四条通りから臨む先斗町。
赴く度に、古くからの店に代わって妙にコンセプトチックな看板を掲げる店が増殖していることに気づかされてちょっぴり気分が萎える。
どきどきするような、しっとりオトナ情緒の先斗町ではなくなっていくのを寂しく思っているヒトも少なくないだろな。
そうは云っても、情緒だけじゃ店の経営を維持できないのというのもまた本当だろうと複雑な気分になったりもします。
そんな先斗町をずっとずっと進んで、もう三条に近いと思う頃。
右手に歌舞練場の建物が見えてきます。
歌舞練場は、先斗町の芸妓・舞妓さんが踊りや鳴物・唄などを練習する場所で、
「鴨川をどり」の会場としても知られているところ。
そして、その歌舞練場を背にして見上げる雑居ビルの二階が今宵の目的地です。
何度か訪ねるその度に、どうも間が悪くてお休みのことが多かったのだけど、
今夜は店の灯りが点っています。
こんばんはと訪ねると、にっこり迎えてくれる女将さん。
小さな三和土に靴を脱いで、10席ほどの小さなカウンターの隅に腰を降ろします。
酌してくれた壜の麦酒のグラスを傾けながら、
カウンターにずらっと並ぶおばんざいの説明を聞くひと時。
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目の前にあったお皿から、
炊いた季節の竹の子と蕨の玉子とじ。
女将さんに、随分と黒っぽいワラビですねー、と訊くと、灰で灰汁とりすると普通に黒くなるンです、妙に鮮やかな色味の蕨は反って怪しいのじゃないかな、と。
へー、そうなんだと頷きつつ、お酒の品書きを眺めます。
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背の低い片口からいただくは、京都の地酒、純米「月の桂」。
「小アジの蒲焼き」の二度揚げしました的な鯵は、
蒲焼きといよりは南蛮漬けのようにも見えるけど、
齧ってみると味醂の照りの感じは確かに蒲焼きの風情もして面白い。
そのお皿の鶏は?と女将さんに訊くと、応えは「酢鶏(すどり)」。
なるほど仄かな丸い酸味が脂たっぷりの鶏をさらっとした軽さにしてくれている。
酢で煮込むと柔らかくなるってヤツですね。
そして、「ほっこりや」の店の真ん中にでんと構えるのが、おでんの鍋。
そうですね、「大根」に「ひろうす」に「平天」をいただきましょう。
出汁のしっかり沁みた大根をほふほふとしては、地のお酒をキュイと呑る。
あぁ、いい(笑)。
がんもどきに滲みた出汁も薩摩揚げに温める出汁も乙なもんだとひとりごちては、
またまたお猪口を空にするのであります。
先斗町の外れで待ってくれている女将さんのお店「ほっこりや」。
ほかほかと暖かくふくよかで、つやよく、ほっとさせてくれる。
初めて訪れても、なんだか常連の店のような気分にもさせてくれるのは、
まさに女将さんの心意気と気遣いの賜物。
普段着のおばんざいがいただけるお店として、変わらずにいてほしいな。
「ほっこりや」
京都市中京区先斗町通三条下ル2材木町179 ニュートーヨー会館2F [Map]
075-213-2250
冬の頃、長野県の諏訪や飯田の辺りを旅したことがありました。
飯田界隈から東京への帰り掛け、さてどこかで食事でもと考えたとき、天竜川に沿って辿って北上したところに伊那があることに気がつきました。
何か地場発祥の料理があったような...。
そうだ、「ローメン」だ!ということで、中央道の伊那インターで途中下車。
ナビを頼りに、天竜川沿いの三州街道を辿ります。
天竜川を渡る伊那街道との交わるのが入舟という交差点。
アーケードは暗く、ひと通りがほとんどなくって、ちょっと心細い感じ。
と、「ローメン萬里→」の看板が頭上を照らしているのが見つかりました。
交差点近くの怪しい路地を覗くと、その先左手に「萬里」と示す看板の灯り。
ここだ!と足を早めつつ、ふと隅切りには建物を横目にすると、
そこには「ローメン誕生の地記念碑」の在り処を示す看板が。
えぇ?っと踵を返して、もう既に店先の灯りを落とした「屋台」という名の入口脇を凝視する。
ありました、暗がりの中にそれらしき石碑が。
石碑を建ててしまうほどの偉業なのだなぁ(笑)と感心しながら、
路地奥の灯りの方へと進みます。
まだ営ってますよね、と呟きながら扉を開けた店内は、積年の気合も滲む中華居酒屋風。
不思議な方向を向いたカウンター席ではなくて、小上がりに席をいただきましょう。
何気なく、その脇の棚をみると、蜥蜴的フォルムの生き物が硝子越しにこちらを眺めてる。
げげ、っと思って見返すと、マムシやらコブラといった蛇の類にスズメ蜂や百足にも見える者々が酒漬けにされているのです。
中には、オットセイのペニスなんかも...。
トライ!しないよねーと笑いながら、メニューをしげしげと眺めます。
「伝統料理」という章には、これまた何気なく「豚の頭」とか「ダチョウの刺身」、「サホークのたたき」といった料理名が書かれています。
「サホークのたたき」ってなんだろう(サホーク=羊のサホーク種のこと)。
いやいやそうじゃない!と頭を振って(笑)、「焼きギョウザ」を注文します。
「ロウサイ」というのもいただいて、シェアしましょう。
「ロウサイ」というのは、「ローメン」的野菜炒めこと。
一見普通の野菜炒めですが、独特の甘さを含んだ不思議な味付けがいたします。
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極々一般的に思う「焼きギョウザ」をぺろっと平らげたところへ、お待ちかねの「ローメン」基本形がやってきました。![]()
ラーメンのドンブリよりは明らかに浅い、でもチャーハン皿よりは深くて大きいお皿。
そこにスープをそこそこ湛えながら、太い麺の表情を剥き出しにして、キャベツを中心にしたトッピング。
スープだけを啜ってみると、鶏ガラベースと思うスープに、見掛けに違う実に控えめな味付け。
「伊那名物ローメンのおいしい食べ方」に書いてあったのは、なるほどそういうことですか。
指南に従って、卓上のソースと酢をひと回し。
餃子も食べちゃったし、とニンニクもほんの少々加えます(笑)。
どうやら、もっとソース味の濃いのがいいとか、胡麻油を足してコクを加えたのが好みだとか、七味で辛くしちゃうのが俺流だとかと、自分の好みの味に仕立てちゃうことが前提となっているのが「ローメン」の個性なのだ。
こんなもんかなとひとまず味付けを整えて、トッピングと一緒に太目の麺を鷲掴み、啜ります。
麺はと云えば、ちょっと揚げて、蒸して、ちょっと放っておいたものをさっと湯掻いたような、そんな感じ。
茹で置きの沖縄そばともまた違う、ややぽそぽそ感が独特な個性だ。
キャベツの甘さと一緒に「ローメン」のもうひとつの個性を発揮しているのが、具材のお肉。
それは、豚でも牛でもなく、羊肉なのだ。
子牛肉のラムではなくて、マトンだと考えるのが順当なところだろうね。
石垣の山羊そばも全然美味しくいただける性質なので、仄かな匂いも気にならず、悪くない風味だと思うのだけど、ダメなひとはダメなのかもね。
ふたつ折のチラシには、「ローメンの誕生」をこう紹介している。
東京・横浜で修行をして、故郷の伊那に帰り、小さな店を出した青年(先代)は、冷蔵庫が普及していない時代に仕入れた麺を如何に保存するかに試行錯誤を重ねていた。
ある日、麺を蒸してみると、不思議に独特の風味と歯応えのある麺に仕上がり、日持ちすることを知る。
一方、当時の伊那地方では羊毛産業が盛んだったが、羊の肉を食べる習慣がなかったこともあって、安く仕入れることができた。
そこで先代は、羊肉を地場産のキャベツと蒸した麺とを一緒に蒸し煮にする料理を考案したのです。
当初、「チャーローメン(炒肉麺)」と名付けた料理は後に、「チャー(炒)」が外れ、ラーメンと語呂の合うことから「ローメン」と呼ばれるようになった。
「ローメン誕生」、それは、昭和30年8月の暑い日でありました。
伊那を代表する地元グルメのひとつ、「ローメン」を生んだ店「萬里(ばんり)」。![]()
出自のいまひとつ判らない"伝統料理"や強壮酒のラインナップも独特の雰囲気を呼んでいる。
ちょっと気掛かりな夏季メニュー、「冷やしローメン」をいただく機会は果たしてありやなしや。
スタンド看板に万里の長城らしきイラストが描かれていることから、店名「萬里」の由来はそのあたりにありそうです。
「萬里」
長野県伊那市大字伊那坂下入舟町3308入舟会館 [Map] 0265-72-3347
戦災の炎火から逃れた一角、神田須田町。
そう聞けばすぐさま、蕎麦の「まつや」、とんかつやカキフライの「万平」、その先の「神田やぶそば」なんかの佇まいを思い浮かべる。
そんな界隈でずっと気になりつつも訪れたことのない老舗がありました。
鳥すきやき「ぼたん」と並んで気掛かりだったのは、あんこう鍋の店「いせ源」です。
如月の末の頃。
秋葉原からアプローチして、いそいそと足を運んだ神田須田町。![]()
「まるごと青森」のKuuさんにお招きいただいての、お初「いせ源」。
それは、名付けて「青森・風間浦(かざまうら)の活あんこうを"いせ源"で食す」会。
愉しみです。
ちょっぴり軋む、ちょっぴり迷路のような廊下を案内されて辿り着いた座敷。
ふと、桜なべ「中江」を訪れた時の映像がデジャヴのように脳裡を過ります。
老舗なお店の座敷には、同じ風情があるもンね。
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乾杯を"泡"でと洒落込んで、「華雪LOWER SNOW」と謳うラベル。
特別純米生にごり酒「外ヶ濱」は、「田酒」の西田酒造の発泡清酒。
