ginentei60.jpg銀座周辺を巡る旅
around the Ginza

maru60.jpg八丁堀界隈の日常
Hacchobori vicinity

takahashi_tsukiji60.jpg築地情緒そして月島
Tsukiji,Tsukishima

yoshinozushi60.jpg東京日本橋界隈の徘徊
around Tokyo,Nihonbashi

imahan60.jpgとある人形町風情
Ningyocho

azuma60.jpgオヤジ新橋外堀通り
that's Shinbashi

rikkon60.jpg広尾から六本木から霞町
Hiroo between Roppongi

partenope60.jpg渋谷恵比寿中目エリア
Ebisu.Shibuya,Nakame.

legrottaceleste60.jpg青山赤坂うらおもて
Aoyama.Akasaka

inochinomizu60.jpg麻布プラチナ漫ろ歩き
Azabu.Shirokane

gingyo60.jpg身近洒落まち自由が丘
Jiyugaoka

derauchi60.jpg東急ローカルまいど
my lines Tokyu

nichinan60.jpg五反田品川大井町
Gotanda to Ohimachi

watetsu60.jpg大森蒲田川崎ライン
Ohmori to Kawasaki

norge60.jpg横浜おのぼりさん
all Yokohama

namikiyabu60.jpg浅草で道草
the Asakusa

daiki60.jpgアキバ上野湯島ゾーン
Akiba,Ueno.Yushima

kagiya60.jpgディープ荒川台東区
deep Arakawa,Taito

inonaka60.jpg深川両国河むこう
Fukagawa,Ryogoku

imoya60.jpg神田神保町靖国通り
Kanda,Jinbocho

cork60.jpg四谷神楽坂お堀沿い
Yotuya,Kagurazaka

ilpentito60.jpg代々木新宿馬場あたり
Yoyogi to BabaWaseda

aoba60.jpg西行き中央線方面
Chuo-Line

musashiya60.jpg東武三田線板橋区
Itabashi-ku

ushiwaka60.jpg豊島文京いけぶくろ
Toshima,Bunkyo,Bukuro

oaks60.jpg所沢じもちぃ西武線
Seibu-line,Tokorozawa

inari60.jpg沿線巡る小田急京王
Odakyu,Keio

ohshimaya60.jpgぐるっと関東ちょいと伊豆
Kanto area,Izu

enboca60.jpg軽井沢から甲信越
Karuizawa,Koshinetsu

yamamotoya60.jpg濃いぃぞ名古屋
Nagoyanagoya

yamamoto60.jpgなにわ大阪キタミナミ
naniwa Osaka

kiyamachi_samboa60.jpgはんなり京町修学旅行
The Kyoto

2298_60.jpg旅は陸奥国出羽国
Aomori,Mutsu&Dewa

2298_60.jpg南の島の楽園たち
Paradise Islands

2298_60.jpg独墺伊仏欧州諸国への旅
Trip to Europe


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ただいま鋭意、旧サイトより記事移築中です。
2005年03月まで遡って移築が済みました。
でもまだまだ3合目くらい。頑張れ自分(汗)。


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口 洋食・居酒屋「とおさんぼ」で 町角のカキフライとナポと生姜焼き

toosanbo.jpg油の匂いをふと思い出して、
時折訪ねる天ぷら定食の店「ちはら」。
ただ、タイミングが悪いと店前の路地に空席待ちの一団と遭遇してしまうこともある。
そんなある日、それでは何処ぞでお昼にありつこうかと南高橋に通じる通りへふらふらと。
すると向かい側に"洋食 居酒屋"と示すくすんだ橙色のテントが目に留まりました。


アルミサッシのドアに貼られた「カキフライ定食」の札に即座に反応して(笑)、
入店を試みます。toosanbo01.jpg草臥れた白いメラミンのカウンター。
奥に幾つか、これまた昭和な匂いのテーブルを認めます。


目の前には、ビニール袋に入った牡蠣の身たち。
こうも大胆に客に晒される調理前の剥き身もそうないかもしれません(笑)。


季節到来直後の牡蠣フライは、ザックリしたパン粉にもかかわらず、薄衣な感じ。toosanbo03.jpg口が開いて牡蠣が覗いているのも愛嬌のあるところ。


"今日のランチ"には、「豚生姜焼きとカニコロッケ」なんてメニューもある。toosanbo04.jpgちょっと焼き過ぎちゃった感じもあるけれど(笑)、
その分香ばしくいただけるのがなんだか嬉しい生姜焼きであります。


何気に眺める"今日のランチ"のホワイトボードの並びに「ナポリタン」の文字がある!toosanbo05.jpgところが、「ナポリタン」は、夜だけメニューであるという。
こりゃ、あの方々をお招きせねばなりません。


そんなこんなで、新川で待ち合わせた師走のある晩。
念のため予約した奥のテーブルに野郎たちが寄り添います(笑)。

toosanbo06.jpg
乾杯もそこそこに急ピッチでウーロンハイを呷るウーロンナポ氏
お通しのおでんの大根や「ポテトサラダ」で、またひとグビグビ。


こんなんもあるぞ〜、とグヤ兄さんがたのんでくれたのは、
「ほうれん草とカキのニンニクイタメ」500円也。toosanbo07.jpg片仮名で、"イタメ"と書く感じって、カジュアルな感じがしていい。
飴色の焼き目がついた牡蠣に大蒜の香りが纏って、真っ直ぐ旨い。
ほうれん草の甘みとのコンビもオツなもの。


これもいっとかなあかんやろ〜、とまたまたグヤ兄さんがオバちゃんに声かけてくれたのが、「カキフライ」居酒屋バージョン。toosanbo08.jpg昼間のあれとは違って、夜の顔は割と端正な。
ふーふーしてからはむっとすれば、素直に滴る牡蠣の身エキス。
衣と身とのバランス、いいんじゃないでしょうか。


生姜焼きはどうかというとこれが、1500食じんじゃ喰いのGingerちんもお初のカボチャ添え。toosanbo09.jpg意外としっかり生姜がきいているのが好みのタイプ。
でもやっぱり、昼間の顔とは表情が随分と違うのね。


怒濤の勢いでウーロンハイしてたナポちんがぶいっと振り向いてこう叫ぶ。
オネエサン、ナポリタン一丁!
湯気とともにやってきたナポリタンは、ねっとりさせたケチャップがたんまり。toosanbo10.jpgしっかり炒めてなお、シャツに飛びそうな濃ゆいノリ。
ナポちん、そんな濃い味ナポリタンを肴に濃いぃめのウーロンハイをまた呷るのでありました。


