ginentei60.jpg銀座周辺を巡る旅
around the Ginza

maru60.jpg八丁堀界隈の日常
Hacchobori vicinity

takahashi_tsukiji60.jpg築地情緒そして月島
Tsukiji,Tsukishima

yoshinozushi60.jpg東京日本橋界隈の徘徊
around Tokyo,Nihonbashi

imahan60.jpgとある人形町風情
Ningyocho

azuma60.jpgオヤジ新橋外堀通り
that's Shinbashi

rikkon60.jpg広尾から六本木から霞町
Hiroo between Roppongi

partenope60.jpg渋谷恵比寿中目エリア
Ebisu.Shibuya,Nakame.

legrottaceleste60.jpg青山赤坂うらおもて
Aoyama.Akasaka

inochinomizu60.jpg麻布プラチナ漫ろ歩き
Azabu.Shirokane

gingyo60.jpg身近洒落まち自由が丘
Jiyugaoka

derauchi60.jpg東急ローカルまいど
my lines Tokyu

nichinan60.jpg五反田品川大井町
Gotanda to Ohimachi

watetsu60.jpg大森蒲田川崎ライン
Ohmori to Kawasaki

norge60.jpg横浜おのぼりさん
all Yokohama

namikiyabu60.jpg浅草で道草
the Asakusa

daiki60.jpgアキバ上野湯島ゾーン
Akiba,Ueno.Yushima

kagiya60.jpgディープ荒川台東区
deep Arakawa,Taito

inonaka60.jpg深川両国河むこう
Fukagawa,Ryogoku

imoya60.jpg神田神保町靖国通り
Kanda,Jinbocho

cork60.jpg四谷神楽坂お堀沿い
Yotuya,Kagurazaka

ilpentito60.jpg代々木新宿馬場あたり
Yoyogi to BabaWaseda

aoba60.jpg西行き中央線方面
Chuo-Line

musashiya60.jpg東武三田線板橋区
Itabashi-ku

ushiwaka60.jpg豊島文京いけぶくろ
Toshima,Bunkyo,Bukuro

oaks60.jpg所沢じもちぃ西武線
Seibu-line,Tokorozawa

inari60.jpg沿線巡る小田急京王
Odakyu,Keio

ohshimaya60.jpgぐるっと関東ちょいと伊豆
Kanto area,Izu

enboca60.jpg軽井沢から甲信越
Karuizawa,Koshinetsu

yamamotoya60.jpg濃いぃぞ名古屋
Nagoyanagoya

yamamoto60.jpgなにわ大阪キタミナミ
naniwa Osaka

kiyamachi_samboa60.jpgはんなり京町修学旅行
The Kyoto

2298_60.jpg旅は陸奥国出羽国
Aomori,Mutsu&Dewa

2298_60.jpg南の島の楽園たち
Paradise Islands

2298_60.jpg独墺伊仏欧州諸国への旅
Trip to Europe


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ただいま鋭意、旧サイトより記事移築中です。
2005年03月まで遡って移築が済みました。
でもまだまだ3合目くらい。頑張れ自分(汗)。


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カレー店とカフェたちアーカイブ

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口 珈琲の店「ハナミズキ」で ダブルカレーにオムライスパフェはもう

hanamiduki.jpg新川の裏通り。
ちょうど、晩酌処「ごふくの丘」の向かい側にあるのが、挽き立て煎れ立て珈琲の店「ハナミズキ」。
女性スタッフがきびきびと立ち動く様子が硝子越しに窺える。
店頭のパネルには、ランチ用メニューもあれこれ。
ナポリタンはないけれど(笑)、ふとした喫茶店気分の時にお邪魔します。


おひとりさまは原則、Lの字のカウンターのいずれかの席に。
ゆったり座ること意図したらしき、ひとりソファーに収まると、
ひと眠りしたい気分にもなります(笑)。


何度もいただいているのが、「特製ダブルカレー」。hanamiduki01.jpg橙や緑の彩り添えたドライカレーと形の崩れかけた豚角肉を含んだコク味カレーのコンビ。


ダブルなカレーというと、
新大橋通り沿いの「カレー革命」や長原「MOON」の「カレーチャーハン」を思い出す。hanamiduki02.jpghanamiduki03.jpg
北京鍋で豪快に炒めた感じのカレーチャーハンとキーマなカレーとの組み合わせに対して、こちら「ハナミズキ」の「特製ダブルカレー」は、どこか品良く端正で、女性のキッチンから運ばれたものの感じがします。



豚のしょうが焼き付きの「鶏五目ごはん」とか、
1日10食限定の「ステーキ丼&とうふサラダ」なんかも気になりつつ、
「ダブルカレー」と交互にいただく勢いなのが、「オムライス ハヤシソースがけ」。hanamiduki05.jpg


ケーキの玉子生地で包んだようなオムライス。hanamiduki04.jpg包んでいるのは勿論、チキンライスだ。


さらりとしたコク味のハヤシソースを切り分けるようにしながら、いただきます。hanamiduki06.jpgうん、定番としての安定感がありますね。


新川の裏通りに、挽き立て淹れ立て珈琲の店「ハナミズキ」。hanamiduki07.jpg一青窈も謡う「ハナミズキ」を店の名前に冠した由来を訊こうと改めて足を向けたら、
平日の昼だというのに、営ってない。
特に貼り紙などはないので判然としんないけど、閉めてしまったのでしょうか。
暖かくなったら、14時から提供の「ミニパフェ」もいただこうと思っていたのにな。


口 関連記事:
  晩酌処「ごふくの丘」で 冷製卵かけうどん花味鶏の炙りヅケ丼(08年06月)
  本場の味「カレー革命」で 冷やしカレーとカレーチャーハン(08年08月)
  カレー居酒屋「MOON」でなかなかにソソる風景カレーチャーハン(08年10月)



「ハナミズキ」
中央区新川2-6-14 [Map] 03-3297-1721

column/03224

口 COFFEE「びーんず」で 鉄板と玉子とウインナ名古屋式ナポリタン

beans.jpg名古屋駅から地下鉄東山線でひとつめの伏見駅。
ホームに降りて栄の方向へと進んで改札を抜けると、
そのまま真っ直ぐの地下商店街に立ち入ってる。
通路の片側に並んでいるのは、チケットショップにヒーリングサロン、画廊に宝石店、幾つかの飲食店。
開業1957年という伏見地下街は、その当時の匂いをいまだ色濃く残しています。


そんな伏見地下街の栄寄りに認めたお食事処が、
コーヒーショップ「びーんず」。beans01.jpgネオンサインの感じからは、「び〜んず」と表記するのが雰囲気かもしれません。