「酒徒庵」で発泡清酒をいただいた時は、慣れたお店のスタッフがちょっとづつガスを抜きつつ上手に抜栓してくれたけど、慣れないと難しいかもなぁと見守るボトル。
あわわ、案の定噴き零れる事態になっちゃいました(笑)。
長皿に盛られた前菜三品は、「とも和え」に「煮こごり」「肝卵巣巻き」。
まずは、「とも和え」が旨い。
「とも和え」というのは、ぶつ切りにして湯掻いたあんこうの身を肝と味噌とで和えたもの。
田舎のつくりと違って、上品な仕立てになっているそう。
そう聞くと、それじゃご当地青森では、どんな仕立てなんだろうと比べてみたくなっちゃうね。
アラから剥がれた身なのでしょうか、ぎっしりと詰まった「煮こごり」。
これまた酒肴にぴったりなのは、言わずもがなでありますね。
そして、恭しく受け取った刺身用の丸皿。
紅葉おろしや食用菊、橙なんかが鮮やかに飾っています。
でも、お皿の主役は、しっとり密やかに控えた透明感のある白い身。
「あんさし」、つまりはあんこうのお刺身だ。
添えられた肝を崩し溶いて、何故かゆっくりとした所作で箸を動かします。
お皿の真ん中にある、帆立の貝柱のような身が、ホホの肉という。
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うー、河豚とは違う品のいいほの甘さ。
うー、美味しいぃ。
風間浦というのは、曲げたひと指し指みたいなカタチの下北半島のずっと北側にある村。
大間と並んで津軽海峡に面し恐山を背負う、つまりは本州最北端の村だ。
その風間浦では、深海魚ゆえなかなか生きたまま水揚げされることのない鮟鱇を、泳ぎ回るほどの状態で水揚げしているそう。
あんこうの刺身は珍しいのです、と「いせ源」七代目の若主人。
風間浦から一日で届くので、刺しで出せるのです、と。
すると、青森のあんこうは、マアンコウでなくキアンコウですよね、と釣りキチ四平さん。
その通りです、と七代目。
冬の下風呂漁港では、雪上であんこうを捌く"雪中切り"による解体実演をはじめ、あんこうを堪能させてくれるおまつりが催されるそうだ。
「あんさし」の余韻褪めやらぬところへ届いた「肝刺し」。
すっきりとしたコクは、塩でいただくのもまたよく似合います。
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傾ける猪口の純米吟醸は、黒石の中村亀吉の「亀吉」。
「いせ源」では、あんこうの卵巣を干してヒレ酒にしてみたら、なんてことも準備中らしい。
そして、「いせ源」のご本尊が運ばれてきました。
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これぞ、「名代 あんこう鍋」。
月島「ほていさん」のように、アンキモのコクでこれでもかとばかりに迫る土鍋とは明らかに違う仕立て。
しみじみとそして骨太に伝えてくる旨みの本懐とぷりぷるとしたコラーゲン的食感。
ああ、いいね。
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やっぱり外せないのが、「豊盃」の特別純米。
青森のお酒の定番であります。
そんな「豊盃」を舐めながら、今度はこうくるですかぁーとあんこうの「照り焼き」に感心していたら、さらに白眉な酒肴がやってきた。
それは、桜チップで燻したという、あんこうの「肝くんせい」。
生であることからくるやや重さが昇華して、凝縮した旨みと一緒に薫香に包まれている感じ。
ああ、ああ、ああ(笑)。
このトキメキをどうお伝えすればよいのでしょう。
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あれ、その、仄かに翡翠色した玉子は、小舟町の「La Fenice」でも拝んだことがある「緑の一番星」じゃないの?と眺めていると、割られ、溶かれ、名代「あんこう鍋」に注がれて、「おじや」へと。
宴の大団円に相応しく、ベジアナあゆこと、小谷さんも満面の笑顔です(笑)。
夙に知られた名代・あんこう鍋の老舗「いせ源」。
江戸末期の天保元年にどじょう屋「いせ庄」として京橋に創業。
二代目の源四郎が神田に移すとともに「いせ庄」の"いせ"と自らの"源"とを組み合わせて「いせ源」と改称し、大正時代の四代目の時にあんこう料理の専門店となり、今に至るという。
関東大震災による全焼後、昭和5年に建て直したままの姿で往時の風情を伝える「いせ源」の建物は、東京都歴史的建造物に選定されている。
近く、風間浦あんこうの「あんさし」がいただける店としても、知られるようになるのかな。
口 関連記事:
Cucina Italiana「La Fenice」で南部せんべいで青森イタリアン(10年03月)
日本酒と干物と牡蠣「酒徒庵」で 日本酒でやる怒涛の牡蠣づくし(11年01月)
「いせ源」
千代田区神田須田町1-11-1[Map] 03-3251-1229
http://www.isegen.com/
takapuと行こう青森料理の店!
大井町の「なか村」に引き続き、その第二弾としてやってきたのは、所謂谷根千エリアのど真ん中。
うねうねと続く、俗にいう"へびみち"のとば口にあるのが、在京の津軽料理の店として夙に知られた「みぢゃげど」だ。
既に電話でのやりとりでも和ませてくれた女将さん。
お逢いできるのが愉しみです。
谷中の一隅にすっとある藍の暖簾。
気をつけてみていなければ通り過ぎてしまいそうな、そんな飾らない佇まいの「みじゃげど」。
鄙びた風情が早くも郷愁を誘います。
左手の階段から上がる二階にも座敷があるようだけど、今はもう暖簾を払ってすぐの座敷が「みぢゃげど」の客間。
実質的に一日ふた組、ということになりそうです。
福福しい笑顔で迎えてくれた女将さんと朴訥とした雰囲気が愛らしい旦那さん。
今夜はよろしくお願いします。
すると、丁寧に認めた「御献立」が手渡されます。
「御献立」には、日付や予約者の名前が入り、落款まで署してある。
なんだかこれだけで、有難い気分になってきます(笑)。
名家の品ある女将さんは、津軽で十九代続く旧家、御用商人「石場家」のご長女。
弘前城の亀ノ甲門近くにある屋敷は、重要文化財に指定され、観光スポットのひとつになっている。
「しまや」を訪ねる前、takapuの車で雪の弘前城の回りを廻った時に車窓から眺めたのが石場家だったと思い出します。
幼い頃から、津軽伝統の節句料理の手ほどきを受けたという女将さんは、包丁さばき、味付けなどなど、津軽の伝統をそのままに、津軽の風土文化を多くのひとびとに伝えたいと今も奮闘中なのであります。
なにかふと、琉球の宮廷料理をいまに伝えようと頑張ってくれている「山本彩香」の彩香おかぁさんとダブってくるね。
口取りの角皿を受け取って、ちょっとだけ麦酒をいただきます。
紅白蒲鉾、伊達巻、みかん、新巻鮭、昆布巻、菜の花。
お正月にお祖母ちゃんちへよばれたような錯覚が一瞬過ぎります。
皆で囲んでいるのは、長方形に設えた囲炉裏端。
その囲炉裏を借景に映えるのが、「煮なます」のグラスです。
一般に「なます」といえば、大根や人参の千切りを塩もみした酸っぱいヤツって感じですが、女将さんが仕立てくれたのは、「煮なます」。
新巻鮭のアラを出汁にひくのも要諦で、シャクっとした歯触りとともに丸く、優しいお味です。
胡麻を振られた「黒豆」の小鉢。
一見何気ない黒豆なのだけど、これが感嘆するほどの美味しさ。
今までお惣菜でいただいていた黒豆はなんだったのだろうとも思っちゃう、鮮やかで小粋な味わいだ。
そして、青みを帯びた表情を晒しているのが、「黒生子」。
コリコリシコとした歯応えと磯の風味が醍醐味。
なんていままで特段意識したことがなかったけど、
海鼠には、赤か、青か、黒かなど色々あるのだね。
こうなるともう、麦酒呑んでる場合じゃないねと(笑)、女将さんに日本酒を所望する。
やっぱり「豊盃」だよねと呟きつつ、takapuが目聡く「くらぶあるですか!」と声を発した。
takapuが云う"くらぶ"とは、限定醸造「豊盃 倶楽部」のこと。
「豊盃米」を50%まで精米して仕込んで、その1つのタンクから春夏秋冬の年4回に分けて絞るというものらしい。
碧く澄んだグラスでいただいたのは、その「豊盃 倶楽部」の春の生酒。
すっきりした豊穣さが心地いい。
そこへまた、お酒にぴったりの酒肴が届く。
「真だらの子のしょう油づけ」。
滑らかなぷつぷつと沁みる滋味に、嗚呼なんてお酒を呼ぶのだろうと膝を打つ(笑)。
一般的に思う"タラコ"はつまり、スケトウダラの子、助そ子のことだけど、こちとら真鱈の子。
どーんとボリュームのある腹子を抱えた真鱈が冬の青森で、北の海で揚がるンだ。
青森で云う"子"のつく魚卵・珍味、七子八珍のひとつでもあるンだね。
羨ましいことに、つい先週青森を回ってきたというのむちゃんのお土産が、
やっぱり「豊盃」。
「倶楽部」に続いてお願いした、同じ特別純米「豊盃」の一升瓶と並べてみたりしちゃいます(笑)。
新雪をいただいたようにも見映えるのは、「鮭の押しずし」。
所謂、飯寿司で、女将さんは、一ヶ月漬けるのよと丁寧に解説してくれる。
「豊盃」の蔵元、三浦酒造から大吟醸の麹を分けてもらって仕込みに使っているそう。
「豊盃」と相性ぴったりな筈だよね。
澄んだ白が清らかな「青森やりいかの刺身」。
りんご酢でも知られた津軽のカネショウの醤油をちょんづけしていただきます。
ひと噛みすれば炸裂する、烏賊の甘み。
あははは、思わず笑ってしまいます(笑)。
そして、囲む囲炉裏が間違いなく似合う料理が運ばれてきました。
ご存知、「真鱈のじゃっぱ汁」!