ご近所の洋食屋にして、町の居酒屋、新川「とおさんぼ」。toosanbo11.jpgご主人の師匠は、かつて王子あたりで「とおさんぼ」を営んでいたらしい。
ここで店を開けるにあたって、親方から印鑑やなんやを引き継いで、
同じ「とおさんぼ」を屋号としたのだそう。
改めて"とおさんぼ"の意味を訊ねると、頭をぽりぽり掻く感じで、
よくわからない、とご主人。
いまはもう隠居されているという師匠が長野のご出身のようなので、
その界隈の言い回しではないかと推測しているところです。


口 関連記事:
  天ぷら定食「ちはら」で 海老天わらわらと穴子に替えて天つゆで(11年10月)



「とおさんぼ」
中央区新川2-28-10 [Map] 03-3552-0658

column/03214

口 洋食「スワチカ」で かきフライしょうが焼きスワチカはカレー粉の

suwachika.jpg五反田駅から大崎広小路交叉点に向かって、
目黒川を渡る。
通りの右手を往くと、
ビルの一角に何気なく佇む洋食の店がある。
店先のスタンドには、とんかつやメンチかつなどの揚げ物系の定食とカレーライス。
一間半ほどの間口には勿論、カウンターのみ。
店の名「スワチカ」とはどんな意味なのでしょう。


ドアを開けると、女将さんの少々甲高い声が迎え、
その脇でオヤジさんがニンとした表情で迎えてくれます。suwachika01.jpgsuwachika02.jpgまずは、久し振りに「しょうが焼き定食」をお願いしましょう。


やや肉厚にカットしたロース肉を使い込んだフライパン載せる。
タレを整えたらもう余り火に晒さない方がいいのでしょう。suwachika03.jpgsuwachika04.jpg
もういっちょ生姜風味の強いのが好みではあるけれど、
ナルホドな安定感を思わせるお皿。
Gingerちんの評価はどうかな。


suwachika05.jpg
揚げ物あれこれの中では、季節ものの「イワシフライ」なんかも悪くない。
でもガラス戸に「かきフライ始めました」と貼られちゃー、黙って見過ごす訳にはいきません(笑)。suwachika06.jpg


揚げ立て香ばしき衣に混じる幾許かの磯の香り。suwachika07.jpgsuwachika08.jpg
囓るその身はやや細身ながら、びゅっと拡がる旨味エキス。
10月早々から二度三度といただいていると、
その日その日で牡蠣の身や揚げ温度が微妙に違う。
例えば、鰤へと成長する過程のイナダを微笑ましくいただいているような、
そんな気分であったりもして。
檸檬を搾っただけでもいいけれど、お手製タルタルなんか添えてくれるとさらに嬉しいな。


「スワチカ」では、注文を受けてから挽肉を丸め出す「メンチかつ」にも耳目が集まるものの、
どうやらその本懐は「カレー」にあるらしい。
然らばと、「メンチカレーライス」をいただいてみます。suwachika09.jpgsuwachika10.jpg
角肉の肉片の向こうに赤褐色のソースとやや小振りのメンチカツ。
意外やスパイシーで酸味を利かせたカレーだ。
コクとキレの塩梅がよくて、ハヤシソースのようでもある。
なんだか一家言ありそうな、実は相当な手間をかけていそうな気もする個性的なカレーです。


揚げ物系の洋食とカレーの店、五反田「スワチカ」。suwachika11.jpg「スワチカ」の名前の由来を訊ねたら、それはカレー粉の名前だという。
今はもう販売されていないカレー粉"スワチカ"。
「スワチカ」は当初、カレー専門店だったのです。


口 関連記事:
  食事の店「スワチカ」で にこやかな笑顔とかきフライ10席の店(06年10月)




「スワチカ」
品川区西五反田1-27-6 [Map] 03-3490-2914

column/03201

口 洋食「グリル小宝」で香ばしき衣牡蠣の滋味カキフライやってます

kodakara.jpgすっかり夜の帳の降りた京都・東山。
白川沿いの暗い夜道を抜けていくと、
急に開けた感じの界隈に出る。
右に視線を振ると、朱塗りの橋の欄干が見えてくる。
その先を見上げれば、
そこには大きな鳥居の偉容に臨みます。


夜の曇天を薄っすらと照らすのは、どこの灯りでしょう。kodakara01.jpg平安神宮の大鳥居の右手には、京都市美術館が佇んでいます。


そのまま鳥居を潜って、岡崎通りの方へと抜けてゆく。
左手に平安神宮の杜を見ながら往けば、今宵の寄り道の目的地が見えてきます。


ひっそりとした界隈とは対象的に、「グリル小宝」の店内はなかなかの賑わい。
観光ちっくなテーブルに地元の方々らしきテーブルも混じります。


隅のテーブルに腰掛ければ、目に飛び込む「カキフライ、やってます。」の文字。kodakara02.jpgそうとなれば、お願いしない訳にはいかないでしょう(笑)。


メニューには、「カキフライ(冬季限定)Oyster katu」とある。
そうかそういや"katu"なのかもね、と微笑ましく思いつつ、
でも"fried"でいいんじゃないかなぁとも素朴に思う。


ビールの小瓶をやっつけていると、お待たせしましたと御兄さん。kodakara03.jpg単品1,600円のお値段に恥じないお皿のボリューム感。
たっぷりたっぷり添えたタルタルソースが嬉しいな。


しっかり色付いた衣の表情をまず愛でる。kodakara04.jpgkodakara05.jpgkodakara06.jpg
タルタルの方へ視線を回り込ませれば、溢れ出す溶岩流のよう。
左手には付け合わせナポリタンが潜んでいます。


檸檬をさっと絞り、かぷっとかじって、ああ、旨い。kodakara07.jpg衣の香ばしさと牡蠣のミルクの滋味が一瞬間の裡に渾然と昇華する。
その美味しさを十分確認し愉しんだら、
件のタルタルソースをたっぷり載せていただきましょう。


京都で夙に知られた洋食の一軒、「グリル小宝(こだから)」。kodakara08.jpgkodakara09.jpgお隣のテーブルに見た量感たっぷりの「オムライス」や「ヤキメシ」。
「カレーライス」「マカロニグラタン」に「カツサンド」「ビーフシチュー」などなど定番の逸品も試してみたい。
1,400円の「ハムエッグ」って一体どんな?と思いつつ、一番気なるのは「エビジクセル」。
"ジクセル"ってなんだろう?
そんなことを考えながら、平安神宮を背にするのでありました。



「グリル小宝」
京都市左京区岡崎北御所町46 [Map] 075-771-5893

column/03197

口 洋食「さんばん」で ソルテンボッカに迷宮入りジャーマンライス

sanban.jpgなんだか時々ふと気になる、
五反田は桜田通りをちょっと登った左側。
沖縄料理の店やお好み焼きのお店を横目にそのまま進んだ先に見える山吹色のテント。
ちょこちょこお世話になっている洋食「さんばん」に今日も寄り道です。