喫茶店のランチといえばやっぱり、ナポリタンならぬ「イタリアン」。
男性率95%の店内で、いざいざご注文です。


やや遠く、厨房の方から聞こえてくる炒め音。
じゅーというその音が何故だかだんだん近づいてきました。


お待ちどーさまー、とお姐さんがテーブルへと差し出したのは、
板に載った楕円の鉄板。beans02.jpgそう、こちらの「イタリアン」は、所謂名古屋式なのであります。


赤いウインナーも愛らしい。beans03.jpg周囲の玉子も半熟な表情が窺えて、これまたいい感じ。


玉子との境目辺りにフォークの先を入れて、ひっくり返す。beans04.jpgああ、鉄板による焦げがあったりなんかして。


麺の太さもノーモアアルデンテの食感も悪くない。beans05.jpgナポちんはもう試したかな。
そして、鉄板焼き&玉子使いのスタイルはどこから始まったことなのでしょう。


名古屋式ナポリタンがいただける、伏見地下街のコーヒーショップ「びーんず」錦店。beans06.jpg写真入りお品書きには、あんかけの「モンテスパ」「モンテバーグ」なんてメニューがあって、その"モンテ"がなんだか気に掛かる。
訊けば、いまはもうない「モンテ」という名の喫茶店のメニューを引き継いだものらしい。
「イタリアン」もそんな経緯に影響を受けているのかもしれないね。



「びーんず」錦店
名古屋市中区錦2-13-24 伏見地下街 [Map] 052-211-3335

column/03218

口 FISH and CHIPS 「DELIGHT」で 三が日の神社のチーズバーガー

delight.jpgいつもの池上本門寺へのお詣りは、
出初め式の日の愉しみにとっておいて、
やってきたのは目黒線多摩川駅最寄りの浅間神社。
元旦には当然混み合うであろう小さな境内も、
二日の昼下がりにはゆったーりした空気が流れていました。


ニ礼二拍手一拝。delight02.jpg暖かい陽射しに包まれてテラスから見渡す多摩川。
お稲荷さんにもお参りします。


境内への階段と車路とに挟まれた場所に釣具店の小屋と並んで一軒のカフェがある。delight01.jpg外に置かれた丸テーブルもよく似合うその店は、嬉しいことに正月から営業している。
小腹を収めに寄り道しましょう。


カウンターには、ころんとしたフォルムの止まり木。delight03.jpg右に革張りのソファーを背にしたテーブル席があります。


delight04.jpg
特にお正月メニューがある訳でもないのが、反って居心地がいい。
新年早々「チーズバーガー」食べちゃおっと (笑)。


その前にちょっと気付けに、ギネスの一杯。delight05.jpgどうやら、フィッシュ&チップスを名物とするカフェらしいので、
ギネスにもお似合いのフィッシュ&チップスも添えてしまおうかと一瞬思うも、
バーガー付け合わせのポテトで十分と自重します。


バンズの見栄えは、なるほどなグルメバーガー風。delight06.jpgdelight07.jpgdelight08.jpgパテも肉々しさと脂の迸り感はややオトナシく感じるも、
大口開けて囓るにつれ、このくらいがいい頃合いかと、ふむふむと思い直す。
ケチャップ、マスタード、ビネガーと3種揃い踏みの「ハインツ」アイテムで、
ポテトやサラダをやっつけるのが、こちらの流儀のようです。


浅間神社の境内に、あって嬉しいカフェ「Delight(ディライト)」。delight09.jpg訊けば、出来て3年ほどと割と最近登場した止まり木らしい。
ダメモトで神主さんに企画書提案したら理解のある方だったらしく、
駐車場だった境内の一角を借りることができたそう。
"Delight"は、某たばこ会社がかつてコーポレートスローガンに使っていたことを思い出す。
"ひとを嬉しがらせる"とか"大いに喜ばせる"といった意味に温かい想いが宿っている感じ。
蕎麦屋とか団子屋ではないお店が神社境内近くにあってもいいよね(笑)。



「DELIGHT」
大田区田園調布1-55-14 [Map] 03-6459-7733
http://www.delight-tamagawa.com/

column/03213

口 洋食「スワチカ」で かきフライしょうが焼きスワチカはカレー粉の

suwachika.jpg五反田駅から大崎広小路交叉点に向かって、
目黒川を渡る。
通りの右手を往くと、
ビルの一角に何気なく佇む洋食の店がある。
店先のスタンドには、とんかつやメンチかつなどの揚げ物系の定食とカレーライス。
一間半ほどの間口には勿論、カウンターのみ。
店の名「スワチカ」とはどんな意味なのでしょう。


ドアを開けると、女将さんの少々甲高い声が迎え、
その脇でオヤジさんがニンとした表情で迎えてくれます。suwachika01.jpgsuwachika02.jpgまずは、久し振りに「しょうが焼き定食」をお願いしましょう。


やや肉厚にカットしたロース肉を使い込んだフライパン載せる。
タレを整えたらもう余り火に晒さない方がいいのでしょう。suwachika03.jpgsuwachika04.jpg
もういっちょ生姜風味の強いのが好みではあるけれど、
ナルホドな安定感を思わせるお皿。
Gingerちんの評価はどうかな。


suwachika05.jpg
揚げ物あれこれの中では、季節ものの「イワシフライ」なんかも悪くない。
でもガラス戸に「かきフライ始めました」と貼られちゃー、黙って見過ごす訳にはいきません(笑)。suwachika06.jpg


揚げ立て香ばしき衣に混じる幾許かの磯の香り。suwachika07.jpgsuwachika08.jpg
囓るその身はやや細身ながら、びゅっと拡がる旨味エキス。
10月早々から二度三度といただいていると、
その日その日で牡蠣の身や揚げ温度が微妙に違う。
例えば、鰤へと成長する過程のイナダを微笑ましくいただいているような、
そんな気分であったりもして。
檸檬を搾っただけでもいいけれど、お手製タルタルなんか添えてくれるとさらに嬉しいな。


「スワチカ」では、注文を受けてから挽肉を丸め出す「メンチかつ」にも耳目が集まるものの、
どうやらその本懐は「カレー」にあるらしい。
然らばと、「メンチカレーライス」をいただいてみます。suwachika09.jpgsuwachika10.jpg
角肉の肉片の向こうに赤褐色のソースとやや小振りのメンチカツ。
意外やスパイシーで酸味を利かせたカレーだ。
コクとキレの塩梅がよくて、ハヤシソースのようでもある。
なんだか一家言ありそうな、実は相当な手間をかけていそうな気もする個性的なカレーです。


揚げ物系の洋食とカレーの店、五反田「スワチカ」。suwachika11.jpg「スワチカ」の名前の由来を訊ねたら、それはカレー粉の名前だという。
今はもう販売されていないカレー粉"スワチカ"。
「スワチカ」は当初、カレー専門店だったのです。