"じゃっぱ"というのは、津軽で云う魚のアラのこと。
鱈の頭や骨、胃袋やあぶらと呼ぶ肝臓なんかを煮込んだ鉄鍋だ。
けー、とひと声、女将さん。
"け"というのは、津軽弁で"食べなさい"。
はい、早速いただきます。
勿論のこと、白子もたっぷり。
大きな鍋の中身がどんどん減ってゆく(笑)。
当地の山本製麺から取り寄せるみじゃげど専用の蒸しそばもあるからね、と女将さん。
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なにより、アラのあっちこっちから滲み出た出汁がしみじみとはふほふと旨い。
あー、身体も気持ちも温まるとは、このことを云うのだね。
そうそう、こうして真鱈を一匹まるまる使うからこそ、「みじゃげど」へはそこそこの人数で参じなければいけなのであります。
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皆で水を所望すると、彫刻のある渋くて粋な薬缶を傾けてくれる旦那さん。
随分呑んじゃったこともあってか、なんだかお水も旨い(笑)。
デザートのりんご、サン富士。
自然な優しく豊かな蜜な甘さが沁み入ります。
津軽郷土料理「みぢゃげど」、ここに在り。
「みじゃげど」は、商号登記のみならず、商標登録も済ませているそう。
お店の名前の由来について、Webサイトに示されているので引用します。
"みじゃげど"は、今は干拓されてございませんが、その昔は弘前市民に馴染み深い沼の名でございました。
つがることばで「みぢゃ」は水屋(台所)、「げど」は街道でございますから、如何に住む人々にとって馴染み深く、役に立っていたものかが分かります。
この名をいただく谷中「みぢゃげど」は、皆さまの心と体のお台所として、お役に立ちたいものと存じております。
津軽郷土を味わいに、女将さんと旦那さんに逢いに一度、行かれませんか。
口 関連記事:
青森料理・割烹「なか村」で 田酒呑る素焼みずしゃこほや亀の手(10年08月)
郷土料理「しまや」でゴロ味噌和え津軽そば若生にぎりと女将さん(10年01月)
琉球料理「山本彩香」で 豆腐よう豚飯どぅるわかしー魅力に再び(10年07月)
「みぢゃげど」
台東区谷中2-5-10[Map] 03-3823-6227
http://www.k2.dion.ne.jp/~yumeko/mijagedo/
冬の表参道をうねり、撥ねた「青森冬ねぶた」。
寒さを吹き飛ばすような盛り上がりを魅せた光景は、まだ記憶に新しい。
その青森のねぶたが表参道に帰ってきました。
今回は、「青森ねぶた」「弘前ねぷた」「八戸三社大祭」そして「五所川原立倭武多」の青森四大祭りが集結してしまうという、当地でもそうそう見られることのない競演が実現。
待ちに待った新幹線の開業を間近に控えた青森の熱気が伝わってきそうです。
ライトアップが準備された南参道から臨む鳥居の向こうには、
点灯を待つ「青森ねぶた」に「弘前ねぷた」。![]()
弘前の「金魚ねぷた」との再会がほっこり懐かしく。
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新幹線開業を伝えるプレートを胸に誇った青森ねぶたには、歩道橋を潜る姿を思い出します。
競演四大祭りのあとふたつは何処にというと、それは「青森ご当地グルメ屋台村」のテントが並ぶお祭り広場に鎮座。
広場に足を踏み入れてまずは、おおお、と感嘆させるのは、
「五所川原立倭武多(たちねぶた)」の威容。
高さ23mにも達する高さが見上げる者を圧倒します。
こんなに背が高いンじゃ、危なくって曳き歩くなんてできないよねと訊けば、
ちゃんと車輪がついていて運行させるのだという。
ぜひその雄姿を観てみたいけど、表参道の歩道橋は絶対に潜れないね(笑)。
それには五所川原に行かなくちゃ、だ。
と、なにやら煙を吐き出し始めたのが「八戸三社大祭」の山車からくり屋敷。
虎が煙を吐き、カラクリ屋敷の如く変幻な動きで、豪華絢爛摩訶不思議な世界を映しています。
広場に並ぶ「青森ご当地グルメ屋台村」テントに向かうと、早速目に留まったのが、
「浪岡アップルサイダー」を供する名コンビ。
青森県観光物産館「アスパム」でもお世話になった浪岡のオカアサンは、
今日もお元気そう(笑)。
早速ポットから汲んでもらったホットアップルサイダーで乾杯。
新幹線の通じた青森ではきっと、定番のご当地アイテムとしていま以上に認知されることになるのだろうね。
そして、青森で飲む前にこっそりご自宅用アップルサイダーも仕込まなければとも思ったり(笑)。
戸越銀座のJA青森でも売ってるのかな。
そして、青森ご当地グルメには欠かせないぜと「八戸せんべい汁」。
八戸せんべい研究所事務局長の木村さんが先頭になって呼び込む行列に並びます。
ああ、このむにっとした歯応えと優しい出汁に心安らぎ温まる。![]()
そして、誰が思い付いた妙案か、せんべい汁になんと、虎鯖棒寿司がセット。
虎鯖を齧りつ、せんべい汁をつるっと啜りつすれば、思わず笑顔になるのです。
ひっそりと隠れファンなのが、五所川原名物「あげたい」。
香ばしく揚げた皮のふっくらと端から端までたっぷり入ったあんの重なりが素朴ながらもやっぱりいい。
チョコクリームにつぶあんに。
そうか、あの勇壮な立倭武多を見上げながら「あげたい」齧る夏、なんて体験ができるのかな。
「青森味噌カレー牛乳ラーメン」を一心に啜る愛Bリーグの事務局長と話し込んだあとには、「黒石つゆやきそば」を啜っちゃおうと。
ソースがつゆに溶け出してゆくそのグラデーションが愉しいぞ。
テント下のテーブルで、
「平川おからこんにゃく」や「深浦海鮮おやきフライ」のご相伴。
みるからに「こりゃビールがなくっちゃ!」のご当地お惣菜に、文化館の売店で缶ビールを仕込んで、いざ乾杯(笑)。
つきじろうさん、のむちゃん、あなちゃん、laraちゃん、ありがとう。
改めて「青森ねぶた」を拝んで、
「とことん青森MAX」のおヘソとなった明治神宮の境内をあとにする。
その先に伸びる表参道周辺のレストランでは、青森県産の食材をつかった限定メニューがコラボ展開中(7日まで とことん青森 カフェ&レストラン)。
そんなメニューにみる青森食材やご当地グルメ屋台のお皿たちの魅力は勿論、彼の地の風土の中でより味わい深いはず。
やはり当地でしか味わえないあれやこれやもきっとある。
また格段と青森が近くなる、ね。
口関連記事:
ご当地グルメ「青森屋台村」で初上陸青森の味と表参道冬ねぶた(10年01月)
「とことん青森MAX in 原宿表参道」 http://www.aptinet.jp/ap_tokotonmax.html
まだまだ残暑の厳しきそんな頃。
新川のパスタのお店、「ターブルドット」で本日パスタかなんかをいただこうかなぁと足を向けたことがありました。
でも、その期間のしばらくが臨時休業のご様子。
それじゃぁ久々に、洋食「津々井」さんのお世話になろうかと店の前まで回りこむと、逆側の角に見慣れないお店が出来ているのが目に留まりしました。
電柱の脇に立てたスタンド看板には、
「長崎ちゃんぽん」とか「長崎皿うどん」などの手書き文字。
どうやら、長崎を中心とした九州方面の料理のお店のよう。
店先を覗くとそこは、スタンドスタイル。
立ち喰い形式のシックなカウンターが呼んでいます。
メニューを見ると、1F立ち喰いは800円で、2FLOFTお座敷は850円、とある。
ん?ロフト?と見上げると店中央にある厨房の上部がそのままロフトになっているのです。
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振り返った棚には、デザイナーが拵えたらしき模型が飾られていて、
横や上から覗き込んでは、なるほどこういう造りになってるのねと感心したりして(笑)。
あれこれ迷いつつ、まずは「沖縄塩焼きそば」を立ち喰いスタイルでいただきます。
こんもり盛られた塩焼きそばは、沖縄そば風の平打ち麺。![]()
でも、どちらかというと、細めのフェットチーネと考えた方がぴんとくるかもしれません。
さっぱりしつつ、塩の加減とタレに潜む旨み、具沢山にする野菜や魚介、ランチョンミートの魅力が渾然となる。
沖縄すば的スープがちょこっとあればもっと嬉しい、かも。
一見同じ姿にも見える「トンコツ辛焼きそば」は、それに青唐辛子系のぴり辛を注したヤツだね。
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ふたたび訪れて今度は、そのロフトに上がり込んでみました。