様子は判っていても、
ひとまずショーケースを覗いてみるのがお邪魔した時のちょっとした儀式。sanban01.jpgsanban02.jpg例えば大井町の某有名大盛り洋食店のように、
ショーケースを汚いまま放ったらかしてる店もある中、
清潔に鮮やかにディスプレイしているのを眺めるのがお気に入りだったりするのです(笑)。


ショーケース最上段の中央にサンプルのあるのが「ピラフソルテンボッカ」。
ドライカレーと括弧書きが添えられています。


それは、単にパラパラに炊き炒められたドライカレーかと思えば然にあらず。sanban03.jpg伝統的洋食屋さんを想う、ステンレスの楕円皿に盛られて届くのは、
たっぷりと褐色のソースのかかったもの。


薄めにカレー粉で炒めたご飯に、
まさにスパゲティミートソース用のソースを廻しかけた感じ。
その上からパルメザンチーズを振り掛けていて、
それがますますミートソース感を増幅しています。sanban04.jpgまったりと濃いぃコク味とトマトの酸味がカレーの風味と渾然となって、
一気呵成に喰わせるのです。


ショーケース最上段の右側にあるのが「ジャーマンライス」。
これは謂わば、変わりオムライス。sanban05.jpgチキンライスならぬトマトライスを薄焼きの玉子が覆っていて、
その一面にデミソースがかかっています。


キモは、酸味をほんのり利かせたトマトライスであるところ。sanban06.jpg彼の武蔵小山「さんばん」の「ジャーマンライス」とはちょっと見映えが違うけれど、
きっと出自は同じところから。
武蔵小山では判らなかった、何故に「ジャーマンライス」というのかを訊いてみた。
すると、ワタシもそれなりに調べてみたンですけど、判らないんです、
名付けた当の本人は既に亡くなっているので訊けないですし...、と仰る。
ああ、その謎は迷宮入りとなりました。


sanban07.jpgショーケース最上段のメニューには、
「中華風バターライス」なんてのも御座います。
バター風味の炒飯、とご想像ください。


裏道に燈す誠実な個性の灯り、洋食「さんばん」五反田店。sanban08.jpg全品制覇への野望がふつふつと沸き上がってきています(笑)。


口 関連記事:
  洋食「さんばん」で イケるナポリタンにしょうが焼き長嶋の背番号(11年03月)



「さんばん」五反田店
品川区東五反田4-10-6 [Map] 03-3442-6945

column/03173

口 レストラン「サンボーイ」で 街角洋食のカキフライ生姜焼き&ナポ

sunboy.jpg割烹「辰巳」の鯔背な風景のある茅場町裏通り。
「辰巳」の斜向かいに一軒の洋食屋があります。
敷地の左手はマンションに建て替わり、右手の敷地は時間貸し駐車場。
その間で、そんなことどこ吹く風の風情で佇んでいるのが、レストラン「サンボーイ」。
花緑青色のテントに記した電話番号の桁数が昨日今日からの店でないことを教えてくれます。


自動ドアの脇に何気なく貼られた「カキフライ」の文字。
そうですかそうですかと喜んで(笑)、早速「サンボーイ」店内のひととなりました。


おっとり風情のオバチャンに「カキフライ!」と告げてから、
改めて正面に見据える壁のメニューを眺めます。sunboy01.jpg「豚肉生姜焼」に「牛肉生姜焼」もある。
そのまま視線を右へずらすと、おお、「ナポリタン」もしっかり控えているね。


ミックスベジタブルの彩りで攻める牡蠣フライがやってきました。sunboy02.jpg長めなのやら、平べったいのやらのフライが都合五つお皿に載っていて、
それぞれが全体に大振りな感じ。
妙に濃度のあるタルタルは、お手製か市販品か。
sunboy03.jpgsunboy04.jpg
がぶりと齧りつけば、やや硬めの衣から弾け出る旬の名残りの牡蠣風味。
少々衣がぼったりしちゃっているので、もちっと丁寧に衣づけしてくれるといいかも。


ウーロンハイはないのかなぁと思いながら注文むは、「ナポリタン」。
すると早速、厨房から炒め音が聞こえてきます。


もやしの味噌汁を添えたナポリタン。
キャベツの千切りも一緒盛りです。sunboy05.jpgsunboy06.jpg具材は、ハムと玉葱とピーマンと。
炒めしっかり加減に和んでしまうナポリタンに口元汚して一気の完食です。


別のお昼には勿論、「豚肉生姜焼」。sunboy07.jpgお肉屋さんで「生姜焼き用肩ロース」とかで売ってるヤツが脳裏に浮かぶ5枚のお肉がなんだちょっと美しい。
ここでもミックスベジタブルが威力を発揮しているようです。


生姜もしっかり利いたやや辛目のタレがいい感じ。sunboy08.jpgsunboy09.jpg豚の脂と旨みが渾然として、
これぞ街角のロース生姜焼きだなぁと想ったりします。
「牛肉生姜焼」という手もあるけど、選ぶなら断然「豚肉生姜焼」。
「豚焼き!」とお願いしましょう。


茅場町の街角洋食、レストラン「サンボーイ」。sunboy10.jpgオカアさんに訊くに、創業からかれこれ40年近くになるのだそう。
そんでもって、「サンボーイ」というお店の名前は何故に"サンボーイ"なの?と訊ねると、
ご主人が名付けたらしいが、それには諸説あるらしい、と(笑)。
三人男がいたから、とか、
映画「レッドサン」にあやかって、とか(この二階で「レッド」という雀荘をやっていたらしい)。
オカアさん、次の時季も「カキフライ」よろしくね。


sunboy11.jpg「三陸牡蠣復興支援プロジェクト(株式会社アイリンク)」から、
「復興かき」のオーナー証書が届きました!
20個前後の三陸からの牡蠣。早く届くといいなぁ。


口 関連記事:
  割烹「辰巳」で 潔くも実直なぶり大根にカキフライ其は南東にあり(11年4月)



「サンボーイ」
中央区日本橋茅場町2-5-1 [Map] 03-3666-9251

column/03136

口 洋食「ぱいち」で 厚切トーストとタンシチュー生姜焼きは二階建て

paichi03.jpgつくばエクスプレス沿線からの帰り道。
終着駅の秋葉原に着くちょっと前に、
そう云えばつくばエキスプレスは確か、
浅草を通るンだったなぁと思い出す。
国際通りの浅草ビューホテルのあたりに駅があって、いつもの浅草線や銀座線とは違う方向からのアプローチになるはず。
浅草駅に滑り込んだ車両から急遽、飛び降りるように途中下車しました。


ふらふらと当て所もなく、国際通りから仲見世方向へと徘徊するように(笑)、入り込んでいく。
純レバ丼の「あづま」は定休日だなぁとか、奮発して蒲焼「小柳」に寄ってしまおうかなぁとか、青森煮干し中華そばの「つし馬」はずっと向こうだなぁなどと考えながら、ふらふらと。