口 関連記事:
  食事の店「スワチカ」で にこやかな笑顔とかきフライ10席の店(06年10月)




「スワチカ」
品川区西五反田1-27-6 [Map] 03-3490-2914

column/03201

口 ホットサンド専門店「メイプル」で 昼下がりの土井土井ハーモニー

maple.jpg中華そば「多賀野」でお馴染みの荏原中延。
改札を背にしてそのまま真っ直ぐ行けば、
その「多賀野」が四角い看板を掲げる横路になる。
左へと行けば、
中延駅へと至る長いアーケード「なかのぶスキップロード」の入口へと差し掛かる。
アーケードの前で右を向くとその先には、
ラーメン「井田商店」を足元に「昭和通り」を示す大きな看板が見える。


長月の半ば頃。
そんな荏原中延~中延の商店街で、例年通り行われた「中延ねぶた祭り」。

決して広くない商店街の通りを囃子の鳴りと一緒にゆっくり進む小ねぷた。maple01.jpg境松ひまわり子供会のねぷたが、黒石から遥々やってきたのだ。
ちょうど一年前に表参道にやってきた大型ねぶたと単純に比べてはいけません(笑)。
コンパクトな中にきりっとした勇壮さを表している感じがいいではありませんか。


「中延ねぶた祭り」のねぶた達が目の前を運行したお店の中の一軒が、
ホットサンドの専門店「メイプル」。


ふらっと扉を開けば、ハーブティのカップを手にしている文庫本を読み耽っている姐さんのテーブルに空のビールのグラスを持て余しているご隠居さんのテーブル。
とても小じんまりしたお店は、扉を開け放つことでゆったりとした空間になっています。


450円の「スパイシージャーマン」から始まるメニューには、ホットサンドが20種類ほど。
なるほど専門店らしいラインナップです。
そんな中で、「チキチキ!」とオーダーの掛け声が聞けるのが「チキチキバンバン」だ。

maple02.jpg
ハーブグリルチキンがメインの具材で、
そこにポテトにほうれん草がサンドされている。maple03.jpgmaple04.jpgモッツァレラチーズが品よく蕩けて、ガーリックチップの風味が利いています。
ポテトを挟んでほっこりさせたところがニクいと云えましょか。




またまた週末の昼さがり。maple05.jpg今度はハイネケンの小瓶を傾けて、「ワンコイン土井土井ハーモニー」をオーダーします。
レシピを提供したのか、ひと工夫を助言したのか、その辺りは判らないけれど、彼の料理研究家の土井義晴が関わったホットサンドらしい。


パンの耳のところがスティック状のホットサンドにしてあって、ピクルスの酸味の交互にサクサク齧ってビールのアテにする。


ホットサンドの切り口を覗くと、ちょこっと黄色い花の咲いたブロッコリー。maple06.jpgスジ肉のようにも見えるのが自家製のコンビーフだ。


熱々のうちにと、でも火傷してはいけないと、そっと齧るとそこはかとないカレー風味。maple07.jpg焼き立てパンのさっくり食感と牛肉の旨みエキスが交叉する。
取り立ててどう美味しいということも正直ないけれど、安心してうんうんといただける、そんな感じかな。
全体の食後感が軽いのは、モッツァレラを使っているところにも起因するのかもしれません。


ありそでなさそな、街角のホットサンド専門店「メイプル」。maple08.jpgmaple09.jpgオープンテラスに季節のよい頃に、ひとの少なそうな時間帯を狙って、
のんびり気分で寄ってみるのが良さそう。
今度はモッツァレラでなくて、マヨネーズを使ったヤツをいただこうかな。


口 関連記事:
  青森×原宿表参道「とことん青森MAX」で 青森がまた近くなる。(10年10月)
  麺楽喰座「井田商店」で 特醤油特塩つけ太麺井出商店にあらず(09年06月)



「メイプルmaple」
品川区中延3-2-4 [Map] 03-3784-0291

column/03189

口 居酒屋「かんかん」で かんかんの定年大盛りナポもまた思い出

kankan.jpg新川バス停前の新店、
麺酒蔵「竹井幸彦」でランチした帰り掛け。
斜向かいのバス停の前にある「かんかん」の店先をじっと眺めました。
震災後一時期ずっとシャッターを閉めていた時期があって、そのまま閉めてしまうのじゃないかと心配していたのだけど、いつも通りシャッターを上げて営業している様子に安心して視線を離しました。


ところがその後、ナポちんから「かんかん」が閉店してしまうとのタレコミ情報が!
えええ、それってホント?
びっくりして翌週早速、駆け付けたおひる時。
ドアの硝子越しに、貼り紙が見つかりました。


九月末をもちまして、「かんかん」の定年とさせていただきます。
三十五年間本当に有難度う御座居いました。kankan01.jpg


ああ、ホントなんだ。
"「かんかん」の定年"という件が一種の潔さを伴って響いてきます。
もう、理由も説明もいらないもんね。


ナポちんの指令は、「ナポリタンの大盛りで!」。
普通盛りでも精一杯なのは知ってるけれど、
きっともう最後だもの、嘘みたいにぺろんと食べれるよとそんな気になって、
マスターに「ナポリタン大」と囁くように。


きっと奥さんが鍋を煽るいるのであろう厨房から炒め音が溢れ漏れてくる。
今日は意外と時間がかかるなぁと思う頃、湯気とともに大盛りのお皿がやってきました。kankan02.jpg


なはは、いいなぁやっぱり。kankan03.jpg そして、大盛りはやっぱり多い(←当たり前)。
これは一気呵成に挑まねばならぬと、
鉢巻をきゅっと締める振りをしてフォークを握り締めます。


kankan04.jpg
シャツに撥ねるのも気にせず、味わい咀嚼を繰り返す。
粉チーズは控えめに、
玉葱の甘さとピーマンの青みを合いの手に食べ進みます。kankan05.jpgこれがもしかしたら最後の「かんかん」ナポリタンかと思うと、きゅっと切なくなってくる。
だからちゃんと綺麗に平らげなければと、ゆっくりとでも着実に。


と、突然限界がきました(泣)。
ああ、健闘空しく、最後というのに残すことになってしまいました。
お持ち帰りできませんかとマスターに訊ねるも、容器がないんだよねー、と。
ああ、残しちゃってごめんなさい。
マスターにそう詫びて、また来ます、とも囁きます。


永きに亘り新川・八丁堀界隈のひる時空腹を十二分に満たしてくれてきた、
居酒屋「かんかん」。kankan06.jpgおつかれさま。ありがとう。
定年の9月末までに、何度かお邪魔します。