狭い階段を辿ると、4畳半にも満たない、秘密の屋根裏部屋のような空間(?)に座卓が配されています。
見下ろせば当然、道路も見える。
勿論声は筒抜けです(笑)。
「長崎ちゃんぽん」「長崎皿うどん」を我慢して、
ロフトの座卓でオーダーしたのは、「食べるラー油ちゃんぽん」。
その名の通り、盛り上げたちゃんぽんの具材のトップに具沢山ラー油が載っています。
まずは、ラー油を崩さないようにスープを啜ると、なるほど、豚骨に浅蜊に10種類以上の野菜を5時間以上煮込んだというそのエキスは、味に濁りなくかつ脂を抑えつつ、ツボを得た旨みとコクを伝えてくれる。
自家製だというラー油を崩し入れればまた、味わいのベクトルが角度を変えて、面白い。
辛さの高揚感が加わって、啜るスピードを倍化させてくれるのであります。
辛さの中に潜んだ香ばしい甘さみたいな部分もいいのだね。
新川の角地に佇む、STANDING & LOFT STYLE DINING BAR「KACHETE(かっちぇて)」。
"かっちぇて"とは、長崎の方言で、くわえて、まぜて、という意味という。
長崎メインの九州料理たちにバールの使い勝手やロフトスタイルというアイデアを加味しました、ってな辺りがその名の背景か。
訊けばなるほど、八丁堀の九州料理居酒屋「かてて」の二号店なのでありました。
口関連記事:
居酒屋「かてて」で 大分だご汁定食長崎ちゃんぽん仲間に入れて(09年04月)
「KACHETE」
中央区新川1-7-1 石井ビル1F[Map] 03-3553-7738
"九州"と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、
かつて一度は訪れたいと思い続けて、願い叶って潜入した屋台連なる博多・長浜のあの光景。
そして、中州へと渡る春吉橋近くの豚骨の匂い。
博多のそれとは結構違うのだなぁと感慨深かった久留米のらーめん店。
熊本では、「桂花」の本店や「こむらさき」にわざわざ足を運んだっけ。
あれ?ラーメンに纏わる想い出しかないのかいなと苦笑いしながら向かったのは、ミッドタウンもほど近い六本木の裏通り。
ラーメンのみならず、九州の食材あれこれを取り寄せて、愉しませてくれるという「ちかっぱ」六本木にお邪魔しました。
8名収容のスペースを強引にふたつに区切った、
フロア最奥の個室が不思議なこじんまり。
口開きの麦酒は、一番搾りもあるけれど、
やっぱりこれでしょと「長崎ビール恋のオランダ坂」(笑)。
長崎の大島醸造という地場メーカーが醸す地ビールは、
デュンケルタイプでしょうか。
すっきりとした香ばしさには、地ビールらしからぬ奥行きがあります。
まずのお通し的器は、「炙り鶏皮のゆずマリネ」。
ベビーリーフなんぞに隠れているのが、鶏皮をカリっと素揚げ状にしたもの。
九州の居酒屋では定番だという「皮酢」から派生させた酒肴だ。
なるほど、柚子風味の酸味がよく似合う。
できれば、もっとたっぷし鶏皮が欲しいな(笑)。
おおっと目を惹いたのが、熊本産「赤牛のレバー刺し」の紅。
「草牛」とも呼ばれる「赤牛」は、阿蘇の大草原で牧草を食み、
悠々と育つ熊本の伝統和牛だそう。
みるからに鮮度の良さそうなのが、九州に特化したお取り寄せ手腕の見せ所。
ひたひたと張り付くように艶めかしく、それがすっきりと臭みない滋味に至る。
おろし生姜も大蒜も使わず、塩胡麻油だけでいくのがいいかもしれません。
九州お取り寄せ「ちかっぱ」の、
これもひとつのウリなのだろうなと思わせたのが、「旬野菜のまるかじり」。
九州直送だという野菜たちは、例えば、
大根的歯応えの福岡産赤瓜や熊本の赤茄子肥後むらさき、
赤オクラに島オクラ。
対馬の藻塩をちょんづけして、パキパキとシャクシャクと。
縦に裂いてひょろっと長い甘辛ピーマンは、
獅子唐よろしく"当たり"に当たるとなかなかに辛い。
でもその先にその名の通り、甘さを含んでいるのが面白い。
またまた艶々したテクスチャがやってきた。
あ、あの白いのはきっとタテガミに違いない。
ってことは、お馬さんの刺身ってことになるね。
訊けば、これまた阿蘇は産山(うぶやま)という村から、
チルド輸送で持ち込んだ「馬刺し」だそう。
紅白のツートンになっているのが「ふたごえ」と呼ぶ部位で、
馬のあばら肉あたりを指すらしい。
どれがといえば、「赤身」が旨い。
融点の低い脂がつるつるとした独特の口触り。
やや甘めの九州醤油でいただけば、
その脂の向こうにある赤身肉の澄んだ旨みが、
大脳皮質に真っ直ぐ伝わってくる感じ(笑)。
九州お取り寄せとあらば、
焼酎のラインナップも期待に違わぬものでしょうと訊ねると、
メニューのリストは意外や、その辺りはまだまだこれからという模様。
そんな中から面白そうと選んだのが、
シェリー樽フィニッシュだという「樽いきいき」。
球磨の米焼酎に仄かにシェリーの香りをつけた、
どちらかというと上品な仕立ての呑み口だ。
熊本に負けちゃぁおれんと(笑)、登場したのが大分名物の「とり天」。
どうも鶏の天ぷらというと、
うどんのトッピングのかしわ天、というイメージなンだけど、
大分ではこの「とり天」がめちゃめちゃスタンダードなお惣菜らしい。
カボス醤油でイクのが大分の本場スタイルなのです、
ということで揚げ立てをちょっと浸してハフハフすればもう、
不味かろうはずもないところ。
同じ大分特産のカボスを使った辛味調味料に「KABOSCOかぼすこ」なんてシャレたネーミングのものもあって、これがなかなかヒリヒリのチリ。
チリなカボス醤油でヤル「とり天」もまた乙なもの。
そういや戸越銀座で人気の唐揚げ屋さんは確か、「大分唐揚げ」。
さしずめ、大分の鶏の揚げモノ兄弟、といったところでしょうか。
恭しく運ばれてきたのが、アゴを浮かべた打ち出しの鍋。
いまかいまかとその湯殿への投入を待っているのが、
これまた熊本産のプレミアムポーク「肥皇(ひおう)豚」。
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ハナビラタケや空芯菜、ふりふりレタスなんかと一緒に、
出汁タレに浸していただくスタイル。
脂の甘さが呼ぶ旨みを素直に愉しめる、そんな鍋であります。
と、もういっちょとばかりに別の鍋がやってくる。
今度の鍋の中はすっかりと白濁して、如何にも"博多な"風情(笑)。
でもそこに浮かんでいるのは忽ちラーメンではなくて、餃子かワンタンか。
これがどうやら、このところ福岡の一部で人気沸騰中だという「炊き餃子」。
博多の屋台ではラーメンを焼いてしまったり、餃子を炊いてしまったりとイタズラ心が生みの親のような料理が輩出してきて面白い。
餃子を浮かべて炊いている白濁スープは、
豚骨一本やりかと思ったらそうではなくて、
はかた地鶏のガラをじっくり煮込んだスープがベースで、
豚骨は一割程度なのだという。
しっかりとボリューム感のある餃子をべったりした豚骨スープでやっつけるのは流石にちょっとというところかな。
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なるほど鶏出汁の、見た目の濃厚さをほどよく裏切る、
さらっとしたコク味スープだ。
タピオカ入りもっちり皮の餃子を平らげたら、
然るべくやってくるのが"博多な"細ストレート麺。
硬めに下茹でした麺を鍋のスープにささっと潜らすようにして、
スープと一緒に取り鉢によそり、浅葱をちらして啜る。
ズ、ズズズズ。
うむむ、キメキメだった塩っ気が煮詰まってきちゃったかもねと割スープ。
ふむふむ、あとはすぐ軟くなってしまう繊細な細麺を好みの硬さのまま上手にいただくため、一心に啜るだけです(笑)。
新宿・銀座に引き続き、六本木にも登場した"九州お取り寄せ"の店「ちかっぱ」。![]()
大宰府名物の梅ヶ枝餅の温かいところを頬張りながら、鶏皮の歯触りや赤牛レバーの艶めかしさ、野菜を齧る妙音、馬刺し赤身の旨み、とり天の素朴な滋味、肥皇豚の甘さなんかを振り返る。
さしずめ、うまかもんを辿る、九州喰い道楽ぷち旅行、だね。
「ちかっぱ」六本木
港区六本木4-6-7 六本木4丁目ビルB1[Map] 03-5775-6571
http://www.chikappa.co.jp/
もう暫くは当地青森にいるのだろうと思っていたtakapuが、渋々東京に戻ってきました。
振り返ればそれは、雪の師走。
弘前の郷土料理「しまや」や県庁近くの居酒屋「樽」、そして「長尾」をはじめとする煮干しらーめんラインナップに案内してくれたtakapuと一献したいと都内の青森料理のお店を改めて物色してみます。
出来れば、まだtakapuが訪れたことのない青森料理の店が都内にないものか。