と、とある路地の前に佇んでは、
この奥の「ゆたか」でとんかつをいただいたことがあったなぁと思い出す。paichi01.jpgそしてそこは、洋食「ぱいち」の目の前でもありました。
膝をパンと打つように(笑)、以前から気になっていた洋食屋さんに早速突入を試みます。


促がされるまま座ったカウンターから振り返ると、
店の中には小上がりを覆うようにさらに屋根がある。paichi02.jpg長押には千社札仕様の弓張り提灯が並べられて、
浅草に似合う"江戸"な雰囲気が存分に漂います。


paichi04.jpg
あれこれ悩んで結局、「シチューとサラダの店」と看板にあったものなぁということで、「タンシチュー」をお願いします。
幾つもの手鍋に準備されたデミソース。
目の前の厨房の五徳には、鉄鍋が載せられて、ぐつぐつに向けた加熱が始まりました。


鼻先を擽りはじめた匂いからしてもう、鉄鍋の到着が待ちどうしい(笑)。
熱いのでお気をつけください、とお待ち兼ねの鉄鍋がやってきました。
うん、みるからに旨そう。paichi05.jpg


杓文字で鍋の蓋に取り分けて早速、どれどれとそのソースを舌に載せれば、
うんうん、動物系と野菜系の旨みがベタつくことなく真っ直ぐに沁み入るように迫ります。paichi06.jpgいいね、いいね。


paichi07.jpg
ライスではなくと、なんとなく選んだ「トースト」がヒット。
しっかり厚切りを香ばしくフライパンで焼いたトーストは、中がもっちり。
そのトーストとシチューとを交互に口に運ぶ、嗚呼、至福のひと時(笑)。


もう「カキフライ」の時季は過ぎてしまったけれどと思いながら、ふたたび浅草一丁目。
paichi08.jpg佇まいは小料理・居酒屋風なれど、コック帽のお三人が居並ぶ光景は正しく、洋食屋さんのそれであります。


paichi09.jpg
SuperDryしかないのが残念なものの、「ポテトサラダ」あたりで瓶ビールをやっつけつつ、ひと心地。
続いて、「生姜焼き」をセットでお願いしました。paichi10.jpgオカアさんが届けてくれたのは、バラ肉系の生姜焼きとは明らかに違う端正な表情のお皿であります。


特筆するべきは、その盛り付けにもあり。
横から見て気がついた、生姜焼きロースが二階建てになっているのです。paichi11.jpg仕立ては、生姜の風味やや抑え目のあっさり系。
リングイネのケッチャップ麺もしっかり添えられています。
勿論、ジンさんナポさんも実食済だ。


paichi.jpg

昭和11年総創業、浅草平和横町の老舗洋食「ぱいち」。paichi12.jpgオカアさんに、何故に「ぱいち」なの?と訊くと、
言い終わるか否かの即答で、「一杯の逆さま、ね」。
それを聞いていた当代のご主人は、お祖父さんの時にとんかつなどの揚げモノやオムライスなんかの洋食屋にしたらしいです、と補足してくれた。
元々は、一杯呑み屋だったようです、とも。
その頃から俗に、一杯呑みに行こうぜというのを"パイチ"と業界用語チックな用い方をしていたらしい。
浅草が古くからの芸人の町であることも関係していそうで興味深いね。
「杯一」という呑み屋はあっても、「ぱいち」と表記する店は恐らくここだけだ。


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「ぱいち」
台東区浅草1-15-1 [Map] 03-3844-1363

column/03134

口 洋食亭「いし井」で 週末ののんびりランチは名残りのかきフライ

ishii.jpgまたまた、村っちゃん「Again」ライブへと武蔵小山を訪れたのは3月末の日曜日。
真っ昼間にしてなお、漫ろ歩くのがなんだか愉しい武蔵小山駅前に広がるディープゾーンへと自然と足が向いてしまいます。
ふたたび、窮屈という名のレストラン「L' Etroit」にお邪魔しようか、不思議なチゲつけ麺の店「慶次」はやってないかな、などと考えながら路地を往く。
と、正面にみえてきたのは、武蔵小山を代表する洋食店のひとつ、「いし井」。
そうだ、此処で名残りのカキフライをいただかなければ。



早速、ドアを開くといつもと同じ、照度を抑えたカウンターが迎えてくれます。
週末の、ちょっと遅い時間のランチを愉しむひと達で、いい具合に席が占められています。


10月~3月と季節を示して、「かきフライ」のメニューが載っている。
そういふ風に決めてしまっている店は少なくないものなぁとちょっぴり残念に思いつつ、
オーダーを厨房へと通してもらいます。


ishii01.jpg
どろんと濃度のあるポタージュを舐めながら、あまり時間も気にせずのんびり待てるのも週末ランチのいいところ。
ややあってから「かきフライ」のお皿が届きました。ishii02.jpg


お皿全面に敷いてしまいそうなぐらいの勢いでタルタルが添えられているのがいい。ishii03.jpg卓上には、「横浜ソース」なる中濃ソースを用意されているけれど、
どうやらそのお世話にならなくても済みそうです。


多い派に属する、フライ6つ盛り。
使っている牡蠣のサイズ、衣の揚げ色や厚み、火の入具合など、
至極真っ当な洋食屋さんの牡蠣フライであります。ishii04.jpgタルタルをたっぷしのせて、口を閉じ咀嚼するときの喜びは、勿論ここにもあるのでした。


日本オイスター協会では、復興牡蠣オーナー制度によるカキ産地支援を応援しています。


武蔵小山を代表する洋食店のひとつ、洋食亭「いし井」。ishii05.jpgポークジンジャーならぬ「ビーフジンジャー」をいただいたのがもう3年も前のことと振り返って、ちょっと吃驚。
次回は遠からず、「ナポリタン」か「オムライス」かな。


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「いし井」
品川区小山3-20-11 [Map] 03-3785-0143

column/03131

口 Restaurant「ケルン」で 魅力的的矢生牡蠣とカキフライに思うこと

krun.jpg界隈の客先に通わなくなって随分と久しい虎ノ門。
小料理屋「喜よし」や「虎ノ門砂場」、いまはなきカレーの「スマトラ」なんかを思い出す。
ひる時には、裏通りや路地のあちこちを徘徊したものだけど、様変わりしているのでしょうね。
久し振りに訪れた虎ノ門交差点に立つと、信号の向こうに赤い大きな文字がみえる。
レストラン「ケルン」は、変わらずそこにありました。


地下鉄の出口と交差点との間に虎の銅像を頂いた「虎ノ門遺趾」。krun01.jpgその虎が見守るような位置に「ケルン」の入口はあります。


壁のパネルには、「今が旬!カキフライ、限定40食」とある。
うん、うんと頷きながら、どこか懐かしい地下への階段を辿ります。
帳場の前を過ぎて眺めるフロアも嘗ての様子とどこも違わない、そんな印象がします。