口 関連記事:
  洋風居酒屋「かんかん」で 太目の麺とほどよい辛さカレースパ(03年05月)
  居酒屋「かんかん」で ナポリタン誘う膨満感とピーマンほの苦味(08年08月)
  居酒屋「かんかん」で ドライカレーにカレーライスにカレースパ(10年05月)
  居酒屋「かんかん」で 夜かんかんへの冒険カキフライとナポと(10年11月)



「かんかん」
中央区新川2-7-11 仮谷ビル [Map] 03-3551-6733

column/03170

口 喫茶室「ポワ」で 思い出して食べたくなるナポリタン店の名は豆

powa.jpg古くから云わずと知れた、
新橋のランドマークのひとつニュー新橋ビル。
夕闇のSL広場から突入して、そのまま階段を上がると突然、不思議な雰囲気に包まれます。
目に付く文字は、中国漢方整体とか、
台湾式マッサージとか、指圧とか癒しRelaxとか。
そんなフロアにナポちんもリコメンドのナポリタン処があるのです。



肩は年中凝ってるので、
マッサージや整体のお世話にもなりたいのだけどなぁと呟きつつ、フロアをひと回り。
アダルトショップの角を折れたところで見つかる、赤と橙のストライプ。
「ポワ」は、全面硝子で中が見通せるので、
喫茶店のフリしたマッサージ店じゃないことは一目瞭然です(笑)。


夜の時間帯というせいか、店内は割とひっそりとしていて、
なぜかふと、今はなき「談話室 滝沢」を思い出す。powa01.jpgソファーの柄も赤と橙のストライプだなぁと眺めつつ視線を起こすと、
向かいの整体店に出入りするひとの姿がよく判ります。


ご注文は勿論、「ナポリタン」。
するとその注文はすぐさま厨房に通って、早々と炒め音が伝わってきました。
ずざざずざ~、ずざざずざ~っ、ずざざずざ~ぁっ。
北京鍋を呷っているようにお聞こえるその音は、
しっかりと万遍なく炒めようとする意気が篭もっているようにも響きます。


届いたお皿の「ナポリタン」は、
耳に届いていた音にまさに符合するかのような端正な炒め具合。powa06.jpg過不足のないケチャップがしっかりと全体に巡っていて、
酸味の馴染んだ麺の甘さと炒めの香ばしさが相乗して、いい。旨い。
流石、ナポちんの推奨銘柄だとぶんぶん首を立てに振っての納得です。


新橋の某クリニックでの検診の後、
今度はお昼ちょっと前の「ポワ」に闖入してみました。
窓際のソファーに深く腰を下ろすと、
やっぱりなんだか妙に落ち着くこの空間。


和みつつも、朝飯抜きだった勢いで「ナポリタン!」と叫ぶと、
「すみません、ナポリタンは11時15分からになっているのです、すみません」とおねえさん。
えええ、そうなんだということで、アイス珈琲啜りつつ、その時間の到来を待つ作戦に。
その辺りの店内ルールは厳格に運用されているようで、
11時15分を目掛けるように厨房からあの炒め音が聞こえてきました。
お待ち兼ねの大盛り「ナポリタン」が届きます。powa04.jpg


しげしげ見詰める麗しき焼き目。powa05.jpg生半可な炒めじゃぁやっぱりイケないよな、そうだそうだとひとりごち。


くるくるとスプーンなしで巻き上げて、またしげしげ。powa07.jpgなんだろ、適量のケチャップと塩加減と豪胆かつ繊細な呷り炒めがナポリタンの要諦なのだろうと頷く目線の先には、「整体」の文字(笑)。
粉チーズもタバスコの助けも借りずに一直線に完食です。


間違いなく思い出して食べたくなるナポリタンの佳店、喫茶「ポワ」。powa08.jpg「ポアPhowa」というと某反社会的教団が使った言葉が思い出されちゃうけど、
こちらは「ポワPowa」。
どんな意味かと訊ねたなら、「ポワとはフランス語で"豆"のことで、コーヒー豆を意図しつつ、
"コーヒー豆"だと長くなるので、"豆"とした」そう。
あの教団より当店の方が歴史が長いのですよ、とも。
その翻訳が正しいのかどうかはさておいて(笑)、
「ポンヌフ」のどっちゃりナポリタンよりも断然好みのナポリタンでありました。
また、寄りますね。



「ポワ」
港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル 2F [Map] 03-3580-3764

column/03164

口 HAND MADE BREAD「ベニヤ」でぐっちょりして旨い惣菜パンの道

beniya.jpg茅場町で知るひとぞ知るパン屋さんと云えば、
桜並木の通りにある「ベニヤ」さん。
正午が近づくに従って、ひとり、ふたり、また一人とガラガラと開く自動ドアの中に吸い込まれていくご近所OLさんが増えていきます。
以前から気になりつつも今まで眺めるだけであったのは、イートインスペースがあるのを知らなかったから。
外から覗いただけでは分らないけど、お店の奥左手にイートインコーナーがあるのです。



特にアテのないまま小さなトレーを手にしたところで目に留ったのが、
冷蔵の棚にあった「ライ麦サラダ」という文字。
ポテトサラダを挟んだライ麦パンてなことだろねと思いながら手にしてびっくり。
想定外のずっしり感がその手にしっかと伝わってくるのです。beniya01.jpgどれどれと壁に向かうカウンターの椅子でラップを剥いでから、大口開けて齧りつく。
あああ、マヨネーズ使いに一切の遠慮なく、
ライ麦の香ばしさを押し退けるようにポテサラが圧倒してくる。
こりゃぁスゲーや(笑)。
これひとつでもお腹一杯になりそうだもの。


さて、中に入っているのはなんでしょう?と簡単なクイズにしたくなる断面を持つパンがある。beniya02.jpgbeniya03.jpgやや縮れた麺状のものが朧に透けていて、トッピングに紅生姜とくれば、
そう焼そばパンだ。
ホットドックパンに挟んだスタイルが通り相場だけど、「ベニヤ」では丸くなる。
一見コンパクトに見えて、挟むに負けないくらいぎっしりと焼そばが詰まっているのです。


そして、売れ筋人気の筆頭に挙げられているのが、「トマトボール」。beniya04.jpg甘そうに火の入ったトマトが零れ落ちんばかりに顔を出してる。


いろんなものが口の脇から垂れそうな予感に齧りどころを探りつつ、
またまた大口開けて噛みつきます。
beniya05.jpgbeniya06.jpg
あああ、これは旨い。
beniya14.jpgトマトが迸らす甘酸っぱい旨みとそのトマトの回りを包むマヨネーズやチーズとが生むグッチャリが多くのひとを魅了するのがよく判ります。
他にも例えば、なぜその名前なのかまったく判らない「パリジャン」のぐっちょり具合も素敵なのだ。


beniya07.jpg
なんだかんだで既にもう何日も通っているのだけれど、
必ずと云っていいほどカウンターの一番奥には、「御予約席」の札がある。
きっと毎日のように通う超常連がいるのでしょう。