西新橋のあの店も小舟町のあの店もそもそもtakapuの守備範囲。
神楽坂のあの店も神田のあの店も、既に訪れているらしい。
かといって、なんちゃってな青森料理の店では、なんだしね。
と、意外と身近なところに真っ直ぐと"青森料理"を掲げる店がありました。
処はご存知、品川区のディープゾーン、大井町。
ディープゾーンの本丸、東小路界隈とはちょっと離れて、
駅東口はきゅりあんの裏手。
ゴルフ練習場に向かって信号を渡り、郵便局の脇を行く。
こんな路地があったのね、と口走りながら進むと、数軒ある飲食店の灯りの中に「青森料理」の文字が見えてきました。
青森料理・割烹「なか村」は、基本、カウンターのお店。
ねぶたの意匠がそここに鏤められています。
カウンターの他に小さめのテーブルがあるだけなので、最大グループ5名さままで。
然らばとそのテーブルをtakapu、のむのむさん等と囲みました。
ビールで乾杯しつつまず迎えたのが、「温泉豆もやし」。
つまりはご存知、大鰐温泉もやし。
さっと湯掻いたしゃきしゃくの歯触りがいいね。
大きく広げた貝殻形のお皿に配した刺身のラインナップも渋い。![]()
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活つぶ貝にその肝、ほっき貝、活水たこ、鰯。
それぞれの貝に含む、澄んだ滋味と食感、磯の香り、
そして水蛸のほの甘さにしみじみ。
女性に人気があります!なんて謳い文句のグラタンちっくな貝のお皿が、
「素焼(もとやき)」の帆立、たこ、いかミックスバージョンだ。
あくまで優しい味わいなのに、
帆立のヒモや烏賊あたりから出た旨みがしっかり滲む。
このままドンブリにのっけて掻っ喰らっちゃってもいいし、
勿論お酒にもいいよなぁ。
ということで、日本酒を所望する。
数ある青森のお酒の中で、一番に思い浮かぶのはやっぱり、「田酒」。
ここ「なか村」でも、メインのお酒は「田酒」、特別純米だ。
つつつーとしながら、「みずおひたし」に箸を伸ばす。
「まるごと青森」には、本名を「ウワバミソウ」という山菜だとあるね。
細手の蕗のような、瑞々しい歯触りが心地いい。
続いて、つつつーとしながら受け取ったお皿には、件の「亀の手」。![]()
爪の根元あたりからぽっきりとして、その中を咥えて齧る。
干物にしてからそれを戻して、旨みが凝縮した貝のような、そんな滋味がする。
うん、亀の手は久し振りだ。
お代わりした「田酒」をふたたび、つつつつーとしていると、
お待ちかね!とばかりに女将さんが届けてくれたのが、「天然ほや」。
しっかりぶつぶつがあるのが天然モノの証なんだよ、と女将さん。
芬々と香る磯の風味にどっぷりと浸る食べ口。
鮮度が落ちればあっという間に濁ってしまいそうな、
だからこそ新鮮さを想わせる、乙な酒肴であります。
「とげくり蟹」ってどんなカニ?ってことでお迎えした蟹は、意外な具沢山。
ほじほじしているそばから身が零れてくる。
むほほほと穿っては、お猪口でつつつと受けて立つ。
もう何事も気にせずお願いしちゃう?
ってことで一同の合意を得ましてお願いしたのが、「にんにく焼」。
ホイル焼きしたコロンと大粒な大蒜の産地は勿論、青森は田子。
田子と書いて「たっこ」と読むんだよ、と偉そうに講釈を垂れてみる(笑)。
焦げ目香ばしく、ほくほくスルンと食べれちゃうね。
またまた「田酒」をつつつつーとしているところへ登場したのは、
大きな爪の持ち主。
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takapuが両の爪を持ってうりゃうりゃと弄る、「活しゃこボイル」。
殻を外して身に解すと、小さな玉子を抱えているのが見つかる。
これがカツブシってヤツ?
寿司ダネとしてツメを塗った姿で対面することが多い蝦蛄だけど、こうしてボイルしたままをいただくと、素直な甘さが愉しめていいね。
そして、「田酒」のアテにはぴったりで一番ズルイでしょうの「げそわた焼き」。
まったりと烏賊ワタの滋味旨みを弾けさせつつ、それでいてクドくない。
んんんんーと唸って、また、つつつつつーとお猪口を傾けます。
青森の「じゃっぱ」で思い出すのは、「青森屋台村」の居酒屋「やなせ」。
おろした魚の残り、頭や内臓、あらを出汁にし具にした「じゃっぱ汁」。
ここでもその「じゃっぱ汁」がいただこうというのかというと然にあらず。
出汁のしっかり出た汁の残りまでもさらに上手に平らげちまおうという魂胆の「じゃっぱ煮こごり」だ。
凝縮した旨みがぷるんとした食感でいただけるという面白さに、
またまた「田酒」をつつつ(笑)。
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それじゃぁ「じゃっぱ」つながりで〆ますかということで、
「じゃっぱ巻き」。
青森の食材を具にした太巻きなのだけど、捨てちまうような、じゃっぱな具材たちではありません。
大将の津軽弁を聴きながら、酔うほどに。
今まさに当地の片隅で呑んでいるような錯覚に浸らせてくれる、
青森料理・割烹「なか村」。
大将は、青森駅前の古川の出身だそう。
古川市場の仲間が、新鮮で場合によっては入手の難しい青森食材を直送してくれることで実現している「なか村」の青森世界。
今度は、ちょっとシバれる寒い頃にお邪魔して、
燗の「田酒」と青森の酒肴たちで温まりたいなぁ。
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海鮮居酒屋「やなせ」で 白子の揚げ出しに旨み湛えるじゃっぱ汁(10年01月)
「なか村」
品川区東大井6-5-6[Map] 03-3450-2498
http://aomori1-web.hp.infoseek.co.jp/
栄・伏見界隈の「どて」の有名店「島正」をランチに訪ねた帰り際。
「島正」が入る古い雑居ビルの奥への通路の入口に「味噌煮込みうどん」と記した黄色い張り紙があるのが目に留まりました。
古びたパイプ椅子の背に立て掛けられた、その紙の脇に小さく「栄」と書いてある。
どこのお店のことかいなと急に好奇心が頭を擡げきて、暗い通路の奥へと進むと、なるほど八丁味噌の香りが漂ってくる。
その匂いを追うように狭い階段を地階へ 。
妖しさ芬々の階段の踊り場から正面にしたのが、その在り処を右手へと示す「スナック栄→」の看板でありました。
緑地に青の文字。赤から黄色にグラデーションする矢印。
開け放ったドアの中を恐る恐る覗くとそこには、如何にも昭和からのスナックな風情が匂う光景。
今度ここで味噌煮込みを食べなくちゃ!と妙な決心をしたのでありました。
作務衣っぽい井出達の女将さんが「味噌か、カレーか、どちらにします?」と訊いてくれる。
バックバーでは、招き猫が何体も左手を挙げている。
「味噌!」「味噌!」「カレー!」。
注文を終えたそのあとから、ちょこちょこと客が訪れて、入れないお客さんまである状況。
意外と人気店だったりするのかしらん。
はい、おまちどうさまーと、くつくつ煮え立つ土鍋を載せた膳がやってきました。
湯気の中、玉子の廻りに斜め切りした葱がたっぷりと浮かんでいます。
その葱を掻き分けるようにしながら、褐色に映るうどんを引っ張り上げる。
味噌煮込みうどんらしく、"形状記憶うどん"ではあるものの、必要以上の硬さもなくて、程よい加減。
うどんが浸っている汁は、八丁味噌の酸味控えめで、とろみもマイルドな仕立て。
いいんじゃないでしょうか。
女将さんは、小さな茶碗にご飯をもってきてくれたかと思ったら、 順繰りに、サラダの小皿、煮物の小鉢、お新香にフルーツを運んでくれる。
置き場所ないね、適当に置いとくね、と女将さん。
お店の器や設えはすっかり町場のスナックだけど、女将さんのノリやお膳の上はまるで、味噌煮込みを出す小料理屋さんのようであります。
「島正」の地階には、
味噌煮込みうどんを供する、見かけちょっと妖しいスナック「栄」がある。
あの女将さんが夕闇以降にはどんな"ママ"に変身するのかは、見たいような見たくないような(笑)。
□関連記事:
お食事「島正」で ランチのどてめしオムライスに味噌おでん定食(10年03月)
「栄」
名古屋市中区栄2-1-14[Map] 052-201-2968
築地の外れでランチの牛丼や夜のもつ鍋を愉しんだ記憶の残る「慶州」が東銀座にも店を出したと知ったのは、のむのむさんの記事を見てでした。
なんだか二郎な見栄えのちゃんぽんを供しているンだなぁということで、出掛けた歌舞伎座裏界隈。
訪れたのは、歌舞伎座閉場の足音がひたひたと聞こえ始めた、3月の初旬の頃でした。
