屋さんの提灯を発見。
そういえば、ロレンスさんがお昼してたなと思い出す。
ちょっと寄っていきましょう。
うどん「太常」は、幅の広い硝子の引き戸を開け放って、開放感たっぷりの装い。
左手に厨房があって、その手前にうどんを湯掻く釜が湯気を上げていて。
店の奥に目をやると、「製麺所」と標した、さらに硝子戸で仕切ったうどん打ち場がある。
紛れもない自家製麺なのであります。
一杯だけ呑んで、うどんを啜りたいなぁとお品書きを捲るとそこには、
あちこちの野菜を使った真っ直ぐメニューが並んでる。
「北海道ゴロっとポテトサラダ」あたりをお供に、いまやすっかり定番となった「角ハイ」のジョッキをいただくことにしようかな。![]()
のんびりと呑み終えたところに迎えたのが、
「九条葱うどん」あつあつのどんぶりです。
どんぶり一面に小口切りした葱、ネギ、ねぎ。
その葱たちを掻き分けるようにして引っ張り上げたうどんは、讃岐仕様か。
タピオカ的な靱性ではなくて、強すぎない塩梅のいいコシつきが、
するすると喉の先へと収めさせる感じ。
たっぷりの葱の、ちょっと青い辛さを一緒に、一気喰いしてしまうのであります。
日を替えて、同じ「九条葱うどん」の冷やしをいただてみました。
やや辛めの仕立てたつけ汁には勿論、たっぷりの九条葱。
やはり冷たいうどんだと、麺のしなやかな魅力がより判る。
妙に気合いの入り過ぎたノリじゃなく、歯切れのよい、"いつも"な感じに好感です。
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お昼どきにも出掛けてみての、「カレーうどん」。
カウンターに並んだ天ぷらからアスパラとアボカドを選んでトッピング。
とろみのつよいカレーつゆは、辛いというよりはどこか甘ささえもあるよな仕立て。
ちょっと粉っぽいのが気になるものの、これはこれで悪くない。
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量感のあるうどんにしっかと纏って、口元にも滴りかける。
予想通りに旨いアスパラの天ぷらに対して、
アボカドの天ぷらはとっても不思議な食べ口。
そう、不思議、とだけ云っておきましょう(笑)。
開店後しばらくは、昼だけの営業だったという、
木挽町のうどん「太常(だいつね)」。
「太常」といのはどういう意味で?と訊けば、
今も建物の二階にある青果卸の社名が「だいつね」だそう。
神田多町の青果卸の五代目が、家業を息子に譲り、どうしてもやりたかったうどんの店を銀座のビルのガレージを改装して実現してしまった、ということらしい。
ちなみに壁に掛かっている水彩画は、
その青果卸「神田太常」の往時の様子を犬をキャラクターに描いたものだそう。
なるほど、店先に果物や野菜が並び売られているのは、
そういう背景があってのことなのですね。
「太常」
中央区銀座7-15-17 だいつねビル1階[Map] 03-3541-2227
ひる時に八重洲ブックセンター辺りにいたりすると、そうだ、京すしに寄っていこう!とその度に閃く。
尤も端からその流れを狙っているのだけど。
中央通りにも面した、ひと区画まるまる仮囲いに囲まれたブロックにはなにがあったのだっけなと考えながら、「京すし」の暖簾を潜ります。
額縁に入った「鉄火丼」とか「いなだ丼」といった書を横目にね。
受け取ったどんぶりは、
水辺に浮かぶ睡蓮を連想させるようなしっとりした華やかさ。
いなだの身の薄紅色と縁取りの真朱がエッジの利いた包丁に活き活きとしている。
数滴の醤油におろし山葵の欠片をちょんと載せていただけば、一瞬こっくり甘いとさえ思う旨みがするんと消えてゆく。
酢飯を寄り添わせては、またひと口。
うん、いいね、 もうすっかりその時季の風格があるよう。
しじみのお椀がまた何気に嬉しいんだ。
今度は、〆たヤツのどんぶりが食べたいと、別のお昼どき。
どふゆふ訳か、同じ席に案内されて、「あじさば~」と声を掛けます。
表皮を剥いだ後の薄い薄い銀色が柔らかに光る鯵とやや控えめな風情にシメた鯖。
やや赤味を帯びてきゅっと酢の利いたご飯に対して、〆の具合は決して過ぎない按配のよさ。
気取らず背筋のシャンとしたこういうドンブリって意外と稀少なのじゃぁないかなぁ。
あれも久々にいただかねばなりませんとまたまたお邪魔しました。
本日のお昼は「鉄火丼」。
これまたしっとりとした深緋色。
覗き込んで窺える赤身の表情には、心地よい熟成を済ませたような余裕がある。
ただの鉄火丼ですよと云い乍ら、仄かな酸味とあっさりした脂を含む、赤身の香気をちらりと魅せてくれるのですね。
ほとんどのお客さんが丼を所望する、おひるどきの京橋「京すし」。
どうも額縁や品書きの「丼」の文字に条件反射してしまうのだけれど、次回はにぎりをいただきたいと思います。