1ピースでもいいですか?
そう訊いてお願いしたのは、的矢の生牡蠣。
身は薄めだけど活き活きとしてる殻の上の牡蠣の表情を凝視してから控えめに檸檬を搾って、いただきますっ!と口を窄めます。krun02.jpgおおお、旨い、おお。
仄かなミネラルの向こうに澄んだ澄んだ旨いが品よく弾けては潔くすっと消える。
殻牡蠣をあれこれ比べながらいただくのも愉しいけれど、こうして一点集中してちゅるんするのもひとつの醍醐味であるのだね。


そんな生牡蠣のお皿と入れ替わりに「カキフライ」のお皿がやってきた。krun03.jpgマカロニやコールスローと一緒に盛られた牡蠣フライはちびっこなヤツも入れての5つ盛り。


最終コーナーを廻った頃の牡蠣にしては細身かなぁと思いつつ齧りつくと、
見た目通りの量感のフライ。
krun04.jpgkrun05.jpg
加熱用の牡蠣はどこの牡蠣なのでしょう。
油の温度がやや高過ぎたのか、薄めの衣がガリガリとするところもあって、ちょと残念。


実直老舗な「ケルン」さんだもの、これからも頑張って欲しくって、
ここでは敢えてもうひと工夫をお願いしたい。
できればタルタルソースにも、もうひと手間掛けて欲しいなぁと、そう思います。


創業来50年を積み重ねた、虎ノ門を代表する洋食の店、レストラン「ケルン」。krun06.jpgまずはドイツの都市を思う店名「ケルン」だけど、
如何にもなドイツ料理は見当たらない「ケルン」のメニュー。
でもやっぱりケルンの地にちなんでの「ケルン」なのかな。
それとも、"真髄"とか"本質"とかを標榜しての「ケルン」なのかな。



「ケルン」
港区虎ノ門1-1-28 TOTOビルB1F[Map] 03-3591-4158

column/03102

口 洋食「深川 煉瓦亭」で 揚げ色しっかカキフライ艶やかバター焼き

fukagawarenga.jpg今季久し振りに訪ねた「新富 煉瓦亭」。
洋食元祖の矜持をみたような「カキフライ」仕立てが印象深い。
「カキバター焼き」も良かったな。
そんなことを思いつつ、
そういえば他にも「銀座 煉瓦亭」から暖簾分けしたお店があることを思い出しました。


距離はそう遠くないのに、足回りがいまひとつでどうも縁の遠い感じのする森下界隈。
市場通り(新大橋通り)を往って、そのまま新大橋を渡れば着くのにな。
ふと、バスでは行けないのだろうかと調べると、平成通りに新大橋を渡って錦糸町や亀戸に向かうバス路線がある。
時間を合わせてバス停に並んでバスのひと。
新大橋を渡ったバス停、新大橋で下車します。


「深川 煉瓦亭」は、新大橋通り沿い。
お店も多くなく、意外とひっそりした界隈に浮かべるマゼンタ色のネオンが目印だ。


扉を開けるとフロアはひっそり。
ただ、二階にもフロアがあるらしく、宴会モードの嬌声が漏れ聞こえてきます。


兎に角やっぱり「カキフライ」。
愛想のいいオバちゃんが「ハイね」と応えて、厨房にオーダーを通します。


ライスのお皿と一緒にオバちゃんが届けてくれたお皿には、「新富 煉瓦亭」の「カキフライ」を彷彿とさせるしっかりした揚げ色の牡蠣フライ。fukagawarenga01.jpg
いつものことながら、芥子はどうやって使うのかなぁと思いながら、トッピングのマヨネーズ的タルタルとのせて、ふーふーしながら齧りつく。


fukagawarenga02.jpg
うんうん、
交叉する香ばしき衣の歯触りと牡蠣の身の旨みに思わず頷く。fukagawarenga03.jpg弾ける魅力の醍醐味から敢えて比較しちゃうと「新富 煉瓦亭」のそれに軍配だけれど、これはこれでまったくもって悪くないであります。


森下側にアプローチする術を知ったので、も一度寄ろうとふたたびバスのひと。
今度は1階フロアはそれなりの賑わいでありました。


改めて卓上のメニューを漁ると、「深川の地ビール」なんてご案内もある。
白いラベルの深川神明宮、赤いラベルの芭蕉庵、そして黒いラベルが新大橋と三種のタイプがあるらしい。
ラベルの色はまだしも、ネーミングとの意味合いはよく判らないなぁと思いつつ、場所柄に配慮して、黒の新大橋ラベルの地ビールをお願いしました。
fukagawarenga04.jpg
でもこれ失敗(笑)。
どこか薬臭い後味がして、あまりよろしくない感じ。
一気に呑んじゃって、お願いしていた「平日限定メニュー」記載の「カキバター焼き」の到着を待ちます。


艶やかにそして香ばしそうな表情でやってきた「カキバター焼き」。fukagawarenga05.jpg普通のビールをお願いしておきゃよかったなとちょっぴり後悔しつつも、
それは当然のことのようにご飯にぴったり。
加減よく火を入れてあり、旨みを凝縮させつつぷるっとした食感を伝えてくれます。
添えてくれた中華そば店のようなスープは、
是非洋食の店らしいものに再考いただきたい(笑)。


THE洋食の店の誉れ高き「煉瓦亭」暖簾の一軒、下町「深川 煉瓦亭」。fukagawarenga06.jpgfukagawarenga07.jpgWebサイトには、
銀座 煉瓦亭より昭和3年に当時の深川区森下町に、一番最初の支店として、暖簾分けをいたしました。戦争中の空襲のため、昭和25年7月に現在地の江東区新大橋に移転し、現在に至っております。とある。
「新富 煉瓦亭」の兄貴分にあたるということになるのだね。
文明開化の頃を思わせるようなレトロなシルエットデザインは、銀座の本丸そして新富のお店と同じ意匠です。


口 関連記事:
  洋食元祖「新富 煉瓦亭」で 超揚げ立てカキフライあぁ至福の時(11年01月)



「深川 煉瓦亭」
江東区新大橋2-7-4[Map] 03-3631-7900 http://www.rengatei.net/

column/03099

口 洋食「さんばん」で イケるナポリタンにしょうが焼き長嶋の背番号

sanban.jpgそれはもう、一年半以上も前のこと。
石垣島の北部でゆるゆるとダイビングを愉しんでいた水中での出来事でした。
島の西側海域と違ってダイバーの少ない北部は、一面の珊瑚の森が実に壮観。
でも、その珊瑚が多数のオニヒトデに陵辱されているのが厭でも目につく。
昼間でもこの数ということは、夜には恐ろしい光景となるのだろうなと思いつつ、憎きオニヒトデを退治せんとばかりに指し棒でオニヒトデをひと突き。
何気なく指し棒を動かしたら、刺していたオニヒトデが棒を伝ってするするっと手の方へ。
あ、あいたた。やっちまった!
ひとさし指の先をオニヒトデに刺されてしまったのです。