もつ鍋や水炊きの店というよりは、そのまま居ぬきでカジュアルイタリアンに路線変更できそうな、そんなインテリア。
正面のスリットの向こうが厨房のようで、中からの視線が時折届きます。
逆にこの店自体が以前あった店の内装を踏襲しているのかもしれないね。
「博多慶州」この日のランチメニューは、4種類。
数量限定の「和牛テール煮込」に「和牛スジカレー」「ちゃんぽん」「チキン南蛮」。
でもまぁ、やっぱり、「ちゃんぽん」をいただかなくっちゃね。
どどーんとやってきました、具を盛り上げたどんぶりの雄姿。
なるほどこんもり盛り上げたもやしやキャベツが織りなす野菜のぷちタワー。
世の中には、これよりもっとコレデモカッ!っていう盛りはあるワケで、大騒ぎすることではないけれど、 ちょっと身構える量感ではあるよね。
野菜いっぱい摂れるじゃんと考え直して、そのぷち二郎的タワーを崩しにかかる。
崩したところからひたひたとスープに浸して、しゃきしゃきむしゃむしゃ。
浸したスープは、どちらかと云えば、あっさり系か。
程よいコクを湛えつつ、濃くしつこい方へと転がらないようにしている気配がする。
麺はというと、パンチングメタルから押し出したかのような丸い断面で、ちゅるんちゅるん。
多少ぽそっとしても、スープをしっかりと含んでくれるような麺の方が好みかなぁなどと思ったりします。
ふーっ。
二郎ほどのボリュームでは勿論ないけど、やっぱりなかなかの食べ応え。
十二分に満腹であります。
博多・春吉からやってきた「慶州」が、築地店に続いてオープンした銀座店。
築地のお店は、もつ鍋に特化したお店のようだったけど、ここ銀座店には「水炊き」がある。
秋が深まったころに夜の部にお邪魔するのもいいかもね。
□関連記事:
博多もつ鍋「慶州」でレバ刺白センマイ刺に塩テールスープもつ鍋(09年11月)
「博多慶州」銀座店
中央区銀座3-14-8松宏ビル1F[Map] 03-6226-4556
http://www.keisyu.org/
住所は栄なれど、名古屋・伏見は桑名町通り。
「どて」の有名店といえば、
やはりここ「島正」。
宵闇にお邪魔して、どての鍋を囲む奥の席あたりで、ガハハと酔っぱらうのが当然よく似合う。
そして訪ねる度に感心するのは、この手のお店でお昼も当たり前のように営業しているところ。
そうだ、「島正」のランチに行かなくちゃ。
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「島正」のランチメニューは、潔くも、定番の五本立て。
まずは、ちょっと酔った脳裡にも刻んでいた「オムライス」をいただきましょう。
「島正」の「オムライス」は勿論、ただのオムライスではありません。
メニューにも、"どてめしにオムレツをのせた味噌オムライス"と解説されていた通り、それは、牛スジやこんにゃくなどなどを八丁味噌のどてタレと一緒にどんぶり飯にトッピングした「どてめし」の上にオムレツを配置して、その上にもどてタレをぐるっと垂らしたヤツ。
疑う余地のない、半熟の玉子とどてタレの相性に頷きながら、匙を動かすと今度は、とっぷりと煮込まれつつも自分を見失っていない牛スジをはじめとする具材たちが主張する。
酒のアテにしながら思った、ご飯にも絶対合うよね!は、やはり正解だったとふたたび頷いたりして。
日を変えたお昼に、今度は「味噌おでん定食」。
一日15食限定のどて焼き(味噌おでん)の定食だ。
このお膳もまさに、夜の部の鍋前で拝む雄姿がそのままに。
昼の陽射しを浴びても照れることなく、堂々と湯気を上げている。
最初に箸の先を伸ばしたのは、例の大根。
ああ、大根のやや酸っぱいような甘さが昼なお乙で、ご飯を誘う。
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どての滲みた豆腐、こんにゃくを経て、串かつでご飯、もまたいい。
「矢場とん」の「みそかつ」ではTOO MUCHだと思うヒトでも、この「串カツ」の定食だったらフィットするのではないかなぁ、なんて。
お酒の伴で活躍してくれる「どてやき」「牛スジ」「串かつ」が、お昼どきのご飯でも味わえる伏見「島正」。
お昼にも、おとうちゃんとおかあちゃんと兄ちゃんが迎えてくれます。
□関連記事:
お食事 「島正」 で卵コンニャク豆腐大根牛スジどて焼き(07年12月)
「島正」
名古屋市中区栄2-1-14[Map] 052-231-5977 http://www.shimasho.biz/
原宿表参道を青森色に染めちゃう、
「とことん青森2010」。
表参道沿いのカフェやレストランの各店が青森食材を使ったメニューを展開して、じわじわと雰囲気を盛り上げてきた。
そしてそのメインイベントと呼べそうなのが、明治神宮の敷地内で催す「青森ご当地グルメ屋台村」と日本を代表するあの青森の火祭りが表参道を往く「表参道冬ねぶた」。
そのまま右に折れた先の、文化館が青森の味が待つ屋台村会場だ。
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パネルで12の屋台の全貌を確認しつつ踏み込んだ正午前の会場は、
既に大賑わい。
ほとんどの屋台の前にはずらっと行列ができています。
最初に並んでみようと思ったのは、「五所川原元祖しじみラーメン」の屋台。
連想するは、青森県庁前の路地の店「樽」でいただいた「十三湖しじみ汁」。
蜆の濃いぃエキスの魅力が真っ直ぐ愉しめるお椀にしみじみとしたのが印象的なんだ。
スチロールの器に盛られた汁も仄かに白い澄んだもの。
なはは、あの夜のお椀の味わいに似たシジミのエキスがしっかりと沁みている。
この「五所川原元祖しじみラーメン」にも、十三湖のヤマトしじみを使っているそうで、なるほど、丁寧にエキスを煮出せば、余計な味付けをしなくても贅沢なラーメンスープになるのだね。
麺にかん水の匂いがちょっと気になったので、繊細な味わいをより活かすよう、その辺りの検討をしてほしいな。
続いて、これも東京初上陸だという「大湊海軍コロッケ」。
下北半島が鍵形に折れるところ、陸奥湾の北側最奥にあるのが、交易港として軍港として栄えた大湊。
今も海上自衛隊が拠点を持つ、海軍コロッケ発祥の地だ。
旧日本海軍のレシピに習って、下北の食材を使い、牛脂で揚げたというコロッケは、仄かにカレーの風味。
クリーミー感とほっこり感との加減の良さを香ばしい衣で包んだ、なかなか乙な惣菜だ。
B-1グランプリで名を馳せた一品といえば、ご存知「八戸せんべい汁」。
「せんべい汁」で思い出すのは、八戸「ハーモニカ横丁」の一軒「DA介」でいただいた「北日本もつ鍋ぞうせん」。
アルデンテで食べるべし、を体感した思い出を頭の片隅に置きながら、啜る汁。
あはは、素朴かつ率直に旨い。
汁の出汁の旨みと「すいとん」の懐かしさにも通じる柔らかくなりかけた南部せんべいとの名コンビに気持も温まるであります。
早々に予定数が捌けてしまった人気者が「五所川原あげたい」。
五所川原の地元にも人気の名物スイーツと謳う「あげたい」は、その名そのまま、揚げたたい焼き。
つるんとしたフォルムのたい焼きを頭から齧れば、衣のサックリとたっぷり仕込んだあんが予想以上の好相性。
尻尾に至っても、あんこがたっぷりなのは、王道なれどやっぱり嬉しく愉しいね。
そのお隣のブースには、
これまた東京初上陸、そして県外初出店の「浪岡ホットアップルサイダー」。
テーブルの上にスープジャーが載る、どこかで見たような光景は、青森県物産館「アスパム」で見た光景だ。
その時話したオカアサンと握手して(笑)、紙コップを恭しく受け取ります。
無濾過、無添加、そして搾り立ての果汁で浪岡のさまざまなリンゴをホット仕立てを念頭にブレンドし、コトコトっと温めていただく「ホットアップルサイダー」。
何気ない振りして、温かさでふっと沸き立つ林檎の香りと、甘さと酸味にやっぱり和む。
一本買って帰りましょう。
そうそう忘れてはいけない、「青森味噌カレー牛乳ラーメン」。
青森の地では、悩んだ末に煮干しラーメン巡りに徹したこともあって、口に出来なかったドンブリだ。
札幌味噌ラーメンが青森でこんな形に進化したと、そう考えるだけでも面白い。
牛乳のコクにカレーの風味、そして隠し味的にスープに奥行きを与える味噌と、こんなブレンドを思い付いた当時の学生も客の妙な注文を受け入れた大将もそれぞれに偉い(笑)。
このドンブリも、当地青森で啜りたい一杯だ。
ここで、しばし休憩。
夕闇の近づく表参道は、沿道の両脇に人垣ができ始めていました。
皆さんの目的は、そう、「表参道冬ねぶた」。
鳥居の前の「ねぶた」方向から出陣の声が聞こえると、交通規制がかかり、昼間見た威容がこちらへ向かって動き出しているのが見えてくる。