ある日のおひる時には、
「海老かつ」「海老グラタン」などとラインナップのある海老モノの中から「海老マヨエッグ」。
当にその名の通り、炒り玉子の海の上にマヨネーズがふんだんに注がれて、
そこへ海老さんが仲間入り(笑)。beniya09.jpgbeniya08.jpgせーのー、と勢いをつけて齧りつけば、
そうそうこうやってたっぷしの玉子マヨネーズを食べてみたいと思ったことがあったと膝を打つ。
ぐっちょっと零れるのに気をつけましょう。


マヨネーズなくして、「ベニヤ」の惣菜パンはあり得ない感じであるけれど、
マヨの親戚、玉子をフィーチャーしたヤツも少なくない。
例えば、耳慣れたフレーズ「ベーコンエッグ」。
beniya10.jpgbeniya11.jpg
beniya12.jpg
なるほど、カリっとさせたベーコンと炒り玉子のドックじゃんとがぶっと齧りつくと、
みりみりとはみ出す玉子に驚く。
そうそう、こうこなくっちゃ「ベニヤ」のパンでありません(笑)。


半端のない量感とマヨネーズやチーズ、玉子を基本素材に"ぐっちょりして旨い"惣菜パンの道を真っ直ぐ突き進んでゆく、ブレのない気概がいい。
おちょぼ口で気取るばっかりのヒトには残念ながら判らない領域なのかもしれません。

そして、姐さんたちが極当たり前のことのように繰り出してくれる、パンを美味しくいただくための気遣いのあれこれといったら、なんだかそれだけでちょっと嬉しくなるのでありますね。


ザ・日本のお惣菜パン屋、茅場町「ベニヤ」。beniya13.jpg「ベニヤ」は、「紅屋」。
どんな由来で屋号「紅屋」としているのか訊ねてみたら、お祖父ちゃん亡くなっちゃっているので本人に訊けないので判らない、とのお応え。
「メロンパン」「はちみつバター」「北欧はちみつ」とかの甘い系にも挑戦しなければ(笑)。



「ベニヤ」
中央区日本橋茅場町2-4-7 [Map] 03-3666-7109

column/03158

口 CAFE「PUFF PUFF」で 海の青に臨むテラスでトロピカル・パフェ

puffpuff.jpg二年振りの石垣島。
降り立った空港から外へ出た瞬間から、
やっぱりいいなぁと思う空気に包まれる。
暑いのだけど、心地いいというか。
ホテルに荷を降ろしたら早速、そんな空気を満喫しようとタクシーに乗り込みました。


730交差点から港沿いを今来た空港方面へ。
空港方向へと大きくカーブする真栄里の一角で降りるタクシー。


通りの向こうには、板張りの白い壁に囲んだ二階家。
5本の柱で支える赤瓦が大きく羽を広げています。puffpuff01.jpgpuffpuff02.jpg店の名をCAFE「PUFF PUFF」。
白塗りの木椅子には、DRINK、FOOD、SWEETSのメニュー黒板が立て掛けてあります。


部屋内のテーブル席は、なにやら結婚式の二次会か、昼真っからの合コンか(笑)。
賑やかに愉しげに語らい合っているようです。


硝子越しに海の青が見えれば、引き寄せられるようにそのままテラスのヒトに。puffpuff04.jpgpuffpuff03.jpg海岸へと張り出した板張りのテラスに佇めば、やっぱりビールが欲しくなる。


こっちに来たらやっぱりこれだよねと、「オリオンビール」。puffpuff05.jpgすすすーっと喉を降りていくスムーズな一杯。
毎度思うことだけど、どうしてこっちで呑むと格段に旨いのでしょう。


そんな「オリオン」のお相手にと姐さんが勧めてくれたのが、
「新鮮野菜の自家製食べるオリーブオイル」。puffpuff06.jpg食べるラー油ならぬ、食べるオリーブオイルは、
玉葱をはじめとする野菜なんぞが漬け込まれているヤツ。
しゃきしゃきとした野菜たちをバーニャカウダよろしく、
そのソースに浸したり載せたりしていただくのであります。
結局、二杯呑んじゃった(笑)。


そこへお願いしていた目的のグラスがやってきました。
ドラゴンフルーツの紅も鮮やかな「トロピカル・パフェ」。puffpuff07.jpg


トッピングは、パインにオレンジ、バナナ、細かなタピオカ。puffpuff08.jpg生クリームを頂いたアイスは、マンゴー風味か。


そよそよとした海からの風を受け、潮騒を聞きながら舐める南国パフェ。puffpuff09.jpgいいね、いいね。
なんだかとってもいい感じの島時間が過ごせそうな、
そんな予感を抱かせてくれるグラスでありました。


海に向かうテラスが誘う、国道沿いのカフェ・レストラン「PUFF PUFF」。puffpuff10.jpg"PUFF PUFF"と書いて、"プカ プカ"と読む。
汽車ぽっぽを表すものでもあるけど、
そもそもはハワイのコミックの吹き出しで見つけた文字なのだという。
PUFF PUFFでプカ プカ。
ゆったりと水面に漂うような、リラックスした雰囲気に良く似合う店名です。



「PUFF PUFF」
石垣市真栄里193-1 [Map] 0980-88-7083 http://puff2.com/

column/03153

口 ねりたてアイス「リタティーノ」で お持ち帰りできる本格パフェ6脚

ritatino.jpgやっぱり麻布十番のオヘソだなぁと思う、
十番パティオ。
ロータリー下側には、和食「もち玉」やBar「tellus」。
いつも人気のカフェ「LA BOHEME」の店内を覗きながら、つらつらとゆるやかな傾斜を上がると、「きみちゃん」の銅像の向こうにピーコックが見えてくる。
その右手角の「東京ラスク」も視野に右に視線を振ったところに見つかるのが、「リタティーノ」。
今日は、麻布十番で「パフェラッチ!」です。



この角っこあたりって、山田ヒロさんの店「ヒロソフィー」があったところじゃなかったかな。
そんなことを考えながら、店頭のパネルを覗き込みます。ritatino01.jpgそこには、お子様からご年配の方まで、安心して食べていただけるように、安定剤を自然素材に代えて、パティシエが考えたリタのジェラートを是非、とある。ritatino02.jpgそしてその下に示すのが、"本日のねりたてアイスクリーム"。
「煮出しバニラ」「ブラッドオレンジ」「フランボワース」「灘の酒かす」などといった10数種類の小さなプレート並んでいて、それらが「ただいまのフレーバー」と「これからのフレーバー」とに分けられている。
どうやら、その10数種類のアイスが順繰りに"練り立て"で供されるということらしい。
冊子には30にも及ぶフレーバーが示されているから、時季に応じたバラエティはもっと広がるってことなんだろね。