それから、オニヒトデの毒針の先が指の中に残る異物感を抱えたまま過ごしていたけれど、鈍く小さな疼痛が続いていたのでした。
こりゃぁいよいよイカンと除去手術を受けるべき、いつもの高輪の病院にやってきたのです。


副院長の診察を受け、手術日を決めた帰り道。
たまには、五反田まで歩いてみようと桜田通り沿いを下ってみました。


五反田駅が近づいてきた辺りで、ちょっと横道に反れてみる。
すると、山吹色のテントが印象的な洋食屋さんが目に留まりました。sanban01.jpg洋食、グリル、さんばん。
どこかで聞き覚えのあるような気もします。


やっぱり洋食屋さんにはサンプルケースがなくっちゃねと覗き込むと、
定番メニューに混じって、「ピラフソルティンポッカ」とか「中華風バターライス」といったちょっと変わりダネのお皿もあるらしい。sanban02.jpg


ふむふむと思いながら扉を開けると、壁の貼り紙が視界に入る。
白い紙にマジックの文字で、「カキフライライス」。
おお、これが呼んでいたのかな(笑)。


sanban03.jpg早速そのお皿をお願いして、何気なく箸袋をみると、
「グリル さんばん 武蔵小山店、五反田店」と書いてある。
あ!武蔵小山の洋食「さんばん」と兄弟店なのですね。


そうかそうですかと得心しているところへ、「カキフライライス」が到着です。sanban04.jpg「新富 煉瓦亭」を想うしっかり揚げ色の牡蠣フライ。


輪切り檸檬を折り畳んで搾り、たっぷり添えてくれているタルタルをのせて大口を開きます。
sanban05.jpgsanban06.jpg
牡蠣エキス大炸裂!というほどではないものの、ぎゅっと活性した牡蠣の身と香ばしき衣の合奏が、うん、悪くない。


武蔵小山のお店にもあったものなとメニューを捲ると、
当然のように「スパゲッティナポリタン」がある。
それはそれはとふたたび病院の帰り道。
大盛りできますかと訊けば勿論とばかりに早速厨房に戻るオヤジさん。
厨房とフロアを仕切る硝子窓の隅から覗く様子は、フライパンを大きく上下に動かして、しっかりしっかり炒めるオヤジさんの姿だ。


なんだか妙に期待が高まったところへ端正なステンレス皿がすっと来る。sanban07.jpg慌て気味にフォークを動かすと、ああ、これは何気に旨いナポリタンだ。


ケチャップに必要な火が入ってとろみ適度に丸い味になり、炒めの香ばしさが優しく迫る。sanban08.jpgそこへオヤジさんの所作を思い浮かべれば、さらに納得の味わいになるのだ。


メニューには、「ポークソテー」や「ポーク辛味醤油焼き」は載っているけど、
「しょうが焼き」は見当たらない。
どうなのだろうとオヤジさんに訊ねると、即答ひとこと「できますよ!」。
然らばと、今度は会社帰りに桜田通り。


「しょうが焼きを」と告げると、ほいきたとばかりに豚肉に包丁を入れはじめるオヤジさん。
ああ、なんだか美しさを想うしょうが焼きがやってきた。sanban09.jpgsanban10.jpgボリュームたっぷり、甘さを含んだ生姜タレのしっかりした風味。
結構イケると思うのだけど、どうだろねGingerちん



桜田通りから池田山側に外れた静かな裏道で今日も鍋振る、洋食「さんばん」五反田店。sanban11.jpg訊けば、武蔵小山の大将が師匠にあたるンだそう。
その師匠が大の長嶋ファンだったことから店の名を「三番(さんばん)」としたんだって。


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「さんばん」五反田店
品川区東五反田4-10-6[Map] 03-3442-6945

column/03096

口 洋食「木の葉」で 鉄板のっけでいただくしょうが焼きにカキフライ

konoha.jpg鮫洲の運転免許試験場で、
最終回の講習に滑り込み、
さくさくっと免許の更新を済ませた帰り道。
もうすっかり陽の落ちた旧東海道。
朽ちそうな大きなアーチが示す商店街とは名ばかりなれど、お店の灯りを求めて散策します。
と、ちょっと寂れた通りに違和感なくマッチしたお店のテントが目に留まる。
鮫洲の洋食「木の葉」は此処にあったのですね。


ショーケースを覗くと、
お約束とばかりに埃を被り変色した「スパゲッティー」や「オムライス」のサンプルがある。konoha01.jpgにんまりしつつドアの前に立ちます。


間口一間半のお店では、当然カウンターだけということになる。
オトーさんとオカァちゃんがアットホームに迎えてくれます。


konoha02.jpgちょっぴり呑んじゃおうかなぁとお品書きをみると、
なはは、OLDの水割りがある。
角ハイ、トリハイが売れ筋の昨今では、
OLDを供してくれるお店のなんと稀少なことでしょう。
早速、オカァチャンに水割りをいただいて、卓上をみると、
懐かしいREDのノベルティが置いてある。
アンクル・トリスのキャラクターが楊枝入れになってるヤツ。
これが現役でいくつも卓上に並んでいるお店もまた稀少でありましょう。
もっとも、すっかりアンクル・トリスの表情を示した印刷は剥げちゃっておりますが(笑)。


で、ご注文は、「ロースしょうが焼き」。
目の前のカウンターの内側からじゅーじゅーいう音が聞こえてきたかと思ったら、その音がそのままこちら側にやってきた。
ここ「木の葉」のしょうが焼きは、焼けた鉄板に載ってやってくるスタイルなのだ。
konoha03.jpg

楕円の鉄板に目一杯のったしょうが焼き。
厚めなロースに均等に入っている包丁。
その端から早速いただきましょう。konoha04.jpgすっかり大根おろしのようにみえるのは、おろした生姜か。
鉄板じゅーじゅーのしょうが焼きは、熱いままいただけていいのだけど、次第に硬くなることとは裏腹なこと也。
でも、しっかり利いた生姜が嬉しいな。


日を改めての、同じカウンターの同じ椅子。
先日、壁のメニューでチェックしていた「カキフライ」をライス&味噌汁でいただきます。


ちょっとわくわく気味で待っていると、ふたたび鉄板が目の前に。konoha05.jpgおお、「木の葉」では、「カキフライ」も鉄板じゅーじゅー仕様なのであります。


檸檬を搾ると、鉄板に零れた滴がじゅっと鳴る。
思えばこれは、空前のカキフライだ。
konoha06.jpgkonoha07.jpg
どれどれと齧ると、衣がカリッと固めの感じ。
ジューシーなカキフライというよりは、香ばしきカキフライといったところでしょうか。