そして、なにやら流線型を腰に抱えた連中が真っ先に飛び出してきた。
なーるほど、年末に新青森までの延伸を迎えることをアピールする、新幹線がモチーフだ。
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そして、らっせらーと跳ねるハネトたち。
まだ暮れ切っていない原宿駅前を蠢くように、青森ねぶたが行進してくる。
灯りを内に備えたねぶたが、周囲の明るさが落ちるに従って、コントラストを増してくる。
歩道橋の下に差し掛かったところで、急ブレーキ。
トップが引っ掛かりそうだとみるや、前列の引き手たちが中腰に腰を屈めて前傾姿勢を取る。
そのままそろりと掻い潜れば、沸き立つ拍手。
勇壮なねぶたは意外と柔軟な動きもできるのだ。
表参道をくだり、明治通りからUターンをする運行経路を戻ってくるねぶた。
足の速い新幹線たちがくるくると回りながら、戻ってきた。
お囃子のリズムとともに目の前を過ぎてゆく、ねぶた。
胸には、新幹線新青森開業のメッセージ。
そして、ねぐらへと戻るねぶたの背中。
その背中は、表参道では1台による色々と制約のある運行だったけど、当地青森では、20数台による力強い祭りが体感できるよ、と語っているよう。
夏の予定を考えなきゃいけないね。
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すし居酒屋「樽」で 鮭児しじみ汁三厩鮪青森誇る魚介田酒を供に(10年01月)
ラーメン「まるかい」で 煮干し醤油ラーメン澄んだ中の旨み風味(10年01月)
中華そば「長尾」浜田店で 煮干しの小青森煮干し中華を振り返る(10年01月)
カフェ「il PiNOLO CAFFE」で 青森りんごホットワインに和む(10年01月)
青森県観光情報サイト「とことん青森2010」http://www.aptinet.jp/ap_tokoton
久々に訪れた六本木ヒルズから星条旗通りを辿って、外苑西通り方向へ。
今なお往時のまま頑張っている「エントツ屋」を通りの向こうに眺めて、これもまた霞町界隈のランドマークだなぁと思う。
信号を渡り、その「エントツ屋」の前を通り過ぎたところで目の前の脇道を覗く。
道の先は暗く、右手には青山墓地の暗がりがずっと奥へと広がっていて、この先に飲食店がありそうな気配はない。
確かここの筈なんだけどと足を進めると、灯りの点る看板と暖簾とが目に入る。
鹿のモチーフと一緒に看板にある店の名は、「鹿角」だ。
奥のテーブルに陣取って開くお品書きは、
「秋田の銘々味」と題されている。
そう、「鹿角」は、秋田料理のお店なんだ。
初夏ものの「じゅんさい」があるんだね、とお願いすると、
食用菊をあしらった「じゅんさいの酢のもの」の小鉢が届いた。
真逆の時季なので、さっと鮮やかな色合いの、という訳にはさすがにいかないけれど、にゅるとした周囲のゼラチン質越しに箸の先でどう掴むか挑むのもまた愉しい。
瓶詰かな、こんな風に保存がきくのだね。
秋田で鶏と云えば、比内地鶏。
「とりわさ」でいただいてみるとそれは、たっぷりの芹とざっくり和えた器。
軽く湯引きした周囲に溶いた山葵のたれがすっと沁みて、
鶏の滋味を甘く引き立てる。
うん、いいね。
お酒は、店に名にも同じ「鹿角」をいただきましょう。
「とんぶり」もあるよと「とんぶり長芋」。
ホウキ草というくらいだから、竹箒のような草なのだろうね。
その実を煮たりなんだりと加工して、
こうして畑のキャビアとも呼ばれるぷちぷちの小さな宝石になる。
じゅんさいもそうだけど、こうして口に入れるように仕立てた初めてのヒトの着眼と工夫に感心するよね。
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お品書きにある「鰰」という文字はね、
ハタハタと読むんだよ確か、きっと、えっと、多分......。
そう笑いながら、コレ!と品書きの「子持ちずし」のところを指差し示す。
正解に頷きつつ訊けば、子を抱えたハタハタを使った熟れ寿司の一種だという。
あ、そうだ、あの弘前の鍋のあれだと脳裡に浮かべながら迎えたお皿には、なるほど茜色のつぶつぶを零れさせたハタハタが載る。
背にしたご飯と一緒にハタハタの身や子供を口に含むと、いわゆる発酵系の風味は穏やかで、澄んだ旨みのする優しい仕立て。
子のぷちぷちはやっぱりちょっと硬めかな。
白舞茸はバター炒めにしてもらいました。
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そうそう、秋田と云えば「いぶりがっこ」も。
漬けモノなのに、燻製であるこの妙味は何度齧っても嬉し愉しいぞ。
さて、秋田料理のトリをとるのはやっぱり「きりたんぽ鍋」。
すっきした旨みを湛えたあっさりめの汁にきりたんぽを解していただけば、お餅でも焼おにぎりでもない香ばしい食感に広がる滋味。
ぺろっと平らげては、でもさすがにこの鍋だけは、鍋の後に雑炊って訳にはいかないねと笑う(笑)。
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デザートに「くるみ餅」。
つるんとさせたお餅の中から零れ出る胡桃あんの鮮烈な風味が印象的だ。
青山霊園の南に潜む、きりたんぽ鍋と秋田料理の店、「鹿角(かづの)」。
挨拶に出てきてくれた大女将に訊けば、やはり秋田は鹿角のご出身。
もう15年にも亘って、秋田料理を提供してきているそうです。
「鹿角」 港区西麻布1-15-16 中沢ビル1F[Map] 03-3402-8212
堀に沿って並ぶ太い幹がそこに根付いてからの永い歳月を思わせる。
桜の頃にはきっと、壮麗な景色をみせるであろう弘前城趾は今、降る雪に覆われています。
江戸時代の津軽の中心となった城の廻りをぐるりと巡り、ナポの通人が聖地と呼ぶ「ナポリタン」を車中から拝んでから向かったのは、
郷土料理の店「しまや」。
予定よりも早く到着してしまったこともあって、ちょっと待ってねと云いながら近況あれこれをtakapuと交わしては、手元の動きがてきぱきと忙しい。
まず小鉢でいただいたのが「もやしの子和え」。
青森でもやしというと、大鰐の温泉もやしが知られているけれど、今夜のもやしは弘前のもやし。
やや長いと思うモヤシに塗していあるのは、極小粒ながらぷちぷちを主張する卵。
いつもの真鱈の子、真鱈子ではなくて、今夜はスケトウダラの子、スケ子で和えているそう。
素朴にして、乙な酒肴であります。
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ちょっとしたコッテリ感もいい「身欠きニシン」に続いて、頃あいよろしくさっと煮つけて凍豆腐にも味の沁みた「つぶ貝煮」をいただいたところで、こりゃいいやと女将さんに「熱燗!」と叫ぶ(笑)。
すると、女将さんの脇を補っているおばあちゃんが、練炭の上に載った銅の鍋の湯へとお銚子をすっと差し入れた。
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その使い込んで味わいの出た鍋の風情がいい。
注ぐお酒は、弘前の小さな酒蔵・三浦酒造の醸す「豊盃(ほうはい)」。
燗にして、ふっくらゆったりとした呑み口だ。
「豆腐かす」は、つまりはおからの和え物なのだけど、なんだろ、何気ない柔らかい味付けの中に優しい滋味が潜んでいて、嬉しいぞ。
鰯を潜ませてるのが、利いているのかもしれません。
「豊盃」の燗をお代わりを重ねていると、
女将さんが「ハタハタの鍋にしようね」と仰る。
もうすっかりお任せな状態(笑)で、ぶんぶん首を縦に振ってまたちびちび盃を干して待つことに。
そして、塩仕立ての汁とともに小皿によそってくれたハタハタは、お腹のほとんどを占めていたような卵を零れさせている。
卵は、意外やしっかりした歯応えで、その廻りをずるずるにゅるにゅるとした粘液が包んでいます。
なんとも独特の食感と不思議な旨みに思わず目を閉じる。
暫くして目を開けると(笑)、
ちょうど目の前で女将さんが烏賊を捌いているところ。
肝の袋をそっと取り出し、湯掻いた烏賊の胴の輪切りや下足に絡める。
ああ、おかあさん、それはズルいや!と再び叫んで、「豊盃」を口に含めば、ほーらこんなに真っ直ぐに酒を誘う肴もない。
その「ゴロ味噌和え」の魅力に、いつの間にか一杯になったカウンターの諸兄も思わず、「こっちにも」。
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鮮やかな紅色に使ったお手製「赤蕪の千枚漬け」や「ニシン漬け」でさらにちびちびちびちび。