木目の扉の向こうは、白を基調とした明るくポップな意匠。
ショッキングピンクのカウンターがアクセントになっていて、
その奥が硝子越しの"練り練り工場"か。


SMILE SIZE(150g)かHAPPY SIZE(225g)のねりたてアイスを所望するひと達に交じって、「イートインでパフェを」と告げると、応じてくれるニッコリ笑顔。
出来上がりを待つは、右手の壁際に据えられたスレンダーなカウンターのスツールで。
すると、待つ間、いずれかのフレーバーのねりたてアイスを試供してくれるという。


カップの「麻布ショコラ」はなるほど、練り立て感あるとろんとした表情。ritatino03.jpgどれどれとスプーンを動かすと、
一瞬のねっとりしたテクスチャがさらっとした感触に一変して消えてゆく。
そこへ、オトナなショコラ風味が追い掛ける。
皆が知っている、溶けはじめそうな頃のアイスの美味しい瞬間が、
最初から愉しめるってな感じでしょうか。
それがだらしなく蕩けたものじゃないのは、
マイナス6度という絶妙な温度に秘密があるのかもしれません。


それはちょっと面白そうと思わせる「麻布バジルパフェ」。ritatino06.jpgただ、そのグラスを真上から眺めるも、肝心のバジルの気配がない。


おねえさんオーダー間違えちゃったのかなぁと、
怪訝な表情でトッピングの苺スライスやキャラメルなチップスを平らげて。ritatino07.jpgその下へとスプーンの先を進めると、
なははは、いたいた、フレッシュバジルのアイスクリーム。


この香りの弾けっぷりは、まさに今そこで刻んだばかりのバジルの葉を織り込んだよう。ritatino08.jpg「バジルパフェ」は、グラスの横から覗くのが正しい観賞の仕方のようでございます(笑)。


「リタティーノ・マンゴーパフェ」といえば、
トップをごろごろと飾る大振りブロックのマンゴー。ritatino05.jpg濃密バニラアイスを覆っている円い酸味を含む南国の香気は、
石垣島・川平ファームのパッションソースらしい。
川平湾の煌びやかなエメラルドグリーンの情景が脳裡を過ります。


ピルスナー的フォルムのグラスがクリアなプラスティックなのは、
まさにテイクアウト仕様であるがため。
折角の"ねりたてアイス"もたっぷりフィーチャーしたパフェになるともっといいけど、
順繰りにその場で作るフレーバーとの兼ね合いが難しいのでしょう。


「リタティーノ」をプロデュースしたのは、
神戸の洋菓子店「レープ ドゥ シェフ」のオーナーシェフ佐野靖夫氏。
例えば、イタリアンジェラートとの違いを、
セレクトした日本の旬の素材と日本人シェフの感性、
そして作り立て&練り立てのフレッシュさに見出そうとしているようだ。


ねりたてアイスクリームとパティシエ自慢のパフェの店「リタティーノ(RITATINO)」。ritatino09.jpgこの時季のパフェラインナップは他に、「いちごのルージュパフェ」「抹茶好きの満足パフェ」「まるごとメロンパフェ」「NYショコラオランジェパフェ」。
アソートボックスにドライアイスと一緒に詰めればパフェだってお持ち帰りに。
TakeOutできる本格パフェってなかなかないもンね。


口 関連記事:
  麻布十番・和食「もち玉」で 焼きなす〆さんまいももちそぼろの煮(06年09月)
  Bar「tellus」で MIDORI×MIST香りと風味三段活用の萌黄色(10年05月)



「リタティーノ」
港区麻布十番2-8-8 [Map] 03-3452-0032
http://www.ritatino.com/

column/03145

口 珈琲専門店「カフェリア」で ソソるナポリタンと昭和なチョコパフェ

caferia.jpg池上線と大井町が交叉する旗の台駅の東口。
昭和大学病院へと至る商店街には、「昭和大学通り」と示す看板があったり、「旗の台東口通り」と示すアーチ看板があったりします。
どっちやねん!とツッコミつつも、朗らかな気分で通りを眺めます。
そして、その五反田方面東口正面の建物二階にあるのが、珈琲専門店「カフェリア」だ。


少々煤けたショーケースを横目に軋む狭い階段を上がるとそこは、
意外とゆったりとしたフロア。
池上線の線路と並行にカウンターを配して、その先がちょっとした厨房エリアか。
中央に大きなテーブルがあって、そのテーブルを囲むように、正面の壁の手前と駅に面した硝子沿いに四人掛けのテーブルが置かれています。caferia01.jpg


煙草の煙が少々気になるものの、喫茶店だものね、それも已むなし。
外の陽射しがしっかりと射す、窓際の席へ。
改札前でひと待ちするひと達を見降ろして、
人間観察しちゃおうかみたいな気分になったりして。


ご注文は勿論(笑)、「ナポリタン」。
大盛りでお願いしちゃいます。


詰まっていたオーダーが片付いたのか、ちょっと間があってから聞こえてきたのは、
明らかなるナポリタンの炒め音。
ザッジャッザッジャッっという、歯切れのいい音は、
慣れた手付きで鍋を煽る様子を容易に想像させます。caferia02.jpg湯気を上げて、「ナポリタン」がやってきました。


陽射しに捧げるようにすると、
麺についた焦げ目と乳化しかかったケチャップの膜が麺を包んでいる様がよく判る。caferia03.jpgなかなかソソるではありませんか。


フォーク一丁で、くるくるっと巻き取っては、口へ運ぶ。
うんうん、はいはい。caferia04.jpg玉葱、ピーマン、ハム、マッシュルームの配分もよろしいのではないでしょうか。
後半では卓上の粉チーズをたっぷりとして、またくるくる、うんうん(笑)。


お皿を舐めるように平らげてから、お姉さんにメニューを所望しました。
目的は勿論(笑)、「パフェラッチ!」。


ここ「カフェリア」のパフェメニューは、「フルーツ」「バナナ」「チョコレート」の3種類。
「チョコレートパフェ」にしようかな。
もう、パフェを注文む時、ちょっぴり恥ずかしいとは思わなくなってきました(笑)。


届いたグラスは、昭和な喫茶店のレシピ通りな見映えがいい。caferia06.jpg生クリームとゆるめのチョコレートソースを囲むように飾った缶蜜柑と缶詰パイン。


その下にバニラのアイスとコーンフレーク。caferia05.jpgチョコレートチョコレートさせようという気負いなんか、ない。
最初から今までずっとこうで、きっとずっとこのままだと確信できちゃうような。
ゆるゆるとした週末の昼下がりがよく似合って心地いい。