さらに日を改めて、またまた同じ椅子の上。
「しょうが焼き」を口にして、こちらをいただかない訳にはいかない(?)と、
「ナポリタンスパゲッティ」に挑戦です。
大盛りでお願いしました。


もしかして「ナポリタン」も鉄板仕様では、という期待と疑念を裏切るように、
それは白いお皿にこんもりと。konoha08.jpgその代わりに、炒め音のじゅーじゅーじゃーじゃーが全身で聴けました。


しっかり炒めて、ケチャップが麺によーく絡まり、酸味が丸くなって、
なかなかイケるナポリタン。konoha09.jpg割といい線いってるよね、ナポちん


旧東海道に今日もある、昭和な小さなカウンター洋食「木の葉」。konoha10.jpg白髪のオトーさんに定休日を訊ねたら、ないんですーとのお応え。
日夜のじゅーじゅー、おつかれさまです。



「木の葉」
品川区東大井1-2-12-101[Map] 03-3450-1012

column/03093

口洋食元祖「新富 煉瓦亭」で 超揚げ立てカキフライあぁ至福の時

rengatei.jpg「青森の店」前から通りを渡って、
ちょっと左に折れ入るあたり。
久し振りに、WINE BAR「R」やうなぎ「青葉」のブロックへと足を向けました。
目指す目的地は、洋食元祖「新富 煉瓦亭」。
店先を覗くと、あった、ありました。
黒のプレートに、"旬の味覚カキフライ"。
どなたが描いたか、六つのカキフライくんが「おっす」と迎えてくれています。


rengatei01.jpg
カウンターの一番奥に陣取って、速やかに「カキフライ!」と告げる。
するとすぐさま、「オイスター!」とオーダーが通ります。
揚げ音や炒め音のハーモニーが響くキッチン。
オープンキッチンの臨場感というのは、やっぱりいいものですね。
キッチンのお三人が似ていると思うのはきっと、気のせいではありません。


rengatei03.jpg
いつものポタージュが今日はトマトバージョンだったりして。
そのスープをゆっくりとペロペロしているところへ、ぴちぴちとした揚げ音とともに「カキフライ」のお皿が届きました。rengatei04.jpg衣を見ると、まだ油が弾けているくらいの超揚げ立て!
いいぞ、いいぞ。


そして揚げ色は、しっかり揚げた感満点の濃褐色。rengatei05.jpg見た目からもその香ばしさがひしと伝わって参ります。


rengatei06.jpg
ここ「新富 煉瓦亭」のタルタルは、記憶に残る好きなタイプのタルタル。
そのタルタルをたっぷりとつけて、火傷しないよにふーふーしてから齧りつく。rengatei07.jpg期待通りの衣の香ばしさと牡蠣の身の凝縮した旨みが一気に弾けて、まさに至福の時。
齧り口から立ち昇る湯気をじっと見詰めてしまいます(笑)。
いやー、うまひ。


そしてね、このタルタルでいただくのも勿論いいけれど、
醤油を垂らすのもまた格別なのであります。


日を改めて今度は、
「新富 煉瓦亭」でのもうひとつの牡蠣メニュー、「カキバター焼き&オニオンソテー」。rengatei08.jpgrengatei09.jpg薄衣を纏った牡蠣にそっとナイフの先を挿し入れて、
きっと縮みの少ないであろうその牡蠣のふるふるを手応えに感じます。
そっと食めば、期待通りのふるっとした食感のあとから、
フライとはまた違う旨みが柔らかく解ける。
比べてしまえば、カキフライのインパクトには敵わないものの、
いいな、いいねカキバター焼きも。


暖簾分けからの創業が昭和38年10月のことだという、洋食元祖「新富 煉瓦亭」。rengatei10.jpgrengatei11.jpgrengatei12.jpgrengatei13.jpg
次回は「ナポリタン」か、カレーあれこれか、「大エビフライ」か。
迷うことを前提に訪れるのもまたちょっと愉しかったりして(笑)。


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「新富 煉瓦亭」
中央区新富1-5-5[Map] 03-3551-3218

column/03065

口とんかつ「さんきち」で 大盛り生カキフライはカキフライの大盛り

sankichi.jpgいつもの、武蔵小山「Again」での村田ライブのあと。
勝手知ったる飲み屋街の路地を抜けて、東急ストアの脇を辿る。
目指すのは、昼下がりにも足を向けたとんかつ「さんきち」だ。
正午をとっくに過ぎているというのに、空席待ちする数人の人影に驚いて思わずスルーして、夜に再びやってきたという訳なのです。


入口の前に昼間のような空席待ちの姿のないことに安堵して扉を引き開けると、なんと店内におふたりが、席が空くのを待っている。
どうやら昼夜通じての人気のようです。


タイミングがよかったのか、ほとんど待たずにカウンターの隅へ。
改めて見上げる黒板にびっしりと書き込まれたチョークの品書きやそこここに貼り込まれたメニューにきょろきょろする。sankichi01.jpgコロッケあれこれにニンニクステーキやハンバーグ、とんかつは勿論のこと、マグロかつやイカ丸生姜焼きにミートソーススパゲティ、エビフライ丼に鯵カレーなどなどなど。
きっと普段であれば、迷うこと必至なのだけど、明快なお目当てがあれば気持ちがふらつくことはありません。
お兄さんにこう告げましょう、「カキフライを大盛りセットで」。


「さんきち」の「生カキフライ」の定食セットは、小盛りに普通盛り、そして大盛りがあって、それってご飯の盛り具合でしょ?と思うところ然にあらず。
カキフライの盛りに3種類があるのです。


嗚呼、その大盛りがやってきました。sankichi02.jpgそれは、素っ気なくも圧巻な盛り付け。
まさにごろごろごろと、中振りのカキフライが寄り添うように。
一体幾つ載っているのか、ついつい数えたくなってきます。
どうやらこの日この時の「大盛り」は、小さいのも含め都合14個のカキフライとなっています。


檸檬を勢いよく搾りかけ、早速いただきます。
sankichi03.jpgsankichi04.jpg
箸に載せたその身が意外と軽いのは、火を入れたことによる縮みが少々多い牡蠣だからか。
そしてそれがそのまんま軽い食べ口の牡蠣フライにさせているようです。
ポスターをみるに、ここ「さんきち」では、石川は能登半島産の牡蠣を使っているらしいね。


脇に添えた牡蠣殻にはちょっと弛めのタルタルにオーロラちっくなソースと練り芥子。
sankichi05.jpgsankichi06.jpg
カキフライには、檸檬のみかタルタルか、はたまた醤油をちょっと垂らすか。
芥子やソースは似合わない、というのが持論ゆえ、芥子やソースを使わずにちょっとずつ味わいを変えながら、自分でもびっくりするほどあっと云う間に食べ切っちゃった(笑)。
"あー、カキフライ、喰ったなぁー"というこの量的満足は、
案外他所では味わえないものでしょう。