津軽そばの「三忠食堂」に行ったのだけどもう閉めてしまっていたンですよーと夕方の顛末を話すと、「じゃぁさ、あたしの津軽そば、食べてみない?」と嬉しいお応え。
届けてもらった生そばを湯掻いて、どんぶりの出来上がり。
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ほー、ふわふわと軽やかなそばの食感が印象的だ。
ふーふーずるずるとあっという間にそばを啜り終えると今度は、なにやら薄手の昆布を取り出して、ご飯に巻いて包み込む。
ちょっと噛み切るところでコツがいるけどそのまま齧り付いてごらん、と女将さん。
えいっと歯の先を立てるようにして噛み切って咀嚼すれば、昆布のもつミネラルもグルタミン酸も海の風味と一緒に直截に味わうようで、これも素朴にしてズルい。
お土産に包んでくれた「若生にぎり」を御夜食にするンだもんね(笑)。
は~旨かった堪能したと祭りの終焉に和んでいると、最終兵器のデザートを繰り出して意表をつく女将さん。
林檎をシロップに漬け込んだもので、林檎自身の甘さとほの酸味を甘すぎないシロップがぐいっと引き出していて、ハッとするような美味しさにこりゃグランメゾンで出せるよと感嘆符。
やってくれるなぁー。
津軽郷土の心に女将さんの創意と感性と心意気が掛け合わさって、沁みる酒肴と味な惣菜の並ぶカウンターとなる、郷土料理「つしま」。
降り止んだばかりの雪を踏み締め振り返ると、そのまままた同じ暖簾を潜ってしまいそうです(笑)。
「しまや」 弘前市元大工町31-1[Map] 0172-33-5066
県庁近くの居酒屋「樽」を後にして、
雪のバンバン降る中やって来たのは青森屋台村。
赤や黄色の提灯が揺れる「さんふり横丁」には、15軒ほどの飲食店が軒を連ねているそう。
横丁の路地らしい、狭い間口の通路にも風雪が舞い降りています。
その中の一軒、海鮮居酒屋「やなせ」さんに狙いを定めて格子戸をガラガラと。
入った途端に眼鏡が曇る。
10席にも満たない小さな屋台なカウンターは温かで、オヤジさんの木訥とした笑顔が迎えてくれます。
軒先で揺れる黄色い提灯は「ハイボールはじめました」の提灯だもんねと、早速「ハイボール」をお願いすると、いつもの亀甲ジョッキではなくて、アサヒビールのジョッキで出てくるところがなんともご愛嬌。
亀甲ジョッキは大事にお家に持って帰っちゃったンだって(笑)。
手元の品書きはもとより、至るところに貼られた品札を見上げてきょろきょろ。
やっぱり「なまこ」は清水川なんだねなどと思いながら、その隣に貼られた「鯨刺身」をいただいてみる。
厚切りの身はルイベ状ではなく、かつ獣っぽさのない乙なお味。
おろしニンニクでもおろし生姜でも、どちらでも合う。
オヤジさん、どこで揚った鯨だって云ってたかなぁ。
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なかなかの人気モノだというのがよく判るのが、
鰺ヶ沢・長谷川牧場の有精自然卵を使った「玉子焼き」。
出汁巻き仕様の焼き立てを口の中で転がすようにホフハフいいながらいただけば、柔らかな旨みと玉子の優しさがじわじわと身体の芯に伝わって幸せになる。
これは、オヤジさんの後ろで活躍している女将さんの手によるものかな。
なんと「どっちの料理ショー」に出演しちゃった玉子焼きでもあるらしい。
ふ~、ホフハフ。
むつ市の「関乃井」なんぞをツツツとやっつけているところに届いたのが、
「白子の揚げ出し」。
鱈白子のとろんとしたコク味と汁に浸ってフヤケ始めた天ぷら衣のイケナイしどけなさ。
これはもう、語るまでもなくズルイよなぁーの逸品であります。
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そしてこれまた素朴なクセして満ち足りた幸せな心持ちにさせてくれたのが、
takapuが是非にという「鱈のじゃっぱ汁」。
捨てる(じゃっぱ)ところを使うから「じゃっぱ汁」。
灰汁のない澄んだ汁には嫌味のない旨みが、あれあれ?って思うくらい豊かなのだ。
鱈のアラってのもやってくれるものだねぇ。肝も活躍しているのかな。
身も心も温まって、ぬくぬくだ。
「さんふり横丁」の"さんふり"とは何かというと、津軽人の気質を表現する三つの"ふり"からきている、とWebサイトにある。
いい格好しぃの「えふりさん」で、お金や物を持っていると見栄を張る「あるふりさん」で、知ったかぶりな「おべだふりさん」なのが津軽のヒトなんだという。
でも、リーフレットで「七子八珍」の説明をしてくれた、気の置けない空気と表情のオヤジさんを見てると、それが意外なことにも思えてくるね。
青森屋台村・さんふり横丁の真ん中あたり。
下北から、南部から、津軽からと郷土の魚介を活かした酒肴が目白押しの、
小さな海鮮居酒屋「やなせ」。
海のものあれこれに目移りしっぱなしだけれど、
「生姜味噌おでん」「鳥のネクタイの塩焼き」「田子のにんにく揚げ」「豚バラ塩焼き」などなどと魚介以外のメニューも気に掛かる。
オヤジさんに会いに、また行かなくちゃだ。
□関連記事:すし居酒屋「樽」で 鮭児しじみ汁三厩鮪青森誇る魚介田酒を供に(10年01月)
「やなせ」 青森市本町3-8-3 さんふり横丁内 [Map] 090-5188-5380
'12/01/13(金)by:まさぴ。さん
Re:ぷんきちさま
口 洋食・居酒屋「とおさんぼ」で 町角のカキフライとナポと生姜焼き大井町のローメンは、最初食べた時には、おおお!と思ったのですが、も一度訪ねた時にうむむ?と思ってもう一度赴こうと考えているところです(笑)。
今年もよろしくお願いします。
'12/01/13(金)by:Gingerさん
あのだらけた飲み会がこんな憂いある文章になっちゃうなんて。
口 中国風菜館「萬里」で 伊那地方特有の麺料理ローメン発祥の店さすが叙情派のまさぴさん。
実はパンイチなんて想像できません(笑)
また誘ってねー(^o^)/
'12/01/09(月)by:ぷんきちさん
亀レスですいません。
口 Italian wine Bar「metameta」で イタリアワイン拘って呑める場所ちょっと遅いですが明けましておめでとうございます。
大井町のローメンはアメリカの中華料理店などにある、汁無しの和え麺タイプですよね。
番外編としてそのうち行って見たいところではあります。
情報提供ありがとうございます。
'12/01/07(土)by:まさぴ。さん
Re:keiさま
口 Italian wine Bar「metameta」で イタリアワイン拘って呑める場所やっぱり、飯田橋時代のファンも多かったのですね。
メールいたします〜。
'12/01/06(金)by:keiさん
はじめまして。
metametaを探していてこのブログに出遭いました。
飯田橋のmetametaにたまに通っていたのですが、いつのまにか移転していました(泣)ふらっとひとりでもイタリアワインを楽しめるので大好きなお店だったのですが。。。
ふと思い立って検索してみたらこちらを見つけてビックリしました。
久しぶりにおいしいイタリアワインを飲みに行きたくなりました♪
できたら八丁堀のどのあたりかメールでも良いので教えていただきたいです。
口 FISH and CHIPS 「DELIGHT」で 三が日の神社のチーズバーガーよろしくお願いします!
'12/01/06(金)by:まさぴ。さん
Re:グヤ兄さま
この一年が倖せな一年でありますように。パン一で神主さんに怒られました~(笑)。
今年もよろしくお願いします♪
'12/01/06(金)by:まさぴ。さん
Re:seppさま
口 FISH and CHIPS 「DELIGHT」で 三が日の神社のチーズバーガーおめでとうございます♪
ザルツ村、暖かくていつも以上に雪も少ないみたいですね。
不定期に、あっちゃこっちゃな日記ですが(笑)、お付き合いくださいませませ。
よろしくお願いします。
'12/01/05(木)by:グヤさん
パン一でニ礼二拍手一拝?
この一年が倖せな一年でありますように。今年もよろしく~
'12/01/05(木)by:seppさん
あけましておめでとうございます! 今年もジャンル・場所共に多様な内容で楽しませてください。
暖かいザルツ村より。
この一年が倖せな一年でありますように。'12/01/02(月)by:まさぴ。さん
Re;桃猫さま
おめでとうございますー。いや〜、そんな過分なー。ありがとうございます。
今年もたまには覗いてくださいね (^-^)/ 。