東急旗の台駅東口五反田方面改札前、珈琲専門店「カフェリア」。caferia07.jpgCafeteriaでなくて、Caferiaとした意図や意味をまた出掛けて訊いてみよう。
ゆるーい週末の午後にでも。



「カフェリア」
品川区旗の台2-7-1 [Map] 03-3785-8681

column/03140

口 café「wernbacher」で パフェ仕様半熟玉子老舗カフェ朝ごはん

wernbacher.jpg線路を潜り、五叉路のロータリーを経たライナー通りRainerstraßeがミラベル宮殿に差し掛かる。
会議場の建物とその先の小さな緑の丘を右に見ながら、左に折れたゆったりした通りがFranz-Josef-Straße。
今朝は、新緑の並木揺れるこの通り沿いのカフェで朝ごはんと洒落込みましょう。


まだ気温の上がらない外テーブルにひとの姿はないけれど、ちょうど開店時間を迎えた頃。wernbacher01.jpg趣のありそうな店の中へと、おはようございます。


もう既に先客さんのあるテーブルたち。
にこやかに迎えてくれるKellnerin。wernbacher02.jpgノスタルジックに落ち着いたワインレッドの絨毯と調度の張り布。
木軸で組んだ格子に銅板を嵌め込んだような天井が何気ない情緒を生んでいます。
煙草エリアを離れて、右手奥のテーブルに席を得ました。


伝統的なスタイルのヤツがいいなとコージーな朝食gemütlich frühstückenとあるメニューから選んだのは、klassisches古典的なWiener ウイーン風Frühstück朝ごはん。


オレンジジュースとお冷の小さなグラスとカプチーノのカップが小さなステンレスのトレーに一緒に載せられてくるのが可愛らしくも面白い。wernbacher03.jpg


定番テーブルパンのハムサンドSchinkenSemmerl。wernbacher04.jpg
ハムや胡瓜、トマト、サニーレタス、チーズを挟んだカイザーセンメルが素朴に美味しい。


2 eier im Glasとは、口の広いグラスかなんかに入った玉子ふたつってことなンだろなぁとなんとなく考えていると、届いたそれはまるでパフェ仕様(笑)。wernbacher05.jpg


たっぷりかかった粗挽きの胡椒越しにパフェスプーンで崩すと半熟玉子が待ってましたとばかりに崩れて、とろんとした黄身が顔を出す。wernbacher06.jpgどれどれと早速スプーンの先を口に運べば、麗しき見た目通りに素直に美味しい。
云ってしまえばただの半熟玉子が、妙に新鮮に映るのは、半熟玉子とか味付玉子は箸や蓮華に載った状態でいただく機会が圧倒的に多い所為かも(笑)。


1953年創業の街角の老舗café「wernbacher(ヴェルンバッハー)」。wernbacher07.jpg
二次大戦前にCafé Großglocknerという名でオープンし、家具マイスターたちの集会所や保育所、ザルツブルク最初のディスコScotch Clubなどといった変遷を経て、ファミリー「wernbacher」の名で1953年にふたたびカフェとして生まれ変わったということのようです。
歴史のあるカフェ、一朝一夕では培えないものをもっているようで、いいね。



「wernbacher」
Franz-Josef-Straße 5 5020 Salzburg [Map] +43(0)662 88 10 99 http://www.cafewernbacher.at/

column/03132

口 Café「BAZAR」で片手にTrumerホースラディッシュでFrankfurter

bazar.jpg博物館になっているモーツァルトの家は、モーツァルトの生家のある旧市街とはザルツァッハ川を隔てた対岸の新市街と云われるエリアにある。
その、マカルト広場に面したモーツァルトの家の脇にあるデリカテッセンFeinkost Kölblにちょっと寄り道。
「IRISH MALT」なんてフレーバーの紅茶や惣菜を買い込んで、旧市街へと渡るシュターツ橋方向へ向かいました。



旧市街、そしてホーエンザルツブルク城を臨むザルツァッハの川面には、
鴎が飛び交う。bazar01.jpgその川沿いに建つCafé「BAZAR」で、さらなる寄り道です。bazar02.jpg


暖かい頃にはひとの溢れるテラス席はひと影がなく、その分もあってか店内は活況の満席。
なんとかサービスカウンター前の丸テーブルに攀じ登りました。


やっぱりちょっと呑んじゃいたいなとオーダーしたのが、
オーストリアの、というかザルツブルクのビール「Trumer Pils(トゥルマー)」。bazar03.jpg
bazar04.jpgbazar05.jpgbazar06.jpg
スタイリッシュに細長い円筒形のグラスは仄かなフロスト仕上げで美しい。
そのグラスをやや大きく傾けていただくと、すっきりとしたバランスの良さと按配のいい苦味。
そうそう、醸造所見学の様子をseppさんが記事にしていたね。


ビールにはどうしてもソーセージを連想しちゃうのです(笑)と、「Paar Frankfurter」。bazar07.jpg湯掻き立てのフランクフルト2本の上にパンを載せて、たっぷりと添えてくれているマスタードにピーラーでおろした的ホースラディッシュ。
bazar08.jpgパキンと齧ったフランクフルトの齧り口にマスタードちょっととホースラディッシュをしっかりと。
ああ、この取り合わせっていいかも。


いい感じの焼き目で届いたのが、ハムとパスタのグラタン「Schinken fleckerl」。bazar09.jpgbazar10.jpgふーふーしてから、はふほふといただけば、さらっとしたベシャメルに包まれたホクっとしたパスタとハムの仄かな薫香と塩っけが優しく迫る。
はふー、温まるね。


疾くに呑み干していたビールに代えて、小さなカップのマキアート「macchiato klein」。bazar11.jpgざわざわとしたカフェの喧騒に包まれて、ゆったりした時間を想うのです。


旧市街からシュターツ橋を渡れば見えてくる、シェル・ピンクの建物がCafé「BAZAR」。bazar12.jpg今度は、暖かな陽光の中でテラス席で川面を眺めながらふたたび、Trumerを(笑)。


「BAZAR」
Schwarzstrasse 3 Salzburg[Map] 43(662)874278
http://www.cafe-bazar.at/

column/03113

口カレー専門店「ポールのカレー」で スタミナごっつにグリーンカレー

lecurrydepaul.jpg二丁目のレストラン「KAIRADA」にお邪魔したこの晩夏。
そうだ、そうか、そのうち参じようと思っていた「Pont du Gard Express」は、ここであったかと合点する。
ひるどきは「ポールのカレー」として営業して、夜はお気軽ワインバーとして営業するという昼夜二毛作でも話題になってたもんな。
のむちゃんは既に、昼夜両方突撃済。
まずはお昼のカレー専門店モードから体感してみましょう。