武蔵小山で人気のとんかつと洋食の店「さんきち」。sankichi07.jpgいつも混んでいそうなのが心配だけど、武蔵小山でガッツリめしを喰いたくなったら真っ先に思い浮かべる店になりました。
「カキフライ、エビフライ、ホタテ貝柱フライの3品盛りセット」なんてのもあるよ(笑)。



「さんきち」
品川区小山3-12-10[Map] 03-3787-0124

column/03062

口kitchen「CotoCoto」で 豚すね肉やわらかビール煮コトコトコト

どふいふ訳か、
伊仏系のレストランや洋食のお店が点在している西天満公園周辺。
以前ランチした「Le Bistro de Paris」を訪ねたものの、店名が変わってしまっていて、ランチ営業はしていない。
それでもこの界隈には選択肢がまだあるから困りはしないのです。


ガストロノミーを冠するフレンチの店頭を冷やかした足で、
ちょっと気になっていた洋食屋さんの前で立ち止まる。
見上げるインディゴブルーの壁に認めた仏語の四行が味のある。


覗き込んだ大振りな黒板メニューから、飾らず実直でかつセンスの良さが漂ってきます。
早速、ライトブルーの扉を引きました。


オープンキッチンを右手にして、左手にテーブル。cotocoto02.jpgキッチンを臨むカウンターの一番奥へ。


cotocoto07.jpg月替わりらしき「豚の角煮カレー」にしようか、
今日の洋食料理「牛ロースステーキ」でガッツリいこうか。
うん、コトコトランチ「豚すね肉のやわらかビール煮込み」をいただきましょう。


カリフラワーのポタージュのスプーンを動かしている目の前では、
切り分けたバゲットに霧を吹き、トースターへと収めてる。cotocoto03.jpg温かいパンがいただけそうです。


南瓜やブロッコリーなどなどの野菜たちを従えて、豚すね肉がやってきた。cotocoto04.jpgcotocoto05.jpg
どれどれとナイフを動かすと、
切れるより先にするりと解れる。cotocoto06.jpg濃過ぎずさらりとしながら味わいの輪郭を示す、煮汁ソースがいい。
柔らかく煮込む時の手法のひとつとして知られたビール煮だけど、煮崩れることなく、心地良い柔らかさになるのだね。


今年で6月で三周年という、西天満のキッチン「cotocoto(コトコト)」。cotocoto08.jpg店名の「コトコト」はきっと、ル・クルーゼやストウブでコトコト煮込んだ料理を軸に据えようとする志向から名づけられたもの。
他にも真っ直ぐ心地いいお皿の揃う予感がいたします。


「cotocoto」
大阪市北区西天満5-11-3[Map] 06-6311-0350 http://kcotocoto.exblog.jp/

column/03054

口洋食「Ginza Candle」で 牡蠣フライ新嘗祭と牡蠣の日と

candle.jpg霜月の23日祝日は、ご存知の通り、勤労感謝の日。
でもそれ以外にも色々な事柄についての記念日として特定されている。
お赤飯の日とか小ねぎの日、珍味の日であり、外食の日であったりもするらしい。
記念日にありがちな語呂合わせも勿論あるけれど、食べることに関連した記念日が割と多く並んでいるのは、古くは新嘗祭(にいなめさい)として収穫に感謝する日であったことが由来となっているからなんだね。
そして、全国漁業協同組合連合会(全漁連)が2003年に制定したというのが「牡蠣の日」。
そう、11月23日は日本全国牡蠣食べなくちゃ!の日なのだ。


ということで(笑)、やってきました自由が丘。
お久し振りの踏み切り脇「トレインチ」を抜けて、学園通りへ出る。
そのまま餃子の「泰興楼」のある通りの右手を行って、立ち止まる雑居ビル。
そのビル二階の一角にあるのが「Candle」だ。


入口廻りの静かな様子にすんなりテーブルに収まれそうだとドアを引く。
すると意外にも、満席なのですとオネエさん。
著名人のサイン色紙が多数貼られた壁に寄りかかって、暫く待つことにしました。
あとからやってきた客にどのくらい待つことになりそうか訊かれたオネエさんは、えーっと30分かそれ以上か、そんなにかからないか...、とよく判らないお応え。
じゃあいいや、と言い残して踵を返した背中を見送りつつ、え?そんなに待つの?と複雑な心持ちにさせられます。


まぁのんびり待とうと読書タイム。
ややあって、テーブルに案内されました。


テーブルについてちょっとびっくりしたのは、あれだけ待っていたのに廻りのテーブルにあまり料理のお皿が出ていないこと。
そこで思い出したのは、銀座「Candle」で体験した特異な状況と厭な想い。
時間に制約のあるランチ時だというのに、料理の出が兎に角遅い。
店全体にイライラが蔓延する異様な雰囲気で、急かし文句を云う声がそこここで噴出してた。
今厨房造ってます的冗談が冗談にならない事態だったのでした。
もしかしたらそんな体質がここ自由が丘の店にも引き継がれているのかしらん。


まぁ急いでいる訳でもないのでゆっくり待とうと本を開いたところに、お願いしていたハーフサイズのポタージュスープが届きました。candle01.jpg
隣のテーブルではソーダ水を随分待っていた様子なのがなんだか可笑しいぞ(笑)。


そして、お待ちかねの「牡蠣フライ」がやってきた。
やや平べったい、でも今年の出来の中ではやや大振りな牡蠣の身のフライが4片並んでいます。candle02.jpg檸檬を搾って早速、そのうちのひとつに齧り付く。
さくさくと軽妙な衣の歯触りの向こうに牡蠣の身のやや凝縮した風味が弾けます。
衣には不思議な甘さがあって、粉そのものにもなんらかの調味がしてあるような、そんな気がいたします。


たっぷり用意されたタルタルをのっけてふたたびガブリ。
candle03.jpgcandle04.jpgcandle05.jpgcandle06.jpg
ああ、いいね。
「三州屋」のカキフライの旨さとはどこかジャンルの違う美味しさだ。
三陸産となっているけど、三陸はどこの牡蠣なんだろう。



自由が丘で古くから知られた洋食の店、「Ginza Candle」。candle07.jpg何組の界隈の若きカップルがデート場所に選んだことでしょう。
でも、その著名さに胡坐を掻いた姿勢がどこかにあるとしたらいずれ淘汰されちゃうかもなと思う「牡蠣の日」の昼下がりでありました。


「Ginza Candle」東京自由が丘
世田谷区奥沢6-33-14 もみの木ビル[Map] 03-3705-1191 
http://www.ginza-candle.com/

column/03053


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