「京すし」
中央区京橋2-2-2[Map] 03-3281-5575
ベルビア館定点観測中ののむのむさんが、ランチ時に頭上のサインプレートを差し替えている現場に出くわしたという。
新たになったアクリルには、「カレーうどん100年革新プロジェクト」。
東京タワーにあるあの店とはどうやら関係なさそうだなぁと思うところに、なんと我等が愛Bリーグ事務局長がプロジェクトメンバーのひとりとして参画しているそうじゃぁありませんか。
メンバーには、うどん研究家 蓮見壽さんや「デリー」田中社長の名前もある。
一体どんなことになっているのでしょう。気になります。
つまりは、クリーンルームとかで着用するようなヤツなんだけど、これ着てカレーうどんする絵というのもなかなか愉しいぞ。
と、そこへお願いしていたドンブリたちがやってきた。
一気に5つのどんぶりが並んで、テーブルは壮観だ。
まず真っ先に目を惹いたのは、舞茸と獅子唐を載せた「キーマカレーうどん」。
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ご存知インドカレーの名店「デリー」のスパイシーなキーマとつゅるんとしたうどんの出逢い。
さささと掻き混ぜれば、ますます涎を誘い、慌てて啜れば、なははは、疑いもなく、旨い。
小さなご飯にそのキーマをちょいのせしてひと口すれば、カレーうどんとしての美味しさと相乗して満足度が倍加します。
「デリー」発でのもう一杯は、
「カシミール」をベースにした「ガラマーチャうどん」。
まだまだオトナになり切れず、「デリー」の「カシミール」にはハードル高さを思っていたのだけど、和風出汁と合わせていることで辛さの加減も利いていて、挑むような気構えのいらないままカシミール独特の風味を愉しめた。
昔ながらが漂うようなカレーうどんがいいなぁという方には、「和風カレーうどん」か「マイル和風カレーうどん」。
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カレーうどんに生クリームとあればどうしても「古奈屋」チックなお味を想像するところ、和出汁の旨みがさりげなくも深くスパイシーさをやや控えた、優しい美味しさ。子供にもウケるんじゃないかな。
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今度は、プロジェクトの認定店がオリジナルメニューを展開する「革新庵」のメニューからいってみよー。
こちらでやっぱり目を奪うのは、蓮見さんやっちゃいましたねー(笑)の「カツカレーうどん」。
うどんの白がチラ見えしてなければ、まさにそのままカツカレーと疑わぬお姿。
でも、カレーのかかったカツとうどんとの組み合わせに違和感がないのは何故でしょう。
ひよこ豆の粉を揚げ玉にした「牛すじカレーうどん」やらーめん「むつみ屋」発の「カレーつけ麺うどん」も面白い。
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「カレーつけ麺うどん」の旨み濃厚なつけスープも、ご飯にちょろっとのっけて食べてふむふむ、うどんを浸して啜ってふむふむ、なんてするのもいい。
「革新らぼ」では、定番メニューに載っていないカレーうどんもあって、
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それは例えば、丁寧に焦がした小麦粉を想像させる「黒カレーうどん」だったり、女性におススメの「豆乳冷製サラダカレーうどん」なんてどんぶりもあるので、手元のメニューばかりでなくて壁のボードなんかもチェックした方がいいみたい。
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ちょこちょこ小さな器でいただいていたご飯は、長粒米にも見えたちょっと長手のもの。
訊けば、「華麗舞」と呼ぶ、カレーのために開発されたお米なんだと云う。
リーフレットには、タイ米なんかに代表される長粒のインディカ米とジャポニカ米の特長を併せもったお米だとあります。
カレーうどんが日本全国に広まって100年を機にと発足した「カレーうどん革新プロジェクト」が贈る、日本初の"カレーうどん専門スポット"、「カレーうどん革新ラボ」が期間限定で開場中。
勿論ひとりメシでもいいけれど、色々なタイプのカレーうどんが集結した此処には是非、仲間と一緒にテーブルを囲んで、ドンブリあれこれをシェアして意見交換するのが愉しいと思います。
あ、そうそう、周年でカレーうどんと云えば、五反田のカレーライスの名店「うどん」が祝・10周年。
ご存知の通り、うどんは置いてないカレー専門店にして「うどん」という店名の「うどん」なんだけど、10周年記念貸切限定メニューがなんと「カレーうどん」!!
嗚呼、参画できないのがとても残念で口惜しゅうございます(大泣き)。
「カレーうどん革新ラボ」(期間限定)
中央区銀座2-4-6 銀座ベルビア館B1[Map] http://curryudon.jp/
旧日産本社近くの裏通りにうどんのお店があったなぁと考えながら、歌舞伎座を背にするように晴海通りから折れ入ったのは、さよなら公演興行中の4月上旬のことでした。
ふと見た左手の真新しいビルの前に、ランチ営業中の立て看板が出てる。
その名を「銀座 壮石」。
寿司店のようですが、どんぶりモノの用意もあるみたい。
例によって、限定10個という但し書きに惑わされて、予定変更、ビル2階へと進みました。

ふた品あるどんぶりからまずは、「穴子丼」。
先に届いた茶碗蒸しをあちちと啜りながら、 硝子ケースはスリムだなとか、そういやつけ台がないじゃん、などと考えてまたあちち。
とかなんとかしているうちに、ガリをあしらった「穴子丼」がやってきました。
どんぶり一面を覆い尽くすようにした穴子の身は、スタンダードなふっくら感。
タレにたっぷり浸った身を一枚づつ、その下の酢飯と一緒に頬張ります。
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やっぱり酢飯なんだろうか、普通のご飯の方が旨かったりするような、でも鮨屋でそれはないか、などと考えながら食べ進むと、酢飯と酢飯の間に煮〆た椎茸が挟まっているのを発見。
そんなひと工夫が嬉しがらせます。
月が替わったところで、今度は「まぐろづけ丼」。
やや黒みかかるほどにしっかり浸かった赤身のヅケが、これまたどんぶり一面を覆っています。
うーん、間違うことなき鮪のヅケのどんぶりなのだけど、なぜだかふと「京すし」のどんぶりに抱くわくわく感を思い出して、物足りなさを感じてしまう。
決して不味い訳ではないし、料金設定もきっと頑張っているに違いないのだけどね。
「銀座 壮石(そうせき)」を開いた旧地名・采女町は、天皇の食事の給仕に当った後官の女官「采女」の住む地であったことに由来する、とパンフレットにある。
そして、「築地寿司岩」の血統を継ぐ、創業八十九年のお店、とも。
なぜに「壮石」かとお訊きすると、「営っております者が壮右と申しまして、懐石にも通じることもあって、壮石とさせていただいています」とのこと。
ブログには、大好きな作家夏目漱石の「そうせき」という言葉の響きを取った、ということや「寿司岩」の「岩」との連関も考えてのこと、ともあります。
世の中、ふとした思い付きで決まる店名もあれば、あれこれ悩み思い巡らせて決める店名もあるのですね。
こちら「銀座 壮石」が入ったビルのテナントサインをみると、
1階に「あら輝」という文字がある。
とうとう上野毛を離れて、銀座に出てしまったのかな。
□関連記事:
鮨「あら輝」で迷い鰹ぼら玉子手乗り白子大間鮪のグラデーション(05年12月)
「銀座 壮石」
中央区銀座5-14-14 サンリット銀座ビルⅡ2F[Map] 03-6228-4659
http://ginzasoseki.blog122.fc2.com/
'12/02/01(水)by:まさぴ。さん
Re:TONさま
口 Oyster Bar「MAIMON」で ローラン・ペリエと好相性牡蠣どーれだぜひ是非に~♪
岐阜のオイスターマイスターの店としては、「La Pesca」が唯一だと思うので、行っちゃってください。
記事に書いた通り、オススメとなると相当アヤシイので、店で百瀬さんに「どんな感じで愉しめばよい?」と訊ねるのが吉(笑)。
九州方面のヤツと北海道のヤツを食べ比べたりなんかすると面白いかもです。
'12/02/01(水)by:TONさん
どうもです。
口パスタ「AMBER」で ナイフ手に喰らうお好み焼き的ピカタ風スパこの記事読んだら無性に牡蠣が食べたくなりました(#^.^#)
この冬まだ美味しい牡蠣を頂いてないんです。。。
岐阜のあのお店に行ってみようかしら、
と思っております。。。
まさぴ。さまのお勧め牡蠣はありますか?
'12/01/31(火)by:まさぴ。さん
Re:匿名さま
口パスタ「AMBER」で ナイフ手に喰らうお好み焼き的ピカタ風スパシャッター閉まったままになちゃいましたね…。
「かんかん」のオヤジさんとおよそ同世代の。
そっか、明太子スパの味、憶えてなくって、でも食べれないのですね。
'12/01/27(金)by:匿名さん
私は明太子スパが大好きでした・・・
もう食べることができないのがとても残念です。
合掌
口 COFFEE「びーんず」で 鉄板と玉子とウインナ名古屋式ナポリタン'12/01/25(水)by:まさぴ。さん
Re:TONさま
口 COFFEE「びーんず」で 鉄板と玉子とウインナ名古屋式ナポリタンどもです~♪
この伏見のふるーい地下街、名古屋でも知らないヒト結構いるよな気がします。
おお、名古屋式かと思っていたイタリアンは、三重式だったのですね。
そこから名古屋や岐阜に伝播していったと。なるほど。
また、岐阜ならではのモノ、いただきにあがりたいですー。
'12/01/25(水)by:TONさん
ご無沙汰しております。
口 おでん「松田」で 扉の中の屋台のおでん燗酒ふき牛すじちくわぶ俄か名古屋人の私なのでこの地下街には行ったことないですね~^^;鉄板、玉子のイタリアンの発祥は以外にも三重県と聞いた事あります(地元テレビで昔追跡してました)。私は岐阜っ子なので岐阜だとずっと思っていましたが。。。
'12/01/23(月)by:まさぴ。さん
Re:おまつさま
口 COFFEE「びーんず」で 鉄板と玉子とウインナ名古屋式ナポリタン路上で営業できなくなって、扉の中に入れられちゃった屋台って、全国規模で考えたら相当数あるのかもしれないね。
路上が本来のステージなのにと思ったり、屋内でもいいじゃんと想ったり…。
浅草で屋台見付けたら知らせてね(笑)。
'12/01/23(月)by:まさぴ。さん
Re:ぽんちゃんさま
口 おでん「松田」で 扉の中の屋台のおでん燗酒ふき牛すじちくわぶどうやらこの地下街、さすがに手を入れたらしく。以前はもっと暗ったい感じがしてた気がしますもの。
あはは、床屋にチケショにも。御用達だったのですね。
'12/01/23(月)by:おまつさん
屋内にある屋台って、
ドラマのセットみたいけど、非日常感がいいね。
昔、三軒茶屋や根津か千駄木でそんな
スタイルの店につれていってもらいサプライズ
でした。
茅場町の貝を食べさせてくれる店もそんな感じ
だったな~。
浅草辺りにあってもいいよな。
口 COFFEE「びーんず」で 鉄板と玉子とウインナ名古屋式ナポリタン'12/01/21(土)by:ぽんちゃんさん
コーヒーショップ “ び~んず ” 錦店
↑
なっ懐かしいですぅ・・・!
この 『 ナポリタン 』 も食べたような記憶が?
◇
※この地下街は~もっと汚たなかったイメージですが?
※近くの “ 1000円床屋さん ” にも通ってました。
※新幹線のディスカウントチケットも近所で買ってました。