改めて眺める「ポールのカレー」は、狭い間口。
両手広げれば届いてしまいそうな、所謂一間間口だ。lecurrydepaul01.jpg折れ戸を引き開けて、どこでもどうぞとカウンターの奥へと進みます。


lecurrydepaul02.jpg
「ポールのカレー」メニューは、つごう8種類。
その中でも「スタミナごっつカレー」と「グリーンカレー」がオススメなのが、メニューの書きっぷりからも窺えます。


それならばということで、「スタミナごっつカレー」を。
すると、12時までの「はやトク!キャンペーン」中なので、
トッピングとか1品サービスできますとオネエサン。
「カレーによく合うおみそ汁」という手もあるみたいだけど、
カレーに味噌汁は合わないと思い込んでいる派の自分。
赤出汁の味噌汁=カレーによく合う味噌汁、という図式は気になりつつも、
ソーセージ2本サービスで。


どーんとステンレスのカレー皿がやってきた。lecurrydepaul03.jpgなみなみと注がれたカレーソースの上に煮込んだバラ肉がわらわらと載っている。
その向こうには、こんもりとキャベツの千切りが一緒盛り。
サービスのソーセージはすっかり埋もれてしまっています。


lecurrydepaul04.jpgまず嬉しかったのが、
カウンターに用意されているマヨネーズ・ドレッシング。
お気に召すままたっぷりと千切りキャベツに注ぎ込む。
マヨラーでなくてもうんまい、キャベツ喰いの瞬間です。


スタミナごっつ、というくらいだから、ニンニク利いちゃったりしているのかなぁ。lecurrydepaul05.jpglecurrydepaul06.jpgそんな危惧とバラ肉をのっけてスプーンを動かすと、
それが以外やそうでもない。
しつこくなくもコクしっかり、野菜の旨みもうるうるのカレーに、
バラ肉をたっぷしのっけたところが、スタミナこっつなのかな。
食後の満腹感はごっつ確かなものでした。


日を変えて、今度はおススメその2の「グリーンカレー」で。
グリーンカレーにお味噌汁?とも考えて、茹で玉子をトッピング。
あ、「グリーンカレー」は、キャベツの千切りが別盛りだね。lecurrydepaul07.jpgどれどれと啜ったカレーは、尖がった本格タイ料理のそれとは違って、
青唐辛子の風味が軽やかに広がるマイルド仕立て。
辛さ控えめで、甘くすらある。
うん、なるほど。


お気軽ワインバー「Pont du Gard Express」のお昼どきは、「ポールのカレー」。lecurrydepaul08.jpg元気で気の利いたスタッフたちの様子は、夜にもきっと、心地いい。
「カレースパゲッチ」は、もうやってないのかな。


口関連記事:
 RESTAURANT「KAIRADA」で マデイラの鶉バジルのソルベ(10年09月)
 ビストロ「GARE DE LYON」 で感心定番前菜イベリコとポンフリ(08年05月)



「ポールのカレー」
中央区銀座2-14-7銀座OMビル1F[Map] 03-6228-4449 
http://www.paul.co.jp/

column/03046

口Aloha!!「Hukilau Cafe」で ロコモコ的カレーにコナコーヒー

hukilaucafe.jpgこの夏の週末、洗足池の脇に建つ大田区の図書館に通っていました。
この辺りでちょっとランチでもと考えてまず脳裡に浮かぶのが、洗足池池畔のレストランとしてよく知られた「テラス ジュレ」。
カジュアルなレストランではあるけれど、
毎度ふらっと寄る店とはちょと違う気もする。
そんな時に目に留るのが、東急バスが方向転換するための操車場に面した赤い建具のお店です。


店先を囲む植栽の先には、夏の陽光に向けて潔く開け放った扉。
がっしりした木板のサインには、「Hukilau Cafe」とある。
ハワイアンテイストのカフェみたいですね。


ランチいいですかと訊ねつつ入り込むと、どうぞどうぞとテーブル席へ。hukilaucafe01.jpg遠くでハワイアンが流れる店内はなるほど、
大好きなハワイの匂いを気負わずに鏤めたという雰囲気だ。


ある日のランチは、
「特製豚ひき肉と緑黄色野菜のドライカレーとサラダ」。hukilaucafe02.jpgロコモコよろしく、目玉焼きがのっているのが微笑ましい(笑)。


その黄身をぐっちゃり崩して、意外とカレー粉をスパイシーに利かせたドライカレーに玉子のコクを添えつついただきます。hukilaucafe03.jpgボリューム可愛くて、
ちょうどよいと贔屓にしている女性陣が少なくないのじゃないかな。


別の日のランチは、
「韓国風胡麻の風味の春雨と豚肉と野菜の炒めチャプチエ」。hukilaucafe04.jpg如何にもハワイアンな、という色彩のものではないけれど、
もしかしたら今の向こうの家庭料理はこんなラインナップもあるンですよなんてことだったりしてと、穿って考えてみたりして(笑)。


食後には、強い日差しの射す中原街道を行き交う車をぼんやりと眺めながら、
コナコーヒーの香りに浸るのもゆるゆるとしていい気分です。hukilaucafe05.jpg


カウンターの幕板を飾っているカラフルで多彩な意匠のタイルが気になって訊けば、意外やABCストアで売っているものなんだそう。hukilaucafe06.jpg裏面を見れば、スタンドがついていて、なるほどハワイ土産のひとつなんだと知る。
ハワイに行くたびにお気に入りのデザインのものを買って帰って時間を掛けて揃えた色々なものが今、店内を飾っているンだね。


洗足池の池畔に夏の陽射しもよく似合い、
ゆったり過ごせるハワイアンな「Hukilau Cafe(フキラウ・カフェ)」がある。hukilaucafe07.jpg"Hukilau"というのは、ハワイの伝統的な地引き網漁のことを指すらしく、
また「The Hukilau Song」というハワイアンもメジャーな曲らしい。
でもきっと、ハワイのどこか小さな町で「Hukilau Cafe」という小さなカフェを見つけてお気に入りになって、その名前をそのままいただいちゃったンじゃないかな、なんて考えるけど、その辺りはまた寄り道して訊ねてみたい。
そうそう、随分とご無沙汰しちゃってるハワイにもまた行きたいな。


口関連記事:
 Restaurant Cafe「テラスジュレ」 で少し切ないお花見コース(08年03月)



「Hukilau Cafe」
大田区南千束2-1-2 ファミール洗足池101[Map] 03-3728-8128
http://hukilau-cafe.com/

column/03